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犬を迎える

2020.09.03

【犬種図鑑】甲斐犬の子犬の成長スピードは?はじめてのアレを始める時期

虎毛の凛々しい姿が印象的な甲斐犬は、国の天然記念物に指定されている日本犬の1種です。ワイルドな風貌や日本犬ならではの飼い主に忠実なところなどが魅力で、古くから親しまれています。今回は、そんな甲斐犬の子犬の成長スピートや育て方などをご紹介します。

Author :新井 絵美子/動物ライター

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甲斐犬の子犬が生まれるまで

甲斐犬 子犬

はじめに、甲斐犬の子犬が生まれるまでと、1回の出産で生まれる子犬の頭数からご紹介します。

妊娠期間

甲斐犬に限らず、犬の妊娠期間は63日前後です。妊娠してから2~3週間頃になると、嘔吐や食欲減退などつわりのような症状が現れる場合もあります。

検査により妊娠しているかどうかがわかるのは、交配から1ヶ月経った頃からです。腹部の膨らみが見られるようになってくるほか、体重が増え始め乳房が隆起してきます。

妊娠後期に入り出産間近になると、寝床を引っ掻くような行為や落ち着きのない様子が見られるようになります。

生まれる頭数

一度の出産で生まれる甲斐犬の子犬の頭数は3~4頭ぐらいです。身体が大きいと子宮も大きく、体内でたくさんの赤ちゃんを育てられるため、子犬の出産頭数は小型犬、中型犬、大型犬でそれぞれ異なります。

子犬の成長スピード

甲斐犬 子犬

子犬から成犬にかけて、甲斐犬はどのように成長していくのかを見ていきましょう。

体重の変化

生まれてから1歳までが成長期で、甲斐犬の子犬の体重は以下のように推移していきます。

・生後2ヶ月:4~6kg
・生後3ヶ月:5~7kg
・生後4ヶ月:6~8kg
・生後5ヶ月:7~9kg
・生後6ヶ月:7~11kg

生後6ヶ月頃までは体重がどんどん増え、それ以降は緩やかに成長していきます。そして、1歳頃には成犬としての身体のサイズがほぼ決まり、体重12~18kg程度になります。

被毛の変化

単色だった毛色が成長するにつれて、虎柄のような毛色に変化していくのも甲斐犬の特徴です。毛色は黒虎、赤虎、虎の3種類で、虎模様が基本の被毛とされています。

甲斐犬の子犬を迎えたら

甲斐犬 子犬

甲斐犬の子犬を健康に育てていくために、ごはんの量や散歩を始めるタイミング、気をつけたい病気などについて知っておきましょう。

ごはんの量

成長期の子犬は、体を作るためにたくさんの栄養が必要です。ごはんは、子犬に必要な栄養素がバランスよく配合されている子犬用の総合栄養食を与えましょう。1日あたりのごはん量はフードの袋に記載されているので、それを参考にして与えます。

ただし、記載されている量はあくまでも目安で、絶対にその量を食べさせなければいけないというわけではありません。適正量かどうかを知るには、便の状態が参考になります。もし軟便の場合はフードが多すぎ、コロコロとした硬い便の場合はフードが足りていない可能性があるので、量を調整してあげてください。

はじめてのコトを始めるタイミング

子犬の散歩やシャンプー、しつけは、いつから始めてよいのかしっかりと理解しておきましょう。

散歩を始めるタイミング

子犬は免疫力が弱く感染症にかかるリスクが高いことから、散歩を始めるのは、最後のワクチン接種プログラムが終了してからが望ましいとされています。それまでは首輪やリードを付けることに慣れさせたり、部屋の中で散歩の練習をしたりしておきましょう。

もし、子犬の社会化のために外の環境に早めに慣れさせておきたい場合は、愛犬を抱っこをして家の周りを散歩してよいかをかかりつけの獣医師に相談すると安心です。

シャンプーを始めるタイミング

シャンプーを始めてよい時期は決まっていませんが、子犬が家の環境に慣れて体調が落ち着いているときにするようにしましょう。子犬にとってはシャンプーだけでも体力を消耗し疲れてしまうので、新しい環境に慣れない中でシャンプーを始めると心身ともに負担がかかってしまいます。

シャンプーを始める目安としては、1回目のワクチン接種が終わって1~2週間程度してからがよいとされています。最初はお風呂場で遊ばせる、それが慣れたら足だけ洗うといったように徐々にシャンプーに慣らし、最終的に全身を洗えるようにしていきましょう。

しつけを始めるタイミング

犬は、さまざまな経験をする中で、人間社会で暮らすうえでのルールを学んでいくので、しつけは子犬を迎え入れたその日から始める必要があります。

一般的に生後2~3ヶ月の子犬を迎えることが多いと思いますが、この時期の子犬はいろいろなことを吸収して適応する力が高いため、アイコンタクトをして自分の名前を認識させることや、自制心を養うための「マテ」のしつけ、トイレのルールなど、必要なことをどんどん教えていきましょう。

気をつけたい病気

若齢から成犬にかけては、アレルギー性皮膚炎にかかりやすい傾向にあります。アレルギー性皮膚炎は、ハウスダストや花粉、ノミ・ダニなど、犬によってアレルギーを引き起こす原因は異なります。体を痒がる様子や湿疹などのアレルギー症状が見られたら、早めに動物病院に連れて行きましょう。

成犬との違い

甲斐犬の子犬と成犬とでは、1日の生活サイクルが異なります。まず違う点は食事の回数です。子犬は一度にたくさんの量を食べると消化不良になってしまうため、1日の食事量を3~4回に分けて少しずつ与えます。一方、成犬は消化能力が備わっているので、基本的に食事の回数は朝と夜の2回です。

また、睡眠時間も異なります。成犬の睡眠時間は12時間程度ですが、子犬は消耗した体力を回復させるために1日18時間程度の睡眠時間が必要です。

子犬と成犬とで、このような違いがあることを覚えておきましょう。

甲斐犬の子犬を健康に育てていこう!

甲斐犬 子犬

成長期の子犬は体重がどんどん増え、その成長ぶりに目を見張るものがあるかと思います。体を形成する大事な時期なので、ごはんを適切に与えてあげてください。

また、子犬を迎えたら一緒に散歩を楽しみたいところですが、免疫力が十分に備わっていないため、獣医師に相談してから散歩を始める時期を決めることをおすすめします。健康に育てていってくださいね。

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

  • 更新日:

    2020.09.03

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