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お手入れ

2020.07.15

【獣医師監修】犬の爪切りで血が…!素早く止血する方法・持っておきたい止血剤とは?

犬の爪切りをした時に、うっかり切り過ぎて血が出てしまった経験を持つ方は意外と多いのではないでしょうか?それ以来、犬の爪切りに苦手意識を持ってしまった方もいるかもしれません。もしもまた同じようなことが起こっても慌てないように、犬の爪切りで血が出てしまった時の止血方法やおすすめの止血剤を紹介します。失敗しないことが1番ですが、万が一のために是非覚えておいてくださいね。

Author :監修:加藤 みゆき/獣医師(文:docdog編集部)

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犬の爪切りで血が出ても慌てないように|爪の構造を理解しておく

犬 爪切り 血

犬の爪には人の爪とは違い、血管と神経が通っています。そのことが犬の爪切りを難しくさせている要因の一つなのかもしれません。 ただ、この犬の爪の構造をしっかりと理解しておくことで、犬の爪切りも取り組みやすくなっていきますので、まずはそこから押さえていきましょう。

白い爪の場合

犬の多くは白い爪をしています。この場合、爪の根元付近をよく観察すると薄いピンク色のものが見えます。この薄いピンク色のところが血管と神経がきてる部分ですので、うっかり切ってしまうと当然出血をしてしまいます。 ただし、確認してもらうと分かる通り、血管と神経は爪の先まで伸びてきている訳ではなく、それを切りさえしなければ血が出てしまうことがありません。稀に犬の爪を切ると血が出ると勘違いしている方もいるようですので念のため訂正しておきます。

黒い爪の場合

また、血管の位置を確認することが難しい黒い爪の場合には、まずは少しずつ爪を切っていきます。 切り進めていくと爪の中心部の色が白っぽく変わります。この変わった少し奥まで血管と神経がきていますので、色が変わったのが確認できたら爪切りはそこまでにし、あとはやすりなどを使って整えてあげるようにしましょう。

犬の爪切り時の出血を止血する方法とは?

犬 爪切り 血

犬の爪切りをしていた時に、うっかり切りすぎてしまい出血させてしまった場合にはすぐに止血を行いますが、少し血がにじむ程度であれば割とすぐに血は止まりますので、血液を拭き取り、大人しくさせて様子を見る程度でも大丈夫です。

出血量が多い場合

ポタポタと血が垂れてしまうような出血量の多い時には、清潔なガーゼやハンカチで血が出ている部分を抑えて軽く圧迫をしておきます。この時ティッシュペーパーを使ってしまいがちですが、ティッシュペーパーは血とくっついてしまい、はずす時にせっかく固まった血を再びはがしてしまう恐れがありますので使わないようにしましょう。また、タオルなどもその繊維が血とくっついてしまいますので、使用しない方がベターです。このあと紹介します止血剤を万が一にそなえて準備しておきましょう。

犬の爪切りで出血が…!自宅で使える止血剤とは?

犬 爪切り 血

犬の爪切りで血管を切ってしまった際にオススメの止血剤をご紹介します。自宅で爪を切る習慣のある飼い主さんは、一つだけでOKですので用意しておくと安心できると思います。

1.プロトリマーもご愛用!止血用パウダー

犬用の止血剤としては古くからあるもので、プロであるトリマーさんなどもこれを利用している方は多くいらっしゃいます。 パウダー状の止血剤で、血が出てしまった箇所に塗りガーゼなどで圧迫をしておきます。即効性があるので長時間圧迫する必要はありませんが、患部に少ししみるので犬が若干嫌がる可能性もあります。止血剤があるからといって頻繁に出血を繰り返すと、爪の血管がだんだんと伸びてきてしまう可能性があるので注意が必要です。

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2.天然薬剤で安心!止血用パウダー

こちらもパウダー状の止血剤です。天然薬剤だけが使用されており、止血だけでなく、創傷鎮痛・滅菌・抗炎症の効果が期待できます。フタを開けると赤茶色の粉がでてくるので一瞬躊躇しますが、副作用などもなく、安心して利用することができます。綿棒などで患部に塗布してあげましょう。

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3.小麦粉が止血剤の代用になる

もしも家に止血剤が無い時には、小麦粉で代用することもできます。ただし、小麦粉は血が凝固するサポートをするだけであって止血剤ではありませんので、止血剤を利用する時よりも圧迫する時間は少し長めに取るようにしてください。

犬の爪切りで出血したら慌てずにすぐに止血を行いましょう

犬 爪切り 血

犬の爪切りをしていて、万が一出血をしてしまった時には、とにかく慌てずに冷静を心掛けながら速やかに止血を行うようにしましょう。血が出たことに驚いて、飼い主さんが慌てたり騒いだりすると、犬も何事かと思い一緒になってバタバタしてしまいます。そうなっては止血することもできませんし、何よりも犬の血があちこちに付いてしまいます。そんなときこそ、慌てず騒がず対応できるようにシミュレーションしておくといいかもしれませんね。

◎監修者プロフィール
加藤みゆき 獣医師

加藤 みゆき/獣医師

日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。
日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。

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