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2020.07.11

【栄養士監修】犬に生クリームを与えない方がよい理由3つ!症状や注意点

犬にヨーグルトやヤギミルクなどの乳製品を与えても大丈夫ですが、同じ乳製品である生クリームにおいては、日常的に与えるのはおすすめできません。なぜ犬に生クリームを与えない方がよいのか、その理由について知っておきましょう。また、生クリームを与えた際に起こり得る症状や、与える場合の注意点も解説します。

Author :新井 絵美子/動物ライター(監修:望月 紗貴/犬の管理栄養士、ペット看護士、ペット介護士、ペットセラピスト、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー)

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犬に生クリームは与えない方がよい

犬 生クリーム

生クリームには、犬に有害となる危険な成分は含まれていないので、摂取してもいつもと特に体調に変わりがない犬もいます。しかし、個人差があるので、中には不調を起こす犬もいます。では、なぜ犬に生クリームを与えないほうがよいのか、その理由について見ていきましょう。

犬に生クリームがおすすめできない理由

犬 生クリーム

犬に生クリームを与えるのをおすすめできないのは、主に以下のような理由からです。

理由1:乳糖が含まれているため

犬に生クリームがおすすめできない理由は、生クリームには乳糖が含まれていることから、乳糖不耐症を起こす可能性があるからです。乳糖不耐症とは、体内で乳糖が分解・吸収できないことにより、消化器症状を引き起こすことを言います。

体内に取り込まれた乳糖は、ラクターぜと呼ばれる消化酵素によって分解されますが、犬はラクターぜを十分に持っていないので、乳糖の消化・吸収がうまくできず、胃腸の不調を起こすことがあるのです。
生クリームに含まれている乳糖の含有量は少ないですが、ラクターぜの働き(活性)には個体差があり、ラクターぜの働きが弱い犬だと少量の乳糖でも不調を起こすことがあります。そのため、犬に生クリームを与えるのはおすすめできません。

理由2:肥満の原因になる

生クリームはカロリーが高いので、頻繁に与えていると肥満の原因になり、さまざまな疾患を引き起こしやすくなります。

理由3:アレルギーを起こす可能性がある

乳製品アレルギーを持っている犬も珍しくありません。そのため、生クリームを食べた後にアレルギー症状が引き起こされる可能性があります。

犬に生クリームを与える際の注意点

犬 生クリーム

ここでは、犬に生クリームを与える際の注意点を解説します。

注意点1:少量を与えて様子を見る

生クリームは与えないに越したことはありませんが、もし愛犬に生クリームを与えるのであれば、最初はひと口程度にして様子を見ましょう。アレルギーの心配以外に、食べ慣れないものをいきなりたくさん摂取すると、お腹を壊すことがあるからです。そのため、少量にとどめるようにしましょう。

注意点2:植物性の生クリームにも注意!

生クリームには、植物油脂が主原料の生クリームがあります。動物性の生クリームよりもヘルシーに感じますが、色素や香料が添加されていることが多いので、植物性の生クリームであっても与えるのは少量にしましょう。

犬に生クリームを(危険な量や方法で)与えてしまった際の対処法

犬 生クリーム

犬に生クリームを与えてしまった際は、どのように対処すればよいのか頭に入れておきましょう。

対処法1:愛犬の体調を観察する

ラクターゼの働きが活発な犬の場合は、生クリームを摂取してもいつも通り元気だったります。犬によって症状が出るか否か、また症状の程度は異なるので、まずは愛犬の様子を観察することが大切です。

対処法2:何らかの症状が現れた場合は、すぐに動物病院に連絡する

何らかのアレルギー症状や消化器症状が現れたらすぐに動物病院に連絡し、いつどれぐらい食べたのか、どのような症状が出ているのかを伝えましょう。ひとまず自宅で様子を見て大丈夫、もしくはすぐに診察が必要など何らかの指示があるはずなので、それに従って対処しましょう。

犬が生クリームを(危険な量や方法で)食べた場合に考えられる症状

犬 生クリーム

犬が生クリームを食べた際に見られる症状としては、以下が挙げられます。

下痢や腹痛

体内で乳糖が分解・吸収できないと、下痢や腹痛、腹部膨満などが起きます。

かゆみや目の充血などのアレルギー症状

乳製品アレルギーだった場合、生クリームを摂取した後に、かゆみや目の充血、下痢や嘔吐などのアレルギー症状が起こる恐れがあります。

犬に生クリームを積極的に与えるのは控えよう

犬 生クリーム

乳糖を分解できる能力は個体差があるため、生クリームを食べても特に様子が変わらず平気な犬もいれば、少量を食べただけでお腹を壊す犬もいます。また、アレルギーも懸念されるので、与えるのは控えるようにしましょう。

◎監修者プロフィール
望月紗貴

望月 紗貴/犬の管理栄養士、ペット看護士、ペット介護士、ペットセラピスト、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー

3頭の愛犬たちと1頭の保護犬、3匹の愛猫たちと山奥で暮らす真の動物好きライター兼ペット記事監修者。
犬に関しての正しい知識共有を目的とし、ネットメディアでの情報提供活動を行っております。
休日は愛犬バーニーズマウンテンドッグ、ゴールデンレトリバー、ボーダーコリーとの時間を大切に過ごしています。

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

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