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健康管理 / 病気

2020.07.17

愛犬のノミ・ダニ対策は必須!発生する原因や症状・予防法を解説【獣医師監修】

春から秋にかけて、特に注意しておきたいのが愛犬の体にノミやダニが付いてしまうことです。ノミもダニは、あっという間に増殖してしまうとても厄介な存在なので、普段から予防をしておくことが非常に大切です。しかし一体なぜ犬にはノミ・ダニが付着しやすいのでしょうか?今回は、ノミとダニの特徴や犬に付いてしまう原因から、ノミ・ダニに刺されたときの症状・対処法・予防法について解説します。

Author :監修:加藤 みゆき/獣医師(文:新井 絵美子)

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犬に付くノミ・ダニの特徴や違いとは?

犬が身体にノミ・ダニが付着して痒みを感じている様子

はじめに、ノミとダニの特徴や違いについて知っておきましょう。

ノミの特徴

ノミは体長1~3mm程度で、肉眼で確認できる寄生虫です。体表を素早く移動し、ぴょんぴょんと飛び跳ねて姿をくらますので、見つけにくいかもしれませんが、ノミが寄生していると体表に小さな黒いノミの糞が見られます。

気温や湿度が高い時期に繁殖が活発になるので、春から秋にかけてが要注意です。幼虫はフケや食べこぼしを好んで食べるのに対し、成虫は血液を好むので吸血します。繁殖力が非常に強く、家の中に生息してしまうと爆発的に増えてしまう非常に厄介な存在です。

ダニの特徴

犬に寄生するダニにはいくつかの種類がありますが、その中で特に注意したいのがマダニです。マダニは体長3~4mm程度の肉眼で確認できる大きなダニで、ときに貧血を引き起こすほど吸血します。また、大量に血を吸うだけでなく、ウイルスや細菌を運ぶのもマダニの怖いところです。ノミと違い、しっかりと皮膚に咬みついており、引っ張ってもなかなか取れません。

犬に対してノミ・ダニが寄生する原因とは?

犬がノミ・ダニの生活する草むらに入っている様子

犬に対してノミ・ダニが寄生する原因を知っておけば、予防に役立てられます。まずは原因を見ていきましょう。

ノミが寄生する原因

犬にノミが寄生する原因としては、以下が挙げられます。

散歩時に寄生される

ノミは気温や湿度の高い環境を好むので屋外においては冬以外、生息しています。そのため、散歩のときに草むらの中に入ったり、花壇のすぐ近くを歩いたりしているときに寄生することがあります。

他の犬から寄生した

他の犬に付いているノミに寄生されてしまうこともあります。特に多頭飼いの場合は、全ての犬が予防を講じていないと大量発生しやすいので注意が必要です。

部屋の掃除を怠っている

部屋の掃除が行き届いてなく、犬の寝床に湿気がこもりがちだったり、犬のフケが落ちたままになっていたりなど、不衛生な環境にしているとノミ・ダニが発生しやすくなります。

ダニが発生する原因

次に、ダニが発生する原因も知っておきましょう。

草木が茂る中に立ち入り寄生される

マダニは草木が茂っている環境を好むので、歩道の茂みの付近や山道などを散歩しているときに寄生される可能性があります。

潜みやすい環境になってしまっている

ダニもノミと同じような条件下で繁殖が活発になるので、愛犬がよく過ごす場所などを清潔に保っていないと発生しやすくなります。

犬にノミやダニが寄生するとどんな症状が出る?

犬がノミ・ダニに規制されて後ろ足で首周りを掻いている

ここでは、犬がノミやダニに寄生された際に、どのような症状が見られるのかを解説していきます。

ノミの場合

ノミが犬に寄生すると、以下のような症状が見られます。

アレルギー反応による強いかゆみ

ノミの唾液がアレルギー反応を起こし、強いかゆみを伴います。体をしきりに掻いたり地面に体を擦りつけたりするなど、見るからにかゆそうにしているような場合は、ノミが付いている可能性が考えられます。たった1匹しか付いていなくても、かゆみを引き起こすので侮れません。

湿疹や脱毛

ノミに何度も寄生されて吸血が繰り返されると、強いかゆみとともに湿疹や脱毛なども起きることがあります。

貧血

1匹あたりのノミが吸血する量は少なくても大量にノミが寄生してしまうと、それなりの血液が吸われることになってしまいます。そのため、子犬の場合は貧血を起こすこともあるので注意が必要です。

ダニの場合

犬にダニが寄生した場合も、ノミの場合と似たような症状が見られます。

強いかゆみや脱毛

犬にダニが寄生した場合も、強いかゆみや脱毛などの症状が現れます。

貧血

大量のマダニによって吸血されると、貧血を引き起こします。

犬にノミ・ダニによる症状が見られたら取るべき正しい対処法とは?

犬がノミ・ダニの対処としてシャンプーをされている

上記のようなノミやダニによる症状が見られたら、すぐに見つけて退治したいところですが、やみくもに指で取ろうとすると逆効果になるので、適切に対処することが大切です。

ノミを見つけても潰さない

体表にノミがいるのを見つけた際は、絶対に潰さないようにしましょう。メスのノミは体内に大量の卵をかかえているので、潰してしまうと卵を撒き散らすことになってしまいます。

そのため、ノミ取りコームでノミを絡め取り、熱湯を入れた容器に浸ける、もしくはノミ取りシャンプーを使用して愛犬の体を洗うなどして対処しましょう。

マダニは無理に取ろうとしない

マダニは皮膚の奥深くまで咬み付いているため、引っ張っても簡単には取れません。ピンセットなどで無理に取ろうとすると、口器だけが皮膚の中に残ってしまい、化膿の原因になります。皮膚に付いているのを見つけたら、動物病院で取り除いてもらうようにしましょう。

ノミやダニを発生させない、犬に寄生させないための予防法とは?

犬がノミ・ダニ予防の薬を投与されている

ノミやダニを寄せつけないためには、普段からの予防が欠かせません。

ノミ・ダニの予防薬を投与する

定期的にノミ・ダニの予防薬を投与しておくことが非常に大切です。ノミ・ダニの予防薬は、体に垂らすタイプやチュアブルタイプなどがあります。稀に食欲不振などの副作用が出る場合もあるので、一度かかりつけの獣医師に、どの駆除薬を使えばよいかを相談することをおすすめします。

ノミ・ダニが繁殖しない環境作りを心がける

こまめに掃除機をかける、湿気がこもらないように換気をして風通しをよくするなどして、ノミ・ダニが繁殖しにくい環境作りを心がけるようにしましょう。また、ノミ・ダニは熱に弱いので、愛犬のベッドやクッションに熱湯をかけて洗ったり、乾燥機にかけたりするのも予防になります。

定期的にシャンプーやブラッシングをする

定期的にシャンプーやブラッシングをして清潔に保つことも肝心です。また、体を触りながらお手入れをすることで、皮膚に異常がないかも確認できるので、ノミ・ダニの早期発見にもつながります。

普段から予防をして愛犬をノミ・ダニから守って!

ノミ・ダニを防ぐために部屋に掃除機をかけている

ノミ・ダニに刺されると、強いかゆみや湿疹などで愛犬が辛い思いをしてしまうので、定期的に予防薬を投与して寄せつけないようにしましょう。また、部屋をこまめに掃除してノミ・ダニが繁殖しにくい環境作りを心がけることも大切です。繁殖力が強く非常に厄介な存在なので、予防を怠らないように気を付けましょう。

◎監修者プロフィール
加藤みゆき 獣医師

加藤 みゆき/獣医師

日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。
日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。

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