犬の体に現れるデキモノは、腫瘍の種類によって様々な部位に出現するそうです。茶々の場合、耳たぶの先端にできました。
数年前、最初にそれを発見したのは、朝のお散歩へ行く直前のことでした。ハーネスを付けようとした時、耳たぶの先端に毛がないことに気付きました。
「ん?何だこれ?」
よく見れば米粒程度のニキビのようなものがあり、その部分だけが硬かったのです。
そのまま気に留めずに放置しておいたのですが、デキモノっぽいものはだんだんと大きくなるばかり。いつしか4ミリ程度にまで成長していました。
さすがに放置できなくなり、行きつけの動物病院で診察を受けることに。
腫瘍の組織を少し削って病理診断をした結果、それは悪性ではなく良性ではないか?ということでした。
診断結果を聞いて胸を撫で下ろしましたが、直すには外科手術での切除しかありません。
確かに見てくれは少々悪くなるものの、無理に麻酔を施して手術をすれば体への負担も相当なものです。
もし痛みが無くて日常生活に支障がないなら、手術しないことも方法です。茶々のデキモノはその後どうなったのでしょうか。
このデキモノは被毛の毛根が腫瘍化したものだと聞きました。そしてある程度大きくなると自然に破裂するものだとも。
受診してから1年近く経過した時、ついにデキモノが自然に破れました。多少の出血を伴ったため、病院で治療を施します。
化膿止めの軟膏を塗り、念のために抗生物質も処方してもらいました。デキモノが破れたおかげで耳が軽くなったのか、茶々も楽になったかも知れません。
いったん破れたものの、また少しだけデキモノは大きくなり、現在はすっかり落ち着いています。デキモノ自体が角質化したというのでしょうか。
相変わらず耳たぶのデキモノは目立ちますが、これも茶々の個性だと思って、これからもうまく付き合っていこうかと思っています。
今回はデキモノの話をさせて頂きましたが、例えば高齢だったり、心臓が生まれつき弱かったりすると、麻酔そのものが大きな負担となります。
もし生活に支障がないレベルの疾患であれば、あえて手術を受けないという手段もあるのかと感じます。
「ブログ|柴犬茶々のオテンバ日記」記事一覧