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お手入れ

2020.07.21

トリマーが解説|犬の【ミディアムヘアード】ってどんな毛?特徴から代表犬種まで

犬の被毛は、犬種ごとにさまざまな特徴があります。カーリーヘアやワイヤーヘアなどの毛質の違いの他に、長さによっても大きく3つに分けられます。ミニチュアピンシャーやラブラドルレトリバーなどの短い被毛(ショートコート)、そしてマルチーズやアフガンハウンドなどの長い被毛(ロングコート)。その中間の長さの被毛をミディアムヘアードと言い、触り心地のいい被毛をしている犬種が多いんですよ。
今回は、ミディアムヘアードの特徴や代表的な犬種、お手入れの方法についてご紹介します。

Author :KANAKO/トリマー

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犬のミディアムヘアードってどんな毛のタイプ?

犬 毛 ミディアムヘアード

ミディアムヘアードは、中短毛やミディアムヘアと呼ばれることもある被毛です。短毛でも長毛でもない被毛にはどのような特徴があるのでしょうか。

ミディアムヘアードとは

ミディアムヘアードは、短毛と長毛の中間くらいの長さで、約3㎝ほどの長さの被毛のことを言います。あまり長くはない被毛ですが、モコモコと密に毛が生えている犬種が多いようです。

ミディアムヘアードはダブルコートの犬種が多い

被毛は、皮膚を守る役割のオーバーコートと保温や保湿をする役割のアンダーコートがあり、オーバーコートのみの被毛をシングルコート、2重構造の被毛をダブルコートと言います。抜け毛はどの犬種にもありますが、ダブルコートは季節の変わり目にアンダーコートが大量に生え変わるため、抜け毛が多いです。

ミディアムヘアードの代表的な犬種

ミディアムヘアードは触り心地のいい犬種が多くいます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

柴犬

犬 毛 ミディアムヘアード

日本犬で人気の柴犬は、冬になると寒さから体を守るためアンダーコートがみっちりと生えて全体的にまん丸な体型に見えます。暖かくなってくるとアンダーコートが徐々に抜けはじめ、指でつまんだだけでも綿毛のような被毛が抜けるほどです。一度には抜けきれないので、こまめなブラッシングでケアしてあげましょう。

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

犬 毛 ミディアムヘアード

短い足が特徴のウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、硬めのダブルコートをしています。季節の変わり目には、大量に抜け毛が出るので、しっかりとブラッシングをしてあげましょう。また、コーギーの中には、フラッフィーという長毛になるタイプの子もいます。とても希少なタイプで、体だけではなく首回りや耳の毛も長くなります。

キャバリア・チャールズ・スパニエル

犬 毛 ミディアムヘアード

絹糸のような艶のある被毛のキャバリア・チャールズ・スパニエルは、やや長めのミディアムヘアードです。耳やしっぽの飾り毛は毛量もあり、ブラッシングをしないでいると毛玉になりやすくなります。ダブルコートで抜け毛も多いので、お手入れはしっかりと行うことで美しい被毛を維持することができます。

ゴールデン・レトリーバー

犬 毛 ミディアムヘアード

名前のとおりゴールドに輝く被毛のゴールデン・レトリーバーは、タイプによって色の濃さに違いがあります。アメリカタイプはやや濃いめのゴールド、イギリスタイプは白っぽいゴールド色をしています。体も大きくダブルコートの被毛を持っているため、換毛期には大量に毛が抜けます。

シベリアンハスキー

犬 毛 ミディアムヘアード

オオカミのような見た目が特徴のシベリアンハスキーは、極寒の地域で寒さから体を守るために、アンダーコートが密に生えた被毛をしています。そのため、春と秋の換毛期にはかなり大量に毛が生え変わるため、抜け毛の量に驚くほどです。密に生えている被毛なので、ブラッシングはしっかりと行いましょう。抜け毛を取るだけではなく、毛の間の砂埃や枯葉などを取り除くこともできます。

犬のミディアムヘアードはお手入れが大変?

犬 毛 ミディアムヘアード

比較的短めな被毛ですが、抜け毛のある犬種が多いためブラッシングは特にしっかりと行いましょう。

ブラッシングは必須

被毛が密に生えている犬種の多いミディアムヘアードは、毎日のブラッシングは必要不可欠です。ブラッシングは、抜け毛を取り除いたり、毛玉を予防することができます。そのほかに、血行を良くしたり、皮膚の異常に気付きやすくなるので、健康維持のためにもしっかりとブラッシングしてあげることが大切です。

トリミングは「部分的に」がおすすめ

被毛が引きずるほど長く伸びるタイプの被毛ではないため、全身のカットは必要ではありません。中には、しっぽやお尻の被毛が長くなる犬種もいますので、清潔を保つために部分的にカットをしてあげるのもいいですね。

ミディアムヘアードは触り心地抜群の被毛

犬 毛 ミディアムヘアード

犬種ごとに特徴的なミディアムヘアードについてご紹介しました。ふわもこの被毛のミディアムヘアードは、抜け毛が気になる犬種が多いですが、ブラッシングをすることで、その被毛を維持させ抜け毛を減らすこともできます。いつまでも触っていたくなるほど、触り心地のいい被毛はミディアムヘアードならではですね。

◎ライタープロフィール
KANAKO トリマー

KANAKO/トリマー

ミニチュアダックスフンド8頭と暮らし、犬にまみれた幸せいっぱいの生活を送っています。
普段は犬の服をハンドメイドで作ったり、トリマーとしての経験を活かしカットを楽しんだりしています。

  • 更新日:

    2020.07.21

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