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食べもの

2020.07.06

犬はあんずを食べても大丈夫?食べさせる際の注意点と栄養素

あんずは、スーパー等で見かける機会はそこまで多くありませんが、ジャムやお菓子などの加工食品でよく使用されており、私たちにとって身近な食材と言えます。そんなあんずは、食べ方にさえ注意すれば愛犬に食べさせても大丈夫な果物です。ただし、種や熟していないものはNGなどの注意点があります。この記事では、あんずに含まれる栄養素や食べさせる際の注意点・おすすめレシピなどを解説します。

Author :新井 絵美子/動物ライター

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犬はあんずを食べても大丈夫!

犬 あんず

食べ方に気をつければ、犬があんずを食べても大丈夫です。あんずには様々な栄養素が含まれていますが、犬にとって絶対に摂取しなければならない食材ではないので、少量を与える程度にとどめましょう。

あんずの栄養素・成分

あんずには、主に以下の栄養素(※1)が含まれています。

βカロテン

あんずには、βカロテンが豊富に含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、粘膜や皮膚、目の健康維持をサポートしてくれます。

ビタミンE

ビタミン群の中で、特に豊富に含まれているのがビタミンEです。ビタミンEは抗酸化作用が高く、血管の老化予防に役立ちます。また、生殖機能の健康維持にも関係しています。

カリウム

ミネラルの中では、カリウムが多く含まれています。カリウムは、余分なナトリウムを体外に排出しやすくするほか、神経刺激の伝達やエネルギー代謝にも関与しています。

犬にあんずを食べさせる際の注意点とは?

犬 あんず

愛犬の健康を損なわないために、犬にあんずを食べさせる際の注意点を知っておきましょう。

種や未成熟のあんずは食べさせない

あんずの種や未成熟のあんずには、アミグダリンという成分が含まれており、犬が摂取すると中毒症状を引き起こすので食べさせてはいけません。アミグダリン自体に毒性はありませんが、犬の体内で分解されるとシアン化水素という毒性の物質が発生してしまいます。

摂取すると嘔吐や呼吸困難、虚脱(脱力状態)、頻脈、けいれんなどの中毒症状が現れ、最悪の場合は死に至ることもあります。もし食べさせる場合は、熟した果肉のみにしましょう。

皮を剥いてから与える

あんずの皮には、食物繊維が多く含まれているので、皮ごと与えると消化不良を起こす可能性があります。種と同様、皮も取り除いてから与えるようにしましょう。

加工品は与えない

あんずのジャムや缶詰には、糖分が多く含まれているので加工品を与えるのはやめましょう。また、ドライタイプのあんずにも注意が必要です。人間用のドライあんずは、多くの場合は砂糖がコーティングされているからです。カロリーや糖質の摂りすぎは肥満を招くので、加工品も与えないようにしましょう。

愛犬のためのあんずを使ったおすすめ手作りレシピ

犬 あんず

ここでは、簡単にできるあんずを使った、おすすめの犬用おやつレシピをご紹介します。

1.簡単でシンプルなドライあんず

誰でも簡単にできるおやつといえば、ドライあんずです。皮と種を取り除いたあんずを天日干しやフードドライヤーで半乾き、もしくは完全に乾燥させれば出来あがりです。

なお、ドライにすると水分が減り成分が凝縮されるので、糖分の摂りぎにならないよう、生のあんずを与える場合の量よりも少量にするようにしましょう。

2.あんずヨーグルト

無糖のプレーンヨーグルトに手作りのドライあんずを適量混ぜるだけでも、立派な犬用おやつです。また、好みの型に入れ冷やし固めて、フローズンヨーグルトにするのもおすすめです。

3.あんずゼリー

ゼリーは水分量が多いので、水分補給としても活用できます。愛犬の夏バテ対策のために作ってみてはいかがでしょうか?

<材料>
・あんず(種と皮を取り除き、適当な大きさにカットしたもの)
・ゼラチン5g
・熱湯50ml
・水200ml

<作り方>
1. ゼラチンを熱湯で溶かしてよく混ぜる
2. 1に水とカットしたあんずを入れて、混ぜ合わせる
3. 好みの型に入れて冷蔵庫で冷やし固める

犬にあんずを与える際は与え方や量に注意しよう

犬 あんず

犬があんずを食べても大丈夫ですが、あくまでも熟した状態の果肉部分だけです。未成熟のあんずや種を摂取すると、中毒症状を引き起こすので与えないようにしましょう。あんずが出回る時期は短いですが、手に入ったら愛犬のためにおやつを作ってみるのもいいかもしれませんね。

【参考文献】
(※1)厚生労働省 e-ヘルスネット

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

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