右目を細め、涙をためている愛犬。どうやら右目に何かあるようです。何があったのかな?と動物病院へ。処方してくださった点眼薬と愛犬。
シニアな愛犬の近況報告、愛犬の右目と点眼薬にまつわるお話です。
ある日、愛犬を見ると右目だけ細め、ようすが変でした。そっと右側から手を近づけてみると、いつも以上に驚く愛犬。
これはおかしい。左側も試してみたのですが、あきらかに右側からせまる手を警戒する愛犬。
さて、何が起きたのかな?と考えながら愛犬のようすを観察。愛犬の目を眺めながら、見えにくい?それとも痛みがある?外の温度は40度。暑い中、病院に連れていくべきなのか、それとも次回、薬をもらいに行くときでも大丈夫なのか、悶々と考えるのでした。
愛犬の様子を観察していると、明るい場所で目を細めていることが分かりました。明るい場所で目を細めている?もしかしたら、角膜に傷がついているのかもしれないと思いました。
角膜に傷がつくと、光が乱反射をします「まぶしい」「見えにくい」「痛み」この3つが考えられると判断し、痛みがあるのならば病院かな?と考え、動物病院へ相談の電話をしました。
2~3日後に病院へ薬をもらいにいくことを伝えると「そのときに診ましょう。」と先生から提案をいただきました。
暑い中、車で愛犬を病院に連れていくことは、愛犬の体にかかる負担が大きいため、そのように考えてくださったのです。
「原因はなんだろう・・・」目を細めて、涙をためながらこちらを見ている愛犬。愛犬は、眠る前に、ベッドに敷いてあるタオルに顔をぐいぐいこすりつけます。それが原因なのかな?等と考えながら病院へ。
やはり、愛犬の目に傷がついていました。先生のお話だと「白内障がすすんでいるため、目が見えにくい愛犬は知らぬ間に、ものにぶつかっている可能性がある」とのことでした。
もちろん、眠る前のタオルに顔をこすりつける習慣も、原因として考えられるとのことでした。 ものにぶつかって目を傷つけてしまうのは、シニア犬に多く、よくあることだそうです。
歩くことより、横になっていることが多い愛犬。8割がた原因は、タオルに顔をこすりつける習慣だな・・・と考えながら帰宅。 先生曰く、点眼でよくなるとのことで、ひと安心しました。
そして、ここで問題が。愛犬は点眼薬がとても苦手なのです。
座っている状態で、上から点眼薬を近づけると、首を曲がるだけ横にまげて嫌がる愛犬。 ・・・さて、どうやって点眼薬を使おうかな。愛犬を抱き、点眼薬を片手に持ってしばし思案。
愛犬をゆっくりと仰向けに抱っこして、頭の方から点眼薬を垂らしてみました。すると、すんなり点眼を受け入れてくれました。
愛犬は仰向けに抱っこされることが苦手で、今までいちどもこのような抱っこはさせてくれず、、、ふと難なくそれをやっている自分に驚きました。
赤ちゃんのように、仰向けに抱っこされる愛犬。不謹慎ですが「1日に5回も、こんなにかわいい姿が見られるのか・・・」と、微笑む飼い主。
シニアな愛犬の過敏な神経は、歳を重ね、穏やかさというオブラートに包まれたのでしょう。「すぐによくなるからね」愛犬を定位置のベッドにおろします。
愛犬にしてみたら嫌な事件でしたが、新しい愛犬の一面に、愛おしさがあふれる出来事でもありました。
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