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犬種図鑑

2020.10.14

イースト・シベリアン・ライカってどんな犬?ルーツから紐解く犬種図鑑!

イースト・シベリアン・ライカという犬種をご存知でしょうか?ロシアを原産とするライカ犬の一種で、厳しい環境でも耐えられる分厚い被毛と大きな獲物にも立ち向かう勇敢さを持つ狩猟犬です。
JKCやAKCにも登録されておらず、日本ではまず見ることのない犬種です、まだまだ海外でも珍しい犬種です。そこで今回は、世界的に見ても希少なイースト・シベリアン・ライカについてルーツから性格、外見の特徴、かかりやすい病気などについて紹介していきます。

Author :関 ゆりな/ドッグライター

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イースト・シベリアン・ライカの誕生の歴史・ルーツ

イースト・シベリアン・ライカ

イースト・シベリアン・ライカは、ロシア原産の狩猟犬で、シベリアの土着犬を先祖とする4種類いるライカの一種です。
なかでもイースト・シベリアン・ライカは、移民によって持ち込まれた中国や日本の犬の血が入っていると考えられています。1947年に他のライカとは別の犬種として確立されましたが、FCI(国際畜犬連盟)に登録されたのは2011年とさらに最近になります。
その他JKCやAKCには登録されておらず、原産国以外での飼育は稀な希少犬です。

活躍の歴史

イースト・シベリアン・ライカは、番犬やそり犬など広い用途で用いられてきましたが、特に狩りを得意とします。
気候の厳しいシベリアの山岳地帯や森林などでミンクやカワウソなどの小動物からクマなどの大型の獲物に対しても怯むことなく立ち向かい、人間の生活を助けてきたのです。現在でもロシアで、現役の番犬や狩猟犬として活躍しています。

分類される犬種グループ

JKCに登録されていないため、FCIでの犬種グループでの紹介になりますが、イースト・シベリアン・ライカは、「5G:原始的な犬・スピッツ」に分類されています。
このグループに分類される犬種の特徴として、尖ったマズルとピンッとした立ち耳、巻尾などの外見的なものがあります。

イースト・シベリアン・ライカの外見の特徴

イースト・シベリアン・ライカ

ここでは、イースト・シベリアン・ライカの外見の特徴について紹介していきます。

適正体重・標準体高

イースト・シベリアン・ライカの適正体重は18~22kgと言われており、中型犬に分類されます。また、標準体高はオスが57~64cm、メスが53~60cmとなっています。

尻尾がチャームポイント!

イースト・シベリアン・ライカのオオカミに似た外見が特徴的で、骨太で筋肉質な体に、ピンと直立した三角形の耳、楕円形の目を持っています。チャームポイントをあげるとするなら、くるっと背中に巻かれたフサフサの尻尾でしょうか。

被毛の特徴

ここでは、イースト・シベリアン・ライカの被毛の特徴について紹介していきます。

コートタイプ

イースト・シベリアン・ライカは、寒さの厳しいシベリアの山岳地帯でも耐えられるよう密集した粗い直毛のダブルコートです。
そのため、普段から抜け毛が多いので、定期的なブラッシングとグルーミングが必要になりますが、特に換毛期は大量の抜け毛が発生するため、毎日ブラッシングしてあげましょう。

代表毛色

イースト・シベリアン・ライカの毛色は、ブラック、ブラックアンドホワイト、ブラックアンドタン、ホワイトなどがあります。また、レッド、ソルト&ペッパー 、ブラウンなどの毛色も許容されています。

イースト・シベリアン・ライカの性格の特徴

イースト・シベリアン・ライカ

ここでは、イースト・シベリアン・ライカの性格の特徴について紹介していきます。

勇敢で独立した性格

イースト・シベリアン・ライカは、自分の体よりも大きい獲物を狩っていた狩猟犬の血が色濃いため、用心深く勇敢な性格です。
狩りへの意欲が非常に強いため、他の小動物との同居は難しいでしょう。また、多くの運動量を必要とする犬種ですが、他の犬とも相性が合わず攻撃性を見せる場合があるため、ドッグランには向いていないと言えます。

飼い主には忠実

イースト・シベリアン・ライカは、見知らぬ人には強い警戒心を抱くことがありますが、信頼できる飼い主にはとても忠実で愛情深い性格です。
頭がよく物覚えもいいのでトレーニングを喜んで行いますが、頑固で独立心が高い性格でもあるため、トレーニングの難易度は高めです。イースト・シベリアン・ライカから信頼を得るためには、飼い主のリーダーシップ性と生涯を通して一貫したしつけを行うことが重要になります。

また、狩猟犬としての警戒心の強さから攻撃性を出しやすいですから、社会性をしっかり身に着けさせることも大切です。

イースト・シベリアン・ライカの寿命と気をつけたい病気

イースト・シベリアン・ライカ

ここでは、イースト・シベリアン・ライカの平均寿命から気を付けたい病気について紹介していきます。

平均寿命

イースト・シベリアン・ライカの平均寿命は、12~15歳と言われています。犬の平均寿命は、12~15歳程度と言われていますから、平均的と言えるでしょう。

気をつけたい病気

イースト・シベリアン・ライカは、遺伝病が少なく健康的で丈夫な犬種と言われていますが、いくつかの気を付けたい病気があります。

股関節異形成

股関節異形成とは、股関節の発育過程で異常が起こり、関節の噛み合わせが悪くなったり、炎症を起こしたりする疾患です。発症すると女の子座りをしたり、足を引きずる、腰を振るように歩く、階段などの段差の登り降りを嫌がるなどの症状が見られます。
特に大型犬に起こりやすく、生後4~12ヶ月頃に確認されることが多いとされていますが、2歳などの成犬でも発症する場合もあります。

白内障

白内障とは、水晶体が白く濁り、視力障害が起こる目の病気です。犬の白内障は加齢によるものがほとんどですが、遺伝や糖尿病などの別の疾患によって引き起こされることもあります。
予防法はないため、愛犬の目が白っぽくなったと感じたり、家の中でつまずく、暗い場所を嫌がるなどの異変が見られた場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

イースト・シベリアン・ライカは一言でいうと万能犬!

イースト・シベリアン・ライカ

イースト・シベリアン・ライカは、狩猟犬として活躍してきた犬種ですが、長い年月をへて家庭犬としても愛されています。原産国のロシア以外では、まだまだ希少な犬種ですが、愛情深い家庭犬や番犬、そり犬などオールラウンドな活躍をしている万能な犬種と言えるでしょう。

  • 更新日:

    2020.10.14

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ライター・監修者プロフィール
  • ライター:関 ゆりな
  • ドッグライター
  • ビションフリーゼのココメロ(1歳)とのんびり暮らすフリーランスライター。ココメロの健康のため栄養満点の手作り食を作るべく、栄養学について勉強中。 長年犬を飼ってきた経験を元に、愛犬との生活がより充実できるような、愛犬家の皆様のためになる情報発信を目指します。