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食べもの

2020.08.17

ドッグフードの療法食って何?具体的な疾患別商品例と正しい使い方まとめ

ドッグフードは目的別に、総合栄養食・間食・療法食・その他の目的食の4つに分類されています。普段、飼い主さんが選んで食べさせているドッグフードは『総合栄養食』と言われるものがほとんどで、一般的なオヤツは『間食』になります。それでは「療法食」とは何なのでしょうか?今回は犬の療法食がどんなものであるのか?どんなときに食べさせるものなのか?をご紹介します。

Author :監修:加藤 みゆき/獣医師(文:docdog編集部)

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ドッグフード療法食とは?

ドッグフード 療法食

療法食とは、犬の病気に合わせて、原材料や成分を調整し、治療を補助をすることを目的としているドッグフードのことを言います。病気によっては、食事管理をしながらの治療が必要となることもあります。症状を悪化させてしまう成分を取り除いたり、必要な栄養素を増やしたりした療法食は、さまざまな病気に対応できるよう作られています。

総合栄養食と療法食は違う

普段犬に食べさせているドッグフードは総合栄養食といわれ、犬の成長段階に合わせた栄養を満たしているドッグフードのことを言います。ホームセンターやペットショップなどでも、尿路結石対策やお腹の弱い犬に向けたドッグフードが販売されていますが、療法食には該当しません。

愛犬に療法食を与えるときの注意点

療法食は必ず獣医さんと相談したうえで与えるようにしましょう。病気を悪化させてしまう可能性がありますので、自分勝手に与えることは避けましょう。また、療法食を与えているときには、療法食以外のものを食べさないように気をつけましょう。不要な成分が含まれていた場合、症状を悪化させてしまう可能性があります。ですので、獣医さんに、おやつ等を与えてもいいか確認してから与えるようにしましょう。

疾患別の療法食の種類とは?

それでは、犬の療法食としては実際にどのようなものが販売されているのでしょうか?疾患別に具体的な商品を見ていきましょう。

1.皮膚トラブル

皮膚トラブルが慢性化してしまった場合に療法食が処方されることがあります。この場合、食物アレルギーを起こしにくい原材料やハーブを使い、皮膚トラブルや被毛の健康を目的とされたレシピでドッグフードが作られています。

日本と米国の獣医師が共同開発した療法食

皮膚や被毛をサポートするため、良質なタンパク質や必須脂肪酸等を配合しています。デリケートな皮膚・被毛の健康をサポートする食事業法食となります。総合栄養食でもありますので、普段から予防食として愛犬に食べさせることもできます。

商品情報
  • 商品名:ナチュラルハーベスト/セラピューティックフォーミュラ カロン(スキン&コートケア用食事療法食)
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加熱処理をせずに有効成分を残した療法食

健康な免疫と、皮膚や被毛のケアのための植物成分フィトケミカル成分を配合している低アレルギーの療法食です。熱によってメディカルハーブや漢方・ビタミンなどの植物の有効成分が失われないように、常温で特殊な圧縮をかけて製造されています。

商品情報

2.下部尿路疾患

尿路結石の形成の原因となるミネラル成分やpHバランスを調整し、下部尿路疾患の予防を目的としている療法食があります。

真空パッケージで新鮮!尿路結石を防ぐ成分をたっぷり

ミネラルなどの栄養素を調整した、結石トラブルが心配な犬のための食事療法食です。健康的な尿路をサポートするクランベリー・プロポリス・オメガ3脂肪酸を高含有する魚油が配合されています。また、結石の原因となる老廃物を作りにくくする成分としてビートファイバー・イヌリン・パパイヤ乾燥末も配合されています。

商品情報
  • 商品名:ナチュラルハーベスト/セラピューティックフォーミュラー フラックス(結石ケア療法食)
  • Amazon商品ページはこちら

シニア犬にも嬉しいウェットタイプも

pHバランスを6.1~6.5に調整し、ストラバイト結石に配慮した健康維持用療法食。シニア犬にも嬉しいウェットタイプです。いつものごはんにトッピングして使うこともできますし、総合栄養食にも該当しますので、予防としてこのフードだけを与えることも可能です。

商品情報

3.腎臓トラブル

腎臓のトラブルには、タンパク質とリンの含有量を減らした療法食が処方されることが一般的です。

ペット先進国ドイツで開発された療法食

慢性腎不全の犬のための犬用療法食。アレルギーに配慮したグレインフリー設計です。アニモンダはヨーロッパ最大規模のペットフードブランドで、ドイツでも有名な食肉加工専門メーカーです。人工着色料や香料を一切使用していないことに加え、副産物(羽毛、皮、角、毛、くちばし、爪など)が使用されていないのも注目ポイントです。

商品情報

徹底的に衛生管理!腎臓に影響を与える成分を少なく

高品質のタンパク質を使い、タンパク質とリン・ナトリウムの含有量を減らした療法食です。本品とキレイな水だけで健康的な食生活を送ることができます。徹底的に管理された自社工場で製造。原料配合から製造、袋詰め、出荷時のパレット積みに至るまでオートメーション化されており、人の手が触れることがなく、衛生的な環境で製造されています。

商品情報

犬の療法食は正しい知識と使い方を

ドッグフード 療法食

今回は犬の療法食にはどのような種類があるのかをご紹介しました。療法食は、さまざま病気の治療をサポートしてくれるドッグフードです。安心して犬に与えるためには、正しい知識や使い方を学び、かかりつけの獣医さんと相談しながら、与えることが大切になります。

◎監修者プロフィール
加藤みゆき 獣医師

加藤 みゆき/獣医師

日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。
日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。

  • 更新日:

    2020.08.17

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