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犬にまつわる雑学

2020.10.29

日本と世界における闘犬の歴史とは?現在の各国の取り組みも

人間と犬の長い歴史において、闘犬という文化が流行した時代があります。犬同士を激しく戦わせるか、犬と別の動物を戦わせる様子を娯楽とするのが「闘犬」文化ですが、いまとなっては想像するだけで痛々しい光景です。
そんな闘犬は誰がどこで始めたのでしょう?ここでは、日本と世界での闘犬の歴史を解説していきます。さらに、闘犬の歴史を踏まえて現在の取り組みについても紹介していきます。

Author :ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー

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日本における闘犬の歴史

闘犬の歴史

日本の闘犬と言えば、土佐闘犬を思い浮かべる人がほとんどなのではないではないでしょうか?しかし、実は闘犬が日本で始まった当初は、主に四国犬が闘犬として使われていました。

日本の闘犬文化は、12~13世紀頃にはじまりました。人々が犬を戦わせる闘犬の姿は鳥獣人物戯画にも描かれており、いかに歴史が古いかをよく知ることができます。

少しあとの14世期には、土佐藩で士気を高めるために闘犬がさらに頻繁に行われるようになったのです。

土佐闘犬の歴史は?

江戸時代後半から明治時代にかけて様々な洋犬を掛け合わせ、さらに闘犬に向いた強い犬種を作り出す取り組みが始まりました。さらに闘争心と耐性が強い犬を作り出すため、マスティフやブルドッグなどの犬種が掛け合わされたのです。そしてその結果として生まれてきたのが、現在の土佐闘犬です。

最近では土佐闘犬は日本の闘犬の代表犬種です。現在でも土佐闘犬の攻撃性は根強く定着し、飼育が困難な犬種として知られています。これは、最強の闘犬を作りたいという繁殖の名残とも言えます。

世界における闘犬の歴史

闘犬の歴史

闘犬の紀元はローマ帝国の時代にまで遡ることができます。

ローマ人が現在のイギリスへ攻撃を仕掛けた際に、闘犬による戦いも行われていました。最終的にイギリスはローマ帝国に敗北したものの、イギリスの闘犬の方が優秀で、戦争後にローマ人がたくさんの闘犬をイギリスから輸入したことが確認されています。

その後、闘犬は戦争の手段としてだけではなく、娯楽の一種として民衆に楽しまれるようになりました。コロッセムでも数多くの闘犬が他の闘犬や凶暴な動物と戦ったことが確認されています。

闘犬がアメリカ大陸へ進出

アメリカ大陸では1700年代頃から闘犬が行われていたことが確認されています。しかし、南北戦争後に闘犬の人気が増し、さらに頻繁に行われるようになったのです。この頃は警察や消防士が主に闘犬観戦を楽しんでいました。

闘犬に関する現在の各国の取り組み

闘犬の歴史

闘犬は古い歴史があるものの、最近では動物愛護の観点から法律的に禁止する国が増えています。日本では闘犬は伝統の一部として見なされ、まだ合法です。しかし、愛犬家が増える現代、日本でも闘犬はタブーだという考えが広まっています。

2017年には「とさいぬパーク」が経営不振で閉園し、注目を集めました。とさいぬパーク以外でも、闘犬を身近に感じる機会は減ってきています。

世界での取り組み

アメリカやヨーロッパのほとんどの国々では闘犬は禁止され、厳しく罰せられています。犬同士を戦わせることが問題視され、動物の権利を侵害することで、闘犬は人間のモラルに反する行為だと考えられています。

しかし、現在でも闘犬は密かにおこなわれ、その現場では高額な現金のやり取りが発生しているのが現状です。閉ざされた環境の中でおこなわれているため、警察も闘犬の取締りに苦労しています。

闘犬の歴史を知った上でこれからについて考えよう

闘犬の歴史

ここでは、闘犬の歴史について詳しく解説していきました。闘犬は深い歴史がありますが、動物同士を戦わせる行為が動物愛護の文脈で許されるのか、論点になっています。あなたは闘犬についてどう思いますか?闘犬の歴史を理解することで、人との深い関わりを理解することができます。その関わりが深いからこそ、現在でも取締りに苦労しているのかもしれませんね。闘犬とモラルについて深く考えてみてくださいね。

参考文献
  • 更新日:

    2020.10.29

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ライター・監修者プロフィール
  • ライター:ルエス 杏鈴
  • 犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー
  • 大好きなジャーマンシェパードとドタバタな日々。いろいろなことに愛犬と挑戦するのが大好きで、ディスクドッグ、アジリティ、警察犬の訓練など様々なトレーニングに携わった経験がある。 愛犬を迎えたことを機に犬の美しさや犬との生活の魅力を伝えるべく、ドッグフォトグラファーとしての活動開始。また、ドッグトレーニングや犬との生活を活かし、2019年4月頃より愛犬家のために記事の執筆を開始。 写真や記事の執筆を通して犬が犬として幸せに過ごせる世界づくりに携わるのが目標。