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食べもの

2020.07.16

【栄養士監修】犬にNGなお茶の種類は?誤って飲んでしまった場合の対処法

私たちが日常的に飲んでいるお茶には、緑茶や紅茶・麦茶などさまざまな種類がありますが、その中には、犬が飲むとと健康を損ねてしまうものもあります。どんな種類のお茶を犬に飲ませてはいけないのか、また、誤って犬が飲んでしまったときに現れる症状や対処法を知り、愛犬の健康を守れるようにしておきましょう。

Author :新井 絵美子/動物ライター

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犬に飲ませてはいけないお茶の種類とは?

犬 お茶

緑茶やウーロン茶、ハーブティーなど、たくさんの種類があるお茶ですが、犬が飲んでも問題ないお茶と、飲んでしまうと健康に悪影響を及ぼすお茶があります。以下のお茶は、犬が飲むと中毒症状を引き起こす可能性がありますので、飲ませないようにしましょう。

・緑茶
・抹茶
・玄米茶
・ほうじ茶
・紅茶
・ウーロン茶
・ジャスミン茶 など

犬にお茶を飲ませてはいけない理由とは?

犬 お茶

なぜ、犬に飲ませてはいけないお茶が多いのか、その理由についてもしっかりと覚えておきましょう。

カフェインが含まれているため

先述したお茶には、カフェインが含まれています。犬がカフェインを摂取すると中毒症状を引き起こすので、飲ませるのはNGです。

個体差がありますが、犬の体重1kgに対して20mgのカフェインを摂取すると中毒症状が現れる場合があります。また、危険な状態に陥るカフェインの摂取量は、体重1kgに対してカフェイン100~200mgと言われています。

一例として、緑茶100mlには20mgのカフェインが含まれています。もし体重3kgの小型犬が緑茶を300ml飲むと中毒症状が出る恐れがあり、1.5Lも飲んでしまうと危険な状態になるということです。

ただし、これより少ない量であっても健康に悪影響を及ぼすこともあるので、少量であっても飲ませないようにしましょう。

タンニンが含まれているため

緑茶や紅茶には、タンニンも含まれています。犬がタンニンを摂取すると、鉄分の吸収が妨げられて貧血を起こすことがあります。加えて、肝臓障害を引き起こす恐れもあるので、犬にお茶を飲ませないようにしましょう。

加工品やティーバッグにも注意

お茶そのものではなく、抹茶アイスや紅茶クッキーなどの加工品も与えないようにしましょう。加工品には、茶葉ではなく成分を濃縮したエキスとして含まれていることも多いので油断は禁物です。また、お茶のティーバッグの誤飲にも注意が必要です。必ず犬が届かない場所に保管しておくようにしましょう。

犬がお茶を飲んでしまった場合の対処法とは?

犬 お茶

愛犬がお茶を飲んでしまったら、慌てずに落ち着いて対処することが大切です。

獣医師に連絡して指示を仰ぐ

少量飲んだ程度であっても、ひとまず動物病院に連絡をして、獣医師の指示のもと対処するようにしましょう。このとき、飲んだお茶の量や種類、飲んだ時間、愛犬の現在の様子など、なるべく詳しく伝えることが肝心です。

動物病院を受診する

すでに愛犬の体調に異変がある場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。致死摂取量は、その犬の体重や体質などによって異なるので、早急に対処し重症化しないようにしましょう。

犬がお茶を飲んだ場合に考えられる症状とは?

犬 お茶

愛犬がお茶を飲んでしまったときには、以下のような中毒症状を起こす恐れがあります。

下痢や嘔吐

犬がお茶を飲んでしまうと、下痢や嘔吐などの中毒症状が現れることがあります。

多尿・尿失禁

多尿や尿失禁もカフェインによる中毒症状です。

興奮状態になる

落ち着きがなくなるなど、いつもと違って興奮状態になっている場合も要注意です。

けいれん

症状が重い場合は、けいれんを引き起こすこともあります。そのため、心臓病やてんかん発作の持病を持っている犬や、子犬や老犬は特に危険な状態になりやすいので注意が必要です。

少量であっても犬にお茶を飲ませない!

犬 お茶

カフェインが含まれているお茶を犬が飲んでしまうと、健康を損なう危険があります。どのくらい摂取すると中毒症状を起こすのかは、個体によって異なりますが、犬にとってお茶は絶対に必要な飲み物ではないので、少量であっても飲ませないようにしましょう。

◎監修者プロフィール
望月紗貴

望月 紗貴/犬の管理栄養士、ペット看護士、ペット介護士、ペットセラピスト、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー

3頭の愛犬たちと1頭の保護犬、3匹の愛猫たちと山奥で暮らす真の動物好きライター兼ペット記事監修者。
犬に関しての正しい知識共有を目的とし、ネットメディアでの情報提供活動を行っております。
休日は愛犬バーニーズマウンテンドッグ、ゴールデンレトリバー、ボーダーコリーとの時間を大切に過ごしています。

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