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ゴールデンレトリバー ブログ
連載 / ブログ

2020.11.10

君たちは私の太陽 ~海辺でゴールデンレトリバーと暮らす日々~

私が「愛玩動物救命士」の資格を取得したワケ|SUP with DOG

海や湖で遊ぶことが大好きなゴールデンと暮らしていくうちに「もし、誰かの犬が水難事故にあったらどうしよう」と思うようになりました。人間が水上で遭難した場合は、海上保安庁や警察、消防署に緊急電話をして助けを呼びますが、犬に何かが起きても誰も助けには来てくれません。実は、この時「SUP with DOG」という、DOG SUPの大会を企画していたのです。そこで、一念発起して、愛玩動物救命士の資格取得に向けて勉強を始めました。

#ゴールデンレトリバー / #人生を変えたゴールデン

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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愛玩動物救命士はどんな資格?

愛玩動物救命士 ブログ

水難事故だけではなく、災害時や緊急の救命時に犬の健康や命を守るために働くのが愛玩動物救命士です。また、シニア期の犬の体調管理や旅行先での怪我、体調不良などでも役に立つ資格です。
私の場合は、海で遊ぶことが大好きな愛犬の日常で起こる事故やたくさんの犬が集まる DOG SUPの大会での安全のために、愛玩動物救命士の資格取得を目指したのです。

どんな知識を得られる?

愛玩動物救命士の講座では、緊急時に知っておくべき3つのポイント別に学びます。

中でも大きなポイントは、緊急時の心構え、怪我をした、事故にあったなどの緊急時での救命救急法、救急搬送と応急処置。また、使用した器具や社内の消毒と滅菌の方法など、緊急時に知っておくべき知識を身につけます。さらに、嘔吐や下痢などの消化器の病気、湿疹やT年間発作、中毒などの他に、犬が発症する病気全般、犬種別の病気など病気に対する知識を学ぶことができます。

病気に対する知識の他に、病院に到着した際に獣医師にどう伝えるかなどの対応方法なを学べることで、獣医師も迅速な治療を行うことができるため、状態によっては命を救うこともできるのです。

試験をおこなっている団体

愛玩動物救命士の資格試験を行っている団体は、ペットショップ、トリマーなど動物に関わる仕事を関係者が登録申請をする第1種唐物取扱業に関わる人が必ず取得しなくてはいけない「動物取扱責任者」。この動物取扱責任者要件を満たし、環境省が認定するライセンの発行団体である全日本動物専門教育協会(SAE)が愛玩動物救命士の資格を発行しています。

試験項目

愛玩動物救命士の講座で学ぶ3つのポイントをテキストと動画で学び、送られてきた問題用紙にて試験が行われます。これらの知識を確認する試験項目で、テキスト全般から出題されます。試験は、ペーパーテストで郵送にて採点が行われます。

テキストと動画で学び、学習ドリルで復習したのち筆記タイプの課題を郵送で提出したのち、送られてくる問題用紙にて試験が行われます。試験項目は、テキスト全般から出題されるため、すべてのテキストを理解する必要があります。試験は、選択式、記述式の2タイプの筆記試験で行われます。

試験の頻度

6ヶ月を目安に、自分のペースでテキストとDVDで学習し、受講期間中に自宅にて試験を受けます。試験は随時行われているので、学習終了後、時間が取れる時に受験することが可能です。

愛玩動物救命士の取得体験談

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冒頭にもある通り、私が愛玩動物救命士の資格を取得するには理由がありました。自分の可愛い犬が「もしも」の時、何もできずにただ見ているだけというのだけは避けたい、最も大きな理由はこれでした。

また、川で溺れそうになった、湖で釣り糸に絡まって沈みそうになった、海で危険生物に噛まれ動けなくなった、そんな話が次から次へと私の元へ届いたのです。

犬が大好きな自然の中で遊ぶことは、常に危険と隣り合わせ、たとえそれが行き慣れているスポットであっても「絶対安全」はない、そう認識すると、今まで飼い主としてあまりに無防備だったことに気がついたのです。

取得したきっかけ

犬が溺れることはない、犬だから大丈夫!そんな話をよく聞きますが、そんなことはありません。

犬種や年齢、またその日の体調によって、溺れることもあります。普段は泳いでいる子が、その日に限って溺れたという話を聞き、水遊びをさせている飼い主としては絶対に必要な資格だと思ったこと、そして企画していた日本初のDOG SUPの大会のために、資格取得を目指したのです。

取得してみて良かったこと

救命救急法は、犬の命を守る大切な救命処置です。湖や海で犬の足に釣り糸が絡まって泳げなくなったら、犬だって溺れてしまいます。また、波に巻かれて大量の海水を飲んでしまったら、犬も呼吸困難に陥る可能性があるのです。

どんな時にその「もし」が起きるかわからないどこにでもある危険。そんな危険から大切な犬たちを守ることはもちろん、多くの犬が集まる日本初のDOG SUPの大会で、もしもの何かがあった時に、助けられる知識を持っていることは、参加する飼い主さんの安心にもつながり、本当に良かったと思っています。

そして、講座で学んだ自分で揃える犬用救急セットは、現在でも車の中に常備し、とても役に立っています。

こんな人におすすめ

最近、犬と一緒にサーフィンやSUPを楽しむ飼い主の方が増えてきています。また、海や川で泳がせている光景をよく目にします。そんな飼い主さんには、愛玩動物救命士の資格取得がおすすめです。海や湖などの自然の中では、絶対に安全ということはありません。

また、緊急時に応急処置ができ、動物病院で必要な情報を的確に伝えることができるようになるので、一般の飼い主さんも受講されではいかがでしょうか。

いざという時のために

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生まれて初めて主催したDOG SUPの大会は、ドキドキの連続でした。最近開催されている多くのDOG SUPイベントでは、救急体制がとられていないことが問題となっています。犬だから大丈夫だろう、そう考えている主催者も多く、いつ事故が起きてもおかしくない状態なのです。

犬たちが遊ぶ湖や海は、動物病院が近くにないような場所です。緊急時にとっさの対応ができる知識を身につけることは、犬たちの命の安全を守ることにつながります。一人でも多くの方にこの愛玩動物救命士の資格を取得していただきたいと思います。

  • 公開日:

    2020.08.04

  • 更新日:

    2020.11.10

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ライター・監修者プロフィール
  • ライター:西村 百合子
  • ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士、犬の東洋医学生活管理士2級
  • ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。 現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。