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しつけ

2020.07.06

犬が人に飛びつく3つの理由とは?やめさせる方法を考えてみよう

仕事から疲れて帰ってくると愛犬が飛びついて歓迎してくれる光景を見ると、幸せな気持ちになりますよね。しかし、そんな可愛らしい飛びつきであっても放置しておくと、色んな場面で犬が人に飛びつくようになってしまいます。来客中に興奮して飛びついたり、散歩中の飛びついたりすることは様々なトラブルに繋がりかねないため、放置しておくのはあまりおすすめできません。そこで今回は、犬が人に飛びつく理由・やめさせる方法について紹介していきます。

Author :監修:阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師(文:関 ゆりな)

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犬が人に飛びつく理由は?

犬が人に飛びついている様子

犬が人に飛びつく理由はさまざまです。飛びつきをやめさせるためには、愛犬が飛びついてくる状況を観察し、原因を探ることが重要です。犬が何に対してどのような状況で飛びつくのかが分かれば、対処しやすくなりますので、まずは飛びつく理由から見ていきましょう。

人に飛びつく理由|1.喜び

飼い主さんが帰宅したときに愛犬が走って飛びついてくる、という状況はよくあることです。この理由は容易に理解できますよね。

飼い主さんに会えたことで不安から解放され、喜び興奮しているのです。愛犬の可愛らしい姿に嬉しくなりますが、家に遊びに来たお客さんにも同じように興奮して飛びつく可能性もあり危険です。小さな子供やお年寄りの方に対しても飛びついてしまうとケガなどの事故につながる可能性があります。

人に飛びつく理由|2.要求

小型犬に多いのが抱っこして欲しいための飛びつきです。散歩途中に疲れて、抱っこをせがんだり、抱っこされることで安心感を得たいなど理由はさまざまです。

他にも「おやつが欲しい」や「かまって欲しい」、「外に行きたい」など飼い主に要求をするために飛びつくことがあります。この場合も、要求すれば言うことを聞いてくれると学習しているため、矯正しなければなりません。

人に飛びつく理由|3.興味

人が持っている物に興味を示して飛びつくこともあります。おやつなど匂いがするものや、おもちゃなど興味をそそるものを持っていれば、取ろうとして飛びつきます。これを許してしまうと、ドッグランなどで他の飼い主にの飛びつき、ケガをさせてしまうこともあります。

犬が人に飛びつくのをやめさせる方法は?

犬 人に飛びつく 辞めさせる方法

人間と同じようなサイズの大型犬が飛びついてくると危険なのは、想像すれば分かりますが、危険なのは大型犬だけではありません。小型犬でも、犬に慣れていない人や子供、お年寄りなどに飛びついたことでびっくりして、転倒するなどケガをさせてしまうこともあり危険な行動となってしまいます。どのようにすれば犬の飛びつきをやめさせることができるのでしょうか?

1.無視する

犬が飛びついてきた場合は、かまわず無視しましょう。なかなか辞めずしつこい場合は、目を合わせず声もかけずに知らん顔で他の部屋に行くなど、立ち去るのも有効です。飛びつくことでかまってもらえたり、要求が通ったと覚えている犬の認識を正すのは容易では有りません。根気がいることを忘れず、家族でも対応を統一させておきましょう。

2.オスワリ、マテを教える

犬が飛びついてくるときには、興奮状態にあることがほとんどです。まずは、愛犬を落ち着かせることが大切です。先程説明した「無視する」ことも犬を落ち着かせるためのものですが、飛びつく前にオスワリとマテをさせることも有効です。オスワリの状態でマテをさせることで、興奮状態を落ち着かせて冷静にさせることができます。まだオスワリとマテを覚えていない場合は、飛びつきを直す前にそちらを覚えさせましょう。

犬が飛びつく素振りを見せたり、飛びつくパターンを把握しているなら飛びついて来る前にオスワリとマテをさせることで、危険な飛びつきを回避できます。

犬が人に飛びついても叱らないことが大切

犬 人に飛びつく 辞めさせる方法

飛びつきを直すために、ついついコラッ!と言ってしまいそうになりますが、叱るのは逆効果になります。

飼い主にかまってほしくて飛びついたのに、叱ってしまうと犬がより興奮してしまい状況は悪化してしまうこともあります。なぜなら、叱ることも”かまうこと”なのです。叱らずに無視をして、「飛びついてもいいことは起こらない」と学習させましょう。

犬を叱らずに根気強く教えよう

犬 人に飛びつく 辞めさせる方法

飛びつきは、好意的な意味であっても犬に慣れていない人や他の犬が苦手な犬にとっては怖く、危険なものです。危険に見えない小型犬の飛びつきでも他の人や動物にケガをさせたり、服が汚れてしまったりとトラブルの原因になります。飛びつきが癖になっている犬に、してはいけないことと教えるのは簡単ではなく根気がいります。叱らず、焦らずゆっくりと教えていきましょう。

◎監修者プロフィール
阿片 俊介

阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師

茨城県出身。日本獣医生命科学大学を卒業し、認定動物看護師の資格を取得。千葉県の動物病院に勤務後、動物用医薬品販売代理店にて動物病院への営業を経験。犬とのより良い暮らしをサポートできるよう、飼い主の方の気持ちに寄り添いながら、安心して正しい情報をお伝えできるよう心がけています。

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