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犬種図鑑

2020.10.10

ロマーニョウォータードッグの全て|ルーツから性格・外見の特徴まで

カーリーヘアが特徴的なロマーニョウォータードッグをご存知でしょうか?テディベアのような愛らしい外見をしていますが、元鳥猟犬、現在は優れたトリュフ探知犬として活躍してます。日本では馴染みが少ないですが、フレンドリーでしつけがしやすく育てやすい為世界中で人気が高まってきている犬種です。ここでは、そんなロマーニョウォータードッグについての歴史から性格、外見の特徴、平均寿命などについて紹介していきます。

Author :関 ゆりな/ドッグライター

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ロマーニョウォータードッグの誕生の歴史・ルーツ

ロマーニョウォータードッグ

ロマーニョウォータードッグの起源については明かされていませんが、少なくともイタリアのルネサンス期まで遡ります。イタリア北部のロマーニャ地方の湿地帯で、鳥猟犬として活躍してきた犬が先祖と見られています。
2015年にAKCでは、「ロマーニャの湖犬」を意味する「ラゴットロマニョーロ」(Lagotto Romagnolo)という犬種名で登録されました。

活躍の歴史

ロマーニョウォータードッグが生息するロマーニャ地方の湿地の干拓が進んだことで、鳥猟犬としいう本職を失ってしまいます。そのため、陸地でロマーニョウォータードッグの鋭い嗅覚を使い高級食材のトリュフを探し当てるトリュフ探知犬へと変化し、活躍しています。
これによりロマーニョウォータードッグは、世界でも最も優れたトリュフ探知犬として認められた唯一の犬種になりました。

分類される犬種グループ

ロマーニョウォータードッグは、JKCに登録されていませんが、FCI(国際畜犬連盟)には「8G:7グループ以外の鳥猟犬」に分類されています。
この犬種グループには、スパニエル種やゴールデンレトリバーなどのレトリバー種が多く属しています。

ロマーニョウォータードッグの外見の特徴

ロマーニョウォータードッグ

ここでは、ロマーニョウォータードッグの体のサイズや被毛などの外見的特徴について紹介していきます。

適正体重・標準体高

ロマーニョウォータードッグの標準体高は、メスが41~46cm、オスが43~48cm、適正体重がメスが 11~14kg、オスが 13~16kgです。 小さめの中型犬に分類されますが、丈夫で筋肉質な体型をしています。

カーリーコートがチャームポイント!

ロマーニョウォータードッグを見た時、まず目に止まるのはくるんとカールしたカーリーコートではないでしょうか。顔からしっぽまで全身を豊富なカーリーコートに覆われており、その愛らしい姿から動くテディベアと言われていることも納得できますね。

被毛の特徴

ここでは、ロマーニョウォータードッグの被毛の特徴について紹介していきます。

コートタイプ

ロマーニョウォータードッグは、先ほども紹介したように均等に巻かれたカーリーコートです。二重構造のダブルコートの豊富な下毛は防水性で、水鳥を狩る間も体温を奪われないよう保護する役割がありました。
抜け毛や匂いが少ないタイプですが、絡まりやすいため定期的なブラッシングとシャンプーが必要になります。また年に数回のクリッピングを行うことで、美しい被毛を保つことができます。

代表毛色

ロマーニョウォータードッグの毛色は、オフホワイトやホワイト単色、ブラウンやホワイトをベースにブラウンやオレンジ班など様々でバリエーション豊富です。

ロマーニョウォータードッグ性格の特徴

ロマーニョウォータードッグ

ここでは、ロマーニョウォータードッグの性格の特徴について紹介していきます。

愛情深く献身的

ロマーニョウォータードッグは、愛情深く甘えん坊で献身的な性格です。他の犬とも仲良くすることができ、小さな子供の遊び相手にもなってくれます。ただ、若いうちは興奮しすぎてしまうこともあるため、小さな子供と遊ばせる場合は大人がしっかりと監督するようにしましょう。

忠実で賢い

ロマーニョウォータードッグは、とても賢く忠実なため高度なトレーニングが可能です。初心者でも比較的しつけが簡単だとして、世界中で人気が高まっています。
作業犬として仕事への意欲が高いので、十分な運動に加えて頭を使うゲームやトレーニングを行ってあげるといいでしょう。

ロマーニョウォータードッグの寿命と気をつけたい病気

ロマーニョウォータードッグ

ここでは、ロマーニョウォータードッグの平均寿命と気をつけたい病気について紹介していきます。

平均寿命

ロマーニョウォータードッグの平均寿命は、15~17年と言われています。犬の平均寿命は、12~15歳と言われていますから、平均より長いことがわかりますね。

気をつけたい病気

ロマーニョウォータードッグは、一般的にとても健康ですがいくつかの気をつけたい病気がありますので、紹介していきます。

てんかん

てんかんとは、全身の痙攣や意識障害を発作的に繰り返す慢性的な脳の疾患です。
生後6ヵ月頃から3歳までの若い時期に発症することが多く、遺伝的要因が関係している場合が多いと言われています。てんかんの発作は突然起こり数秒から数分程度で終わりますが、慌てずに継続時間を測り、どんな発作が起こったか詳しくメモして、早めに動物病院を受診してください。

股関節異形成

股関節異形成は、関節部分の発育過程で変形を起こし、噛み合わない為に起こる疾患です。大型犬に多く見られ、生後4~12ヵ月の発育期に確認されることが多いと言われています。
横座りなど座り方が変だったり、腰を振って歩く、うさぎ跳びのように後ろ足を同時に動かして走るなどの症状が見られます。このような症状が見られたら早めに動物病院を受診しましょう。

ロマーニョウォータードッグは一言でいうとトリュフ犬!

ロマーニョウォータードッグ

ロマーニョウォータードッグは、鳥猟犬から高級食材のトリュフ探しのプロとして変化した経歴をもつ珍しい犬種です。また、しつけもしやすく、抜け毛も少ない上にアレルギーが起きにくいため、イタリアのみならず世界中でペットとしての人気が高まっています。

  • 更新日:

    2020.10.10

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ライター・監修者プロフィール
  • ライター:関 ゆりな
  • ドッグライター
  • ビションフリーゼのココメロ(1歳)とのんびり暮らすフリーランスライター。ココメロの健康のため栄養満点の手作り食を作るべく、栄養学について勉強中。 長年犬を飼ってきた経験を元に、愛犬との生活がより充実できるような、愛犬家の皆様のためになる情報発信を目指します。