magazine

食べもの

2020.07.06

犬にもサプリメントは必要?基本の選び方や部位別のおすすめ成分も

犬の健康を考えてサプリメントを取り入れるべきかどうか悩むこともありますよね。最近では、ペットの健康志向も高まり、様々な種類のサプリメントが販売されていて、何を選べばいいのか分からなくなるほどです。そこで今回は、犬用に販売されているサプリメントは犬にとって本当に必要なのか、選び方や部位別のおすすめ成分などを説明していきます。

Author :監修:加藤 みゆき/獣医師(文:関 ゆりな)

この記事をシェアする

犬用サプリメントの必要性とは?

犬 サプリメント

まず、サプリメントは医薬品ではありません。サプリメントは、犬が何らかの理由によって食事から満足に栄養を取ることができない場合に、足りない栄養素を補うための栄養補助食品のひとつです。どんなときにサプリメントを必要とするのでしょうか?また、必要性がないときも見ていきましょう。

高齢犬や手作り食を与えている

愛犬が老齢化し食事の量が減ってしまったことで栄養不足になっていたり、関節や胃腸などが弱くなってきたなど気になる症状がある場合には、サプリメントで補ってあげる必要があるかもしれません。

また、手作り食を与えているという方も、愛犬の栄養を補うためにサプリメントを与えている方も多いようです。手作り食では、かなりの量の食材を与えないと補えない栄養素もあるため有効的といえるでしょう。

バランスのとれた食事を与えている場合は不要

多くのドッグフードは質が上がり、栄養バランスがしっかりとしているものがほとんどです。そのため健康な犬が、栄養もバランスよくとれている状態でサプリメントを服用すると、栄養の過剰摂取により肥満になる可能性もあるため、特に与える必要はないでしょう。

成長期・妊娠中の犬に与える際は注意を

成長期の犬にサプリメントを与えると成長の妨げになってしまう可能性があります。また、妊娠・授乳中の犬には、母体だけでなく子犬にも影響を与えてしまうため、サプリメントを与える際には細心の注意が必要になります。

多くのサプリメントは健康な犬や健康が気になり始めた犬を対象につくられているため、病気を患っている犬には与える場合や、服薬中である場合は、サプリメントを一緒に摂ることで副作用が起こる可能性も考えられるため獣医に相談してから与えるようにしましょう。

犬用サプリメントの基本的な選び方とは?

犬 サプリメント

犬用のサプリメントは本当に様々な種類のものが販売されており、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。ここでは犬用サプリメントの選び方について説明していきます。

健康状態に合ったものを選ぶ

サプリメントを取り入れる場合には、まずは愛犬の健康状態を確認しましょう。関節や皮膚・被毛、目や肝臓などの症状や悩みによって与える栄養素が変わってくるため、どんな症状があってどんな効果がほしいのかなどを明確にしましょう。
同じ部位や症状に対して様々なサプリメントが販売されているため、含まれている成分が愛犬の症状や気になることに効果があるのかを確認することも大切です。

人間用のサプリメントはNG

犬と人間では体格や内蔵の働きが違うため、必要な栄養素や割合も違ってきます。そのため、人間に効果があったサプリメントだとしても、犬にとっていいものだとは限らないのです。
必要な栄養摂取量も犬と人間では大幅に異なるため、人間用のサプリメントを与えると過剰摂取になり、犬の体に異常を引き起こす可能性もあります。人間用のサプリメントを安易に与えるのはやめましょう。

犬用サプリメント|部位別のおすすめ成分とは?

犬 サプリメント

犬用サプリメントの選び方について紹介しました。次にどんな疾患や部位にどの成分の効果が期待できるのか選ぶ際の参考になるようご説明します。

愛犬の老化により、目が白く濁ってくる白内障を心配する方も多いでしょう。白内障の予防と目の病気に不安を抱えている場合には、アントシアニンやアスタキサンチン、ルテイン、ブルーベリーなどを配合しているサプリメントを選ぶといいでしょう。

毛細血管を保護し強化する抗酸化作用や外部からの傷を守る抗炎症化作用、抗菌作用などで目の病気の予防や目に傷がついた場合の修復を促してくれます。

関節

老化による関節痛や関節炎、ケガや関節の疾患に不安があるなら、グルコサミンやコンドロイチンが配合されているサプリメントを選ぶのがおすすめです。どちらの成分も関節痛に対する人間用のサプリメントとしても大いに使われている成分で、名前を聞いたことがある方も多いでしょう。

軟骨成分のコンドロイチンは、関節がスムーズに動くようサポートし軽やかな動きを支えます。関節成分のグルコサミンは、新しい軟骨生成を促進して、軟骨のすり減りをカバーしてくれます。

犬用サプリメントは食事の補助として活用して

犬 サプリメント

サプリメントは、あくまでも栄養補助食品という立ち位置であり、医薬品ではありません。即効性があるわけでもないので、補助として与える際には長期的に見る必要があります。愛犬のサプリメントを選ぶときには、健康状態をよく観察して症状に合う犬用のサプリメントを選んであげましょう。

◎監修者プロフィール
加藤みゆき 獣医師

加藤 みゆき/獣医師

日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。
日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。

  • 更新日:

    2020.07.06

この記事をシェアする