magazine

犬の生態 / 気持ち

2020.09.08

犬も「赤ちゃん返り」をする?老犬が見せる3つの変化と正しい接し方とは

子どもが赤ちゃんに戻ったような行動を取り、ママにくっついて甘えてきたりする「赤ちゃん返り」は、犬にも見られることがあります。シニアの愛犬が以前とは違う甘え方をしてくるようであれば、もしかしたらそれは“赤ちゃん返り”をしているのかもしれません。そこで今回は、老犬が赤ちゃん返りをする理由やそれに伴って見せる行動の変化、赤ちゃん返りをする愛犬との接し方についてご紹介します。

Author :新井 絵美子/動物ライター

この記事をシェアする

そもそも犬の赤ちゃん返りって?

犬 赤ちゃん返り

自分である程度いろいろなことができるようになった子どもが、環境の変化などにより赤ちゃんに戻ったような行動を取ること「赤ちゃん返り」と言います。この赤ちゃん返りは、年齢を重ねた老犬にも見られることがあります。

では、なぜ犬が赤ちゃん返りをするようになるのか?まずはその理由を探っておきましょう。

老犬の赤ちゃん返りの理由|1.加齢による変化からくるストレス

老犬になると体の機能が衰えてきて、今までできていたことができなくなってくる、といったことが増えてきます。そのような体の変化による不安やストレスから、飼い主に甘えたりなどの赤ちゃん返りの行動を見せることもあります。

老犬の赤ちゃん返りの理由|2.認知症によるもの

認知症によって子犬の心に戻ってしまい、自分を守ってくれる存在がいないと思って不安になり、赤ちゃん返りをすることもあります。

愛犬がこんな様子を見せたら「赤ちゃん返り」かも

犬 赤ちゃん返り

ここでは、犬が赤ちゃん返りをするとどんな行動が見られるのか?行動の変化を3つご紹介します。

1.飼い主のそばにずっといたがる

飼い主の後をついて回る、そばを離れたがらないなどの、いわゆる分離不安の状態が見られることがあります。不安で落ち着かず、飼い主に甘えたいという強い気持ちが生じてこのような行動を取ります。

2.飼い主の気を引こうとする行動をする

ゴミ箱をあさるなどのいつもしないようないたずらをしたり、トイレができるのに粗相をしたりなどをすることもあります。自分を忘れて欲しくないという気持ちから、飼い主の気を引こうとしてこのような行動をするのです。

3.愛犬の名前を呼んでも無視する

愛犬の名前を呼んでも無視をしたり、あえてそっぽを向いてみたりなどの態度を取ることもあります。

老犬の「赤ちゃん返り」への正しい接し方とは?

犬 赤ちゃん返り

シニアの愛犬の赤ちゃん返りは、愛犬との接し方を工夫する、見直すことで軽減させることができます。どのように接するのがよいのかを見ていきましょう。

積極的にコミュニケーションを取るように心がける

飼い主からの愛情を感じることで不安な気持ちやストレスが軽減され、それに伴い赤ちゃん返りの行動が改善されることも少なくありません。加齢に伴う愛犬の体と心の変化を受け止め、積極的に愛犬とコミュニケーションを取って愛情を伝えていくことが大切です。

愛犬のそばにいて安心させる

認知症に伴う赤ちゃん返りでは、夜鳴きをすることがあります。そのような場合は添い寝をする、もしくは飼い主さんが見えるところで愛犬を寝かせて安心させてあげると鳴きやんで寝てくれることもあります。

もしどうしても改善しない場合は、愛犬の鳴き声が近所迷惑になるかもと飼い主さんも不安だと思われますので、獣医師やトレーナーなどの専門家に相談してみましょう。

赤ちゃん返りをする愛犬の気持ちを理解してあげよう

犬 赤ちゃん返り

人間も加齢に伴い体が不自由になってくると、家族に甘えたりわがままな態度を取ったりすることがありますが、犬もこれと同様で体の変化から心も変化し、赤ちゃん返りをすることがあります。もし愛犬が赤ちゃん返りをしていたら、愛犬の気持ちを理解して愛情を持って接してあげてくださいね。

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

  • 更新日:

    2020.09.08

この記事をシェアする