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しつけ

2020.08.27

ブリュッセルグリフォンの性格に合わせたしつけ方法は?人が大好き!でもしつけは…

パグのような鼻ぺちゃな顔と荒い剛毛がアンバランスでユニークなブリュッセルグリフォンは、日本ではまだまだ知名度の低い犬種ではありますが、人に寄り添うことが好きな愛らしい存在です。原産国のベルギーやJKC(ジャパンケンネルクラブ)ではブリュッセル・グリフォン、ベルジアングリフォン、プチ・ブラバンソンはそれぞれ別犬種として登録されていますが、イギリスのケネルクラブ等では、3犬種を被毛のバリエーション違いの同じ犬種として考え、登録している団体もいます。今回は、日本の基準に合わせて、人が大好きなブリュッセルグリフォンの性格の傾向を解説し、その上で、性格を活かしたしつけのコツや、得意な遊び・スポーツなどについてもお話しします。

#ブリュッセルグリフォン

Author :泉 能子/愛犬家、ドッグライター

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ブリュッセルグリフォンの性格の特徴

ブリュッセルグリフォン

ブリュッセルグリフォンの性格を知るために、まずはその生い立ちや歴史から見てみましょう。

ブリュッセルグリフォンの先祖とその歴史

ブリュッセルグリフォンのグリフォンはフランス語で「尖ったもの」という意味があり、その名のとおりブリュッセルグリフォンの被毛は粗くて硬い剛毛をしています。ブリュッセルグリフォンの祖先は、ベルギーの一般家庭でネズミ退治のために飼われていた小型で粗毛の「Smousje」という土着犬であったと言われています。19世紀になって上流階級の人達にも飼われるようになり、当時人気のあった短頭種のパグやヨークシャーテリア、キャバリアなどの多くの犬種と交配され、同じ母犬からブリュッセル・グリフォンの他に、短毛のプチ・ブラバンソンや黒毛のベルジアングリフォンなどが生まれました。

ブリュッセルグリフォンの得意なこと

ブリュッセルグリフォンはコンパニオン・ドッグとして、人とともに暮らす犬として最適だと言われています。なにより飼い主を中心に人といることが大好きなので、新しい家に迎えられてもすぐに馴染むことができそうですね。

ブリュッセルグリフォンの苦手なこと

警戒心はありますが、基本的に人が大好きなのでブリュッセルグリフォンは番犬には向いていません。理解力はありますが、頑固なところもあるので、無理強いされることは苦手です。人と一緒にいることが好きなので一人の留守番はとても苦手です。

ブリュッセルグリフォンの性格に合わせたしつけ

ブリュッセルグリフォン

人が大好きなのでしつけには困らないように見えるブリュッセルグリフォンですが、その性格に合ったしつけ方のコツを知っておくとよりスムーズにしつけが進みます。

頑固な一面も理解して

明るくて陽気な性格で、飼い主への愛情も深く、指示に対する理解力もありますが、自分が納得しないことには頑として従わない頑固な一面をもっています。強く叱ったり、無理に従わせようとするのはNGです。しつけは時間をかけてゆっくりと根気よく教えてあげましょう。

基本的には落ち着きがあり誰にでも友好的な性格をしていますが、社会性を身に着けさせるためには、子犬の頃から多くのものや人、他犬に触れさせることが大切です。

ブリュッセルグリフォンの性格に合う遊び・スポーツとは?

ブリュッセルグリフォン

ブリュッセルグリフォンの性格や特徴に合った遊び方・スポーツにはどういうものがあるのでしょうか?

飼い主さんとの持って来い!遊びが大好き

ブリュッセルグリフォンは明るく元気で、何より飼い主さんと遊ぶのが大好きです。飼い主さんの投げたボールを持って来る遊びは、お互いの絆を深めることにも役立ちます。

紙のビリビリ破りでいたずら防止に

明るく陽気なブリュッセルグリフォンは遊ぶことが大好きですが、好奇心で夢中になってしまうとイタズラに発展してしまうこともあります。時には、新聞紙や広告の紙をたくさん与えてビリビリに破らせるなどの遊びをさせてみましょう。いたずら心を満足させストレスの解消にもなります。ただし、飼い主さんの目の届くところでやりましょうね。

スポーツならフリスビー

フリスビーは飼い主の投げるディスクを犬が空中でキャッチし、飼い主のもとへ持ってくるというスポーツです。ブリュッセルグリフォンは特に運動能力が高いというわけではありませんが、飼い主さんと遊ぶのが大好きなブリュッセルグリフォンならすぐに上手くなれるはず。

フリスビーはドッグスポーツ競技として世界中で大会が開かれていますが、そこまでいかなくても公園などで遊ぶだけでも十分楽しめるスポーツです。

ブリュッセルグリフォンのための環境づくり

ブリュッセルグリフォン

ブリュッセルグリフォンが元気で健康に暮らせるためにはどのような環境づくりが必要なのでしょう。

飼い主との精神的な繋がりが大切

ブリュッセルグリフォンは活発で元気な犬種ですが、特別な運動や長時間の散歩は必要としません。運動好きというよりも、飼い主との精神的な触れ合いを好むので、散歩は1日2回30分程度で十分です。ストレス発散のためには、たまにドッグランで思いっきり走らせてあげるのも効果的です。

膝関節に負担をかけない工夫を

ブリュッセルグリフォンは膝蓋骨脱臼にかかりやすいので、フローリングなどの床にはカーペットなどを敷いて滑りにくくしておきましょう。脱臼を中心に怪我の原因になるため、高い位置からジャンプしないよう配慮することも大切です。

寒暖の温度差に注意

ブリュッセルグリフォンはシングルコートなので寒さにに弱い傾向があります。 冬の寒い時期には、服などを着せて寒さ対策をしてあげることも必要です。また、短頭種のためパンティングによる体温調節がとても苦手なので、夏は熱中症に注意しましょう。寒暖の差には弱い犬種なので、室内では季節によってエアコンなどでの温度管理が必須です。

ブリュッセルグリフォンの性格を理解したしつけを

ブリュッセルグリフォン 性格

ブリュッセルグリフォンは人に寄り添うことのできるコンパニオン・ドッグです。多くの犬種との交配によって生まれた犬ですが、かつて一般家庭で人と共に暮らしていた祖先の血は消えずに残っています。愛情が深く、なにより人が大好きなブリュッセルグリフォンは、家族の大切な一員として、また飼い主の良き伴侶にもなってくれることと思います。

◎ライタープロフィール
泉 能子 愛犬家 ドッグライター

泉 能子/愛犬家、ドッグライター

動物が大好きで、気づけば隣にはいつも愛犬がいて、愛犬とお互いに助けたり助けられたりの共同生活をしているドッグライターです。
今までにヨークシャーとスムースダックスを育てて看取り、今は保護犬の9歳になるブラックタンのダックスと暮らしています。
人と犬が楽しく幸せに暮らすために役立つ記事を発信していきます。

  • 更新日:

    2020.08.27

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