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ゴールデンレトリーバーとSUPを楽しむ
お出かけ / 遊び

2020.11.10

君たちは私の太陽〜海辺でゴールデンレトリバーと暮らす日々〜

愛犬とボード遊び『はじめの一歩』〜いよいよSUPに!乗ってみよう~

海水浴場が開設されない「新しい生活様式」という経験したことのない夏がやってきました。旅行に行くのはちょっと不安、外で遊ぶには暑すぎる、そんな夏休みでしたが、皆さんはどんな夏を過ごしましたか?そんな中でも、我が家のディロンは毎朝海水浴そして週に1回SUPを楽しみました。「実は私も犬と一緒にSUPやってみたい!」そんな方も多いのではないでしょうか?そこで、このブログでは2回に分けて「ボード遊び・はじめの一歩」と題して、まだどこのサイトでも紹介していないボードへの乗せ方とボードを使った遊び方のコツをお伝えします。第2回の今回は「いよいよSUPに乗ってみよう」の極意です。

#ゴールデンレトリバー / #人生を変えたゴールデン

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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愛犬と憧れの水上散歩に挑戦してみよう!

ゴールデンレトリバーとSUPを楽しむ様子

ウチのコとSUPに乗ってみたい!そう思っている方も多いのではないでしょうか?愛犬と一緒に1本のボードに乗って、歩いては行けない場所へアプローチするのは、ちょっとした冒険気分を味わえちゃいます。行く場所は、海なら沖に浮かぶ島や陸からはエントリーできないビーチ、湖なら小さな入り江や湖のど真ん中など、誰もいないところへ自由に行けるのもSUPの魅力です。

飛び跳ねる魚に目を輝かせている今まで見たことのないウチのコの表情に出会えるのもSUPならではの楽しみ。どんな遊びからも得ることができない最高に楽しい瞬間なのです。

まずは愛犬とボードで遊ぼう!

前回のブログでお伝えした「乗って」のコマンドでボードに乗れるようになったら「ボードに乗ると楽しい」と愛犬に思ってもらえるように、ボールキャッチや飛び込みなど、ボードを使った遊びに挑戦してみましょう。

陸上とは違い、水上でグラグラ揺れるボードは、犬にとっても不安定な場所です。不安定な場所は、犬にとって怖いもの。ちょっと揺れると飛び降りてしまって、もう乗ってくれない、そんなお悩みをよく耳にします。ボードに乗せるには、ボードに乗ると楽しいことがあるという体験が成功の鍵。

まずは、慣れてもらうために、ボードから飛び込んで泳がせたり、一緒にボードに乗ってボールキャッチをしたり、犬が喜ぶように工夫して遊んでみてください。この時、ボードの前の方に乗るクセをつけておくことがポイントです。

ウチのコを乗せる前に

人間よりもはるかにバランス感覚に優れ、体幹が強い犬たちは、ボードに乗ることも朝飯前のはずです。問題は、運動不足の飼い主さん、アナタなのです。犬と一緒に乗る前に、まずは飼い主のあなたが練習することが大切です。ボードの上で、不安な気持ちを持っていると、犬にも伝わってしまい、ボードから飛び降りてしまいます。アナタが「大丈夫だよ!」と自信を持って、ボードに乗っていることが何よりも大切です。

初挑戦するには波のないところがおすすめ!

陸上で見ているのと違い、どんなに静かな水面でも、水上に浮かんでいるボードはゆらゆらと揺れます。上手にバランスを取らないと、ボードから落ちることは必至です。初めてボードに乗る場合は、無理して立とうとせず、立膝または正座をして、ボードの揺れに慣れましょう。ボードの中心に乗ることで、バランスが取れ落水しにくくなります。

一緒に乗る時は、犬が先が基本

ゴールデンレトリバーとSUPを楽しむ

ボードに乗ることに慣れてきたら、犬と一緒にボードに乗ってみましょう。犬を乗せる時の基本は「犬を先に乗せる」こと。ボードが動かないようにしっかりと押さえてあげて、犬に「乗って」と指示を出しましょう。飼い主が先に乗ってしまうと、置いていかれるのではないかと犬は不安になります。また、もし犬が上手に乗れなかった時に、腰を持ち上げてあげるなどのサポートをするためにも、犬を先に乗せましょう。

ボードのどこに乗ればいい?

ボードに犬と一緒に乗る場合、基本のスタイルは「犬が前」です。ただ、臆病な子の場合は、後ろや足元に乗りたがります。どんなボードでも、基本的には人間一人が乗るように設計されています。そのため、大型犬のように人間と変わらない体重があるコを乗せる場合は、重さを分散させることが大切です。

人も犬も同じ場所に乗ったり、犬が真ん中、人が後ろや前に乗るとボードはバランスを崩してしまいます。犬を乗せる時は、人間がボードのセンターより少し後ろに乗り、犬を前に乗せるとボードは比較的安定します。

いよいよ愛犬と一緒に水上へ!

ゴールデンレトリバーとSUPに乗っている様子

いよいよ憧れの水上散歩です。ワクワクが止まりませんね。犬をSUPに乗せて漕ぎ出す時は、犬が動き回らないようにしないといけません。動くボードが強くて、歩き回ってしまったり、飛び込もうとしたり、犬は予想外の動きをすることがあります。ボードが動き出したら、なるべくじっとしていてもらいたいので、「ステイ」「マテ」などのコマンドを出すことが有効です。

ただし、ボードの一緒に乗るのは「楽しいこと」を刷り込むためにも、どんなに犬が指示に従わなくても、絶対に叱らないでくださいね。

はじめは、立て膝で漕ぎましょう

初めて犬と一緒にボードに乗るときは、立て膝で漕ぎましょう。立て膝では、犬との距離も近く、出した指示も犬に届きます。また、ボード上でバランスもとりやすいため、落水することが少なくなります。何回か立て膝で漕ぎ、ボード上での犬の動きや表情などをよく見て、怖がっていないかなどを確認することがおすすめです。慣れてきたら、立ち上がって漕いでみましょう。犬との距離は離れますが、周囲の状況がよく見え、地形や方角を確認しやすくなります。

絶対にやってはいけないこと

SUPで水上をお散歩することはとても気持ちのいいものです。ところが、ボードの上で「ワンワン!」吠えっぱなしになっている犬をよくみかけます。「怖いから下ろしてほしい」「ボールを投げてほしい」など、理由はさまざまあると思いますが、これは「他人迷惑」です。

特に、静かな湖では周辺に吠え声が響き、とても迷惑になってしまいます。もし、あまりに吠えるようなら、原因を突き止め必ず解決しましょう。また、恐怖や不安で吠えているのでしたら、すぐに陸に上がりましょう。

犬と一緒に乗るSUPボードの選び方

ゴールデンレトリバーとSUPに乗る

体重が10kg以下の小型犬の場合は、どんなボードにも乗せられますが、犬の体重が重くなればなるほどボード選びは慎重に行う必要があります。また、犬が滑ってしまったり、ボードにぶつかって怪我をしてしまわないように、「犬に優しい」ボード選びをしてください。

犬が滑らないボードとは

犬がボードに乗るときには、4本の脚を踏ん張って乗ります。そして、犬が脚を踏ん張るときには、必ず爪を立てます。つまり、ボードの上で爪を立てて、脚を踏ん張り体を支えているのです。そこで、おすすめしたいのが一般に「ソフトボード」または「ソフトデッキ」と呼ばれているタイプのボードです。

これは、ボディボードと同じような柔らかいスポンジ状の素材で作られているボードです。この素材のボードは、犬が爪を立てやすく、また柔らかいためぶつかっても怪我をしません。

幅の広いボードがおすすめ

ボードには、長さ・幅・形状など用途に合わせてさまざまなデザインがあります。おすすめは「クルージング用」や「ファミリー向け」と謳われているボードです。子供が乗ることを想定してデザインされたボードは、安定性が高くまた安全性も考慮されているものが多くあります。また、ボードの長さよりも幅の広さ(目安は、32以上)を優先して選ぶことがポイントです。

ライフジャケットとリーシュは絶対に着用して!

SUPは誰でも気軽に楽しむことができるマリンスポーツです。そのためか、自らの身を守るライフジャケットや命綱でもあるリーシュを着用せずに水上散歩をしている方を多く見かけます。愛犬にはライフジャケットを着用させていながら、自らは何もつけていない方もたくさんいらっしゃいます。

水上では、何が起こるか予測不能です。いざという時に、愛犬だけ水上に取り残されてしまったら、と考えて行動をすることが重要なのです。ライフジャケットがあれば、たとえ落水しても浮いて助けを待つことができます。

また、リーシュをつけていればボードと離れることもありません。一番怖いのは、落水した時にボードと離れてしまうことです。自分だけは大丈夫!そんな考えは水上では通用しません。SUPを楽しむ時には、必ずライフジャケットとリーシュを着用するよう心がけてください。

ウチのコが相棒に変わるとき

ゴールデンレトリバーがSUPに乗る

愛犬と一緒にSUPで水上散歩を楽しむと、普段のお散歩では見せない表情や行動を見ることができることも楽しみの一つ。ボードの上から、泳ぐ魚をじっと見つめていたり、揺れる海藻に興味を示したり、陸上では見せることのない行動や、家の中では想像もできなかったたくましさに出会えるのもSUPの醍醐味です。大自然の中で、流れ行く景色をボードから一緒に眺めていると、甘えっ子だったウチのコが、立派な相棒に見えてくるはず。愛犬と一緒に楽しむSUPは、自然を堪能できるだけではなく、ウチのコの隠れた才能を発見できる絶好の機会でもあるのです。ぜひ、ルールとマナーを守って愛犬とSUPを楽しんでくださいね。

  • 公開日:

    2020.10.24

  • 更新日:

    2020.11.10

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ライター・監修者プロフィール
  • ライター:西村 百合子
  • ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士、犬の東洋医学生活管理士2級
  • ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。 現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。