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お手入れ

2020.08.03

甲斐犬の抜け毛は多い?少ない?被毛タイプと最適なお手入れ方法を詳しく解説!

日本犬特有の野性味があふれる甲斐犬ですが、他の日本犬と同様に抜け毛は多いものなのでしょうか?甲斐犬の被毛の特徴をしっかりと理解し、愛犬の皮膚・被毛の健康を保てる飼い主さんを目指しましょう。また、甲斐犬などの和犬は水を嫌がる子が多いため、うまくできるシャンプーのコツなど被毛ケアについても解説していきたいと思います。

#甲斐犬

Author :明石 則実/動物ライター

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甲斐犬の被毛のタイプ

甲斐犬 抜け毛

甲斐犬はどのような被毛を持っているのでしょうか?まず基本的なことについて解説していきます。

コートタイプ

甲斐犬は、特徴的な虎模様の被毛であることから「虎毛犬」とも呼ばれています。被毛はやや硬めで比較的短いですが、まるで蓑を被ったように見える長めの「蓑毛」が背中側にあるのが特徴的です。

またお尻周りから太ももにかけての「袴毛」も長めとなっていますね。甲斐犬を含む日本犬は厳しい自然条件の中を生きてきた犬種ですから、雨や紫外線などから身を守るために必要に応じた被毛の構造になっているのです。

被毛の構造

甲斐犬は、アンダーコートとオーバーコートに分かれた二重構造の被毛を持っています。 柔らかくて縮れた感じのアンダーコートは保温の役割を果たし、甲信越地方の寒冷な気候の中でも体温を維持するのに役立っています。

また硬くて長めのオーバーコートは、雪や雨、冷たい風を防いで、まるで蓑のような役割を果たしていますね。 そういった意味では日本の気候にぴったりと合致した被毛構造を持っていると言えるでしょう。

代表的なカラー

黒虎、赤虎、虎の3種類の虎毛となっています。虎毛とはまるで虎のように縞のある毛並みのことで、甲斐犬最大の特徴だと言えるでしょう。

黒虎はベースが黒で赤茶の縞が入り、赤虎はベースが赤めの茶色で黒の縞が入っています。ちなみに幼犬は単色のことも多いのですが、大人になるにつれて特徴ある虎毛に変化していきます。

甲斐犬の皮膚・被毛・抜け毛・毛玉のお手入れ方法

甲斐犬 抜け毛

季節によって体温調節のための換毛期があるので、甲斐犬は抜け毛が多いとされています。それでは甲斐犬の被毛のお手入れはどのようにすれば良いのでしょうか?

シャンプー

シャンプーの前にブラシなどで余分な抜け毛は除去しておきましょう。日本犬は水が苦手な子が多いため、嫌がるようならお尻周りや足周りなどの部分洗いから始めていくことをおすすめします。慣れてきたら徐々に上へと洗っていきます。

立ち耳のため耳に水が入ることもあります。そんな時は耳を折り曲げて水が入らないようにした上で洗ってあげてください。

シャワーですすぐときは、しっかりシャンプー成分を洗い流すようにしましょう。アンダーコートが湿ったままにしないよう、ドライヤーを使う際はしっかりと毛の根元から乾燥させるようにしましょう。

ブラッシング

甲斐犬の場合、通常はラバーブラシで十分です。マッサージ効果もありますし、抜け毛もしっかりと除去できます。 ただ換毛期になると話は別で、ラバーブラシでは追い付かないほど抜け毛が出ます。そんな時はスリッカーやファーミネーターなど専用のブラシを使って抜け毛を根元から除去するようにします。ただしあまり強く力を入れすぎると犬がストレスに感じますし、皮膚を傷めることにもなりますので力加減には注意しましょう。

抜け毛

抜け毛を飛び散らせないように防ぐ方法は、服を着せることが最も手っ取り早いのですが、暖かい気候の時は蒸れやすいので長時間着せたままにすることは避けましょう。また家庭でブラッシングする際には飼い主さんが着る服も、なるべくナイロン素材にするなど抜け毛が付きにくい素材を選ぶことをおすすめします。

毛玉

長いオーバーコートが毛玉になることはありませんが、縮れたアンダーコートが床に落ちると固まりになることがあります。
軽くて飛びやすいため、不用意に窓を開けて風を入れないこと。きちんと床を掃除してからにしましょう。

こまめに掃除する習慣を付ける

換毛期はまさに抜け毛との戦いと言っても過言ではありません。すぐ手の届く範囲に粘着ローラーを置いておくなど、日頃からこまめに掃除するルーティンが大切な時期になりますね。

甲斐犬はトリミングサロンが必要?

甲斐犬 抜け毛

甲斐犬は毛が伸びないためカットの必要はほとんどありませんが、トリミングサロンへ通うメリットはあります。 おすすめのメニューなどをご紹介します。

甲斐犬におすすめのメニュー

被毛や皮膚ケアのためにシャンプーコースをおすすめします。マイクロバブルや炭酸泉などを使った温浴施設を設置しているサロンも増えていますので、余分な皮脂の除去や毛穴の洗浄などに効果を発揮します。特に換毛期には追い付かないほどの抜け毛が出るため、ブラッシングに関してはプロの技術にお任せすることも手段の一つです。

サロンへ通う頻度

年に2度の換毛期に合わせて通うことがベースになるでしょう。アンダーコートが抜けた後は毛穴が開いた状態になるため、その際にシャンプーを行うと効果的です。その他には被毛が皮脂でベタついていたり、臭いがある時などにサロンを利用することをおすすめします。

料金

同じ日本犬でも柴犬より大きいサイズになるため、中型犬より少し高めの料金に該当することが多く、5,500~7,000円程度となります。ただしマイクロバブルなどはオプション料金になることもありますから、料金については事前にサロンに聞いてみてください。

甲斐犬の抜け毛の多さも特徴として捉えて

甲斐犬 抜け毛

甲斐犬を含む日本犬は、換毛期以外でも抜け毛は多いと言われています。しかしそれも愛すべき犬たちの特徴のひとつ。 被毛ケアや抜け毛対策を日課にすることで、より愛犬とのスキンシップも図れますし、日常生活の中でこまめな掃除の習慣も出来上がるので、ポジティブに捉えてみるといいかもしれませんね!

◎ライタープロフィール
明石則実 動物ライター

明石 則実/動物ライター

フリーライターとして動物関連や歴史系記事の執筆を多数おこなう。柴犬と暮らす傍ら、趣味の旅行や城めぐりで愛犬と駆け回る週末。
愛犬家の皆さんにとって、お悩みを解決したり、有益な情報を発信することを心掛けています。

  • 更新日:

    2020.08.03

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