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犬種図鑑

2020.08.26

ブラック・ロシアン・テリアってどんな犬種?基本情報まとめ|犬種図鑑

ジャイアント・シュナウザーによく似た外見をしているブラック・ロシアン・テリアは、名前の通りロシア原産の犬種です。軍事目的で誕生し、最強の番犬として活躍をしていましたが、現在は気質やしつけのしやすさの面で改良が重ねられ、家庭犬としても飼育されている犬種となります。世界にはホントさまざまな犬種がいますよね!ここでは、そんなブラック・ロシアン・テリアの歴史や性格・外見の特徴などをご紹介します。

Author :関 ゆりな/ドッグライター

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ブラック・ロシアン・テリアの歴史

ブラック・ロシアン・テリア

ブラック・ロシアン・テリアは、ロシア原産の犬種です。ロシアがソビエト連邦と呼ばれていた時代に軍事目的で作出された犬種で、ジャイアント・シュナウザーやエアデール・テリア、ロットワイラーなど数多くの犬種を交配して誕生した歴史があります。「レッドスター」と呼ばれるモスクワ郊外にあるケネルで繁殖が行われたとされています。

名前に「テリア」が入っていますが、軍で活躍することを期待された犬種のため、テリア・グループではなく、ワーキング・グループに分類されています。

ロシア原産のワーキングドッグ

ブラック・ロシアン・テリアは、国境や刑務所、軍事施設などで番犬などの使役犬として活躍していました。しかし、1950年代半ばに強制収容所が閉鎖されたことにより、役目を果たしたブラック・ロシアン・テリアが路頭に迷うこととなりました。

そこで、軍が民間人に対して子犬の販売を行うようになり、家庭犬・番犬としても徐々に広がりを見せました。1984年にFCI(国際畜犬連盟)に公認され、2004年にはアメリカのAKCに公認されています。

ブラック・ロシアン・テリアの外見的特徴

ブラック・ロシアン・テリア

ブラック・ロシアン・テリアは、極寒の地ロシア原産のため、目が隠れて見えないほどの量の被毛に全身が覆われているのが一番の特徴と言えます。ここでは、ブラック・ロシアン・テリアの大きさや被毛のタイプの特徴について紹介していきます。

体型

大型犬に分類されるブラック・ロシアン・テリアの理想体高は、オス67~74cm、メス64~71cm、理想体重はオス32~37kg、メス30~35kgとなっています。ジャイアント・シュナウザーによく似た外見をしており、筋骨隆々の丈夫な体つきをしています。耳は垂れ耳、尻尾は垂れ尾で、太く長い手足を持っています。

毛色・被毛タイプ

ブラック・ロシアン・テリアは、ウェーブのかかった硬く長い被毛を持ちます。ロシアの極寒の地の任務に耐えられるよう被毛の量が多く、密生しています。そのため、自宅での念入りなブラッシングと、トリミングサロンでのグルーミングも必要になります。毛色の種類は、ブラックまたはソルト&ペッパーの2タイプです。

また顔を覆うほどの長い被毛を持ち、全身が黒い個体が存在することから、別名ロシアンベアシュナウザー(ロシアの熊シュナウザー犬)と呼ばれることもあります。

ブラック・ロシアン・テリアの基本的な育て方

ブラック・ロシアン・テリア

“軍事目的に作出された犬種”と聞くと攻撃的なイメージがありますが、ブラック・ロシアン・テリアの性格の傾向としては、飼い主に従順で忠実な性格と言われており、注意点さえ守っていれば一般のご家庭でも暮らしていくことができます。ただし、大型犬になるので日本の住宅事情ではなかなか飼いにくいことが想定されます。ここでは、ブラック・ロシアン・テリアの性格からしつけ方、環境、運動などの基本的な育て方をご紹介します。

しつけ|警戒心が強いため注意

ブラック・ロシアン・テリアは、落ち着きがあり、飼い主にとても忠実ですが、クマやシカなどの大きな獣などに立ち向かう勇敢さを持っており、番犬として活躍していたことから、感覚が鋭く強い警戒心も持っています。そのため、知らない人や動物に対する警戒心から攻撃的になる場合もあるため、子犬のうちから人や犬、他の動物に触れ合う機会をつくりたくさん刺激を受けさせて社会性を身につけることが大切です。

環境|皮膚・被毛を清潔に

ブラック・ロシアン・テリアは、大型犬で寒さにも強い犬種ですが、長い間人の役に立ってきた犬種のため、人間のために働くことを好み、人との関わりを大切にしてコミュニケーションを求めるため、室内での飼育が好ましいでしょう。ウェーブのかかった豊富な被毛を清潔に保つため、また室温管理の行き届いた環境での暮らしが望まれるため、室内での飼育が向いていると言えます。

運動|朝夕たっぷりのお散歩を

ブラック・ロシアン・テリアは、多くの運動量を必要とする犬種のため、朝夕の2回たっぷりと散歩をしてあげましょう。散歩に加えて、ドッグランなどで自由に走らせたり、ボール遊びをしたりとプラスαで運動を取り入れると十分に体を動かすことができます。運動量が足りないとストレスが溜まって破壊行動などに走ることもあるため、毎日体力を発散させてあげることが必要です。

ブラック・ロシアン・テリアと過ごす幸せな時間

ブラック・ロシアン・テリア

ブラック・ロシアン・テリアは、穏やかな性格で飼い主にとても従順であり、警戒心も強いため家庭犬であり立派な番犬にもなってくれます。ブラック・ロシアン・テリアを迎える際には、多くの運動とコミュニケーションを必要することに加えて、豊富な被毛のお手入れにも時間とお金がかかるということを考慮しなければなりません。たっぷりの愛情と時間をかけて育てれば、頼もしく愛らしい家族の一員になってくれることでしょう。

◎ライタープロフィール
関 ゆりな ドッグライター

関 ゆりな/ドッグライター

ビションフリーゼのココメロ(1歳)とのんびり暮らすフリーランスライター。ココメロの健康のため栄養満点の手作り食を作るべく、栄養学について勉強中。
長年犬を飼ってきた経験を元に、愛犬との生活がより充実できるような、愛犬家の皆様のためになる情報発信を目指します。

  • 更新日:

    2020.08.26

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