magazine

犬を迎える

2020.08.02

セントバーナードの子犬を育てるのは大変?育て方のポイントと注意点まとめ

セントバーナードといえば、誰でも知っている犬種ですし、映画やアニメなどにも頻繁に登場する人気者ですよね。しかし意外に日本で登録されている頭数は少なく250頭ほどです。とはいっても専門のブリーダーさんもいらっしゃいますし、子犬も毎年30頭ほど登録されていますので、それなりに愛好されている犬種だと言えます。今回はセントバーナードの子犬の基本的な育て方を中心に、ポイントや注意点などを解説していきます。

Author :明石 則実/動物ライター

この記事をシェアする

セントバーナードの子犬を迎える前に|犬種の魅力とは?

セントバーナード 子犬

セントバーナードといえば、大きくて優しく力持ち。そんなイメージがある方も多いはず。そんなセントバーナードの魅力はどんなところにあるのでしょうか?

1.セントバーナードは遭難者を救ってきた!

セントバーナードの祖先は、古くはローマ帝国の軍用犬として活躍していて、当時はガリア地方と呼ばれたフランスやベルギーへ軍を進めた時にアルプスの山々へ入ってきたとされています。やがて17世紀となり、使役犬としてアルプスの僧院で彼らは育まれました。その僧院の名は「サント・ベルナール」。そう。セントバーナードの語源となったのです。高いアルプス山脈を越える際に、彼らは遭難してしまった人々を救助するために活躍しました。なんと20世紀になるまでに2千人以上もの遭難者を救助したそうです。

1887年には、国際畜犬会議でセントバーナードは正式にスイスの犬種として公認されることになり、現在に至ります。ちなみにセントバーナードはスイスの国犬でもあります。

2.セントバーナードは最大クラスの大きさ

全ての犬種の中でも最大クラスに分類され、体高はオスで70cm~90cm、メスで65cm~80cmとなっており、体重は最も重い犬で90キロくらいになります。凍死寸前の遭難者を引っ張ったり、背中に乗せたりする役目を負っていたため、大きな体が必要だったのですね。

体格は筋肉質でがっしりしていて垂れ耳。ショートとロングの被毛のタイプがありますが、いずれもダブルコートで耐寒性が高いと言えるでしょう。

3.セントバーナードは穏やかで人懐っこい!

全般的に穏やかで人懐こく、使役犬らしい責任感と行動力に富む性格です。時には頑固な一面もありますが、おおむね皆さんが持つイメージ通りの犬種だと言えるでしょう。

セントバーナードの子犬の成長スピードは?

セントバーナード 子犬

成犬になれば人間より重たくなるセントバーナード。大型犬だけにその成長スピードも速いのでしょうか?

成長が早いので幼犬期のしつけが大切

セントバーナードの成長スピードはやはり速く、生後3ヶ月には体重が10キロを超えます。さらに生後半年ともなると軽く30キロを超える場合も珍しくないため、幼犬期でのしつけが非常に重要なのです。体が大きくなってしまってからでは、引っ張っても言うことを聞かないことも多いため、まだ体が小さいうちから散歩やトイレなどのトレーニングは済ませておきたいところです。

生後1年のメスの場合は60キロを超えますので、この時点でほぼ成長が止まります。オスは体が大きいため70~90キロ程度まで成長します。

エサの量はどのように調節したらいい?

セントバーナードは太りやすい体質なので、高栄養価のフードをたくさん食べさせる必要はありません。もし生後2ヶ月で体重が10キロを超えるようなら太り気味のサイン。

基本的に大量にフードを食べる犬種ですから、高カロリーのものはなるべく避ける必要があります。低カロリー低脂肪のフードが望ましく、動物性タンパクもカロリーの少ないチキンやダック、サーモンなどが良いかもしれませんね。

セントバーナードの子犬を迎えたら|散歩やシャンプーを始める時期はい?

セントバーナード 子犬

セントバーナードのお散歩やシャンプーは、身体が大きいだけにとても大変です。特にリードを強く引かれると大人の男性でも力負けしますし、帰ってくる頃にはヘトヘトになっているはず。では、しつけを含めたお散歩は、いつ頃始めれば良いのでしょうか?

お散歩は大切なしつけのシーン

おおむね生後3ヶ月あたりまでに3回目のワクチン接種が終わるのですが、お散歩デビューはその後になります。その頃はまだ体重も10キロ程度ですから、リーダーウォークによるしつけが可能です。行ってはいけない場所や、他の犬との接し方などを教えてあげましょう。またドッグランデビューもいいかも知れません。

そこから飛躍的に体が大きくなっていきますから、生後3ヶ月~半年あたりで全てのことを覚えこませるようにしたいところです。

シャンプーを始めるのはいつがいい?

シャンプーを始める時期については、特に決まった時期はありません。しかし分厚いダブルコートで暑さが苦手な犬種ですから、子犬の頃から水に慣れさせる意味も込めて、こまめにシャンプーした方が良いでしょう。

セントバーナードの子犬を育てるには広いスペースの確保を!

セントバーナード 子犬

セントバーナードを室内飼いしている飼い主さんも中にはおられますが、基本的に広い飼育スペースが必要となります。子犬の頃にお迎えしたとしても、あっという間に大きくなりますから、それを踏まえて広いスペースを確保しておいた方が良いでしょう。 ストレスを感じさせない環境作りこそが、犬も人も幸せになれる空間を作るものです。

◎ライタープロフィール
明石則実 動物ライター

明石 則実/動物ライター

フリーライターとして動物関連や歴史系記事の執筆を多数おこなう。柴犬と暮らす傍ら、趣味の旅行や城めぐりで愛犬と駆け回る週末。
愛犬家の皆さんにとって、お悩みを解決したり、有益な情報を発信することを心掛けています。

  • 更新日:

    2020.08.02

この記事をシェアする