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犬 肛門腺絞り やり方 頻度
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2021.03.28

犬の肛門腺絞りのやり方と頻度を再チェック|愛犬の肛門腺のお手入れについて【獣医師監修】

愛犬と暮らしている方ならきっと誰もが知っている『肛門腺絞り』というケア。ですが、初めて家に犬を迎えるという方にはなじみの薄い言葉かもしれません。でも知らずにケアをしないままでいると、愛犬が病気になってしまうことも!そうならないためにも、愛犬を迎える前に『肛門腺絞り』についての知識を蓄えておきましょう。今回は、愛犬にとって大切なケアの1つである『肛門腺絞り』について詳しくご紹介します。

監修:加藤 みゆき/獣医師(文:Qt)

犬の肛門腺絞り・肛門絞りとは

犬 肛門腺絞り

肛門腺絞りは、単純に『肛門絞り』と呼ばれることもありますが、どちらも同じ意味で使われています。 どんなものかと言うと文字通り、肛門腺を絞って中に貯留している分泌物を出すというケアです。

肛門腺って?

肛門腺は、肛門嚢(こうもんのう)とも呼ばれ、犬の肛門を中心にして時計に例えると、4時と8時のあたり2か所に存在する袋状の器官です。

肛門腺の役割

肛門腺の中には、分泌液が溜まっています。この分泌液はウンチをする時に一緒に排出され、自分のニオイをつけるマーキングの役割を果たします。つまりどのコも、肛門腺から出る液にはそれぞれ違ったニオイがついているということですね。

お散歩でほかのコにご挨拶をする時にお互いのおしりのニオイを嗅ぐのは、この分泌液のニオイを嗅いで相手を認識しています。さらに違うのはニオイだけでなく、分泌液の色や形状などもさまざま。液体状のコもいればペースト状のコもいたり、色も薄茶色や灰色のコなどもいます。

犬の肛門腺絞りの必要性

犬 肛門腺絞り

ウンチをする時に一緒に排出される分泌液ですが、小型犬やシニア犬などは肛門周りの筋力が弱く、なかなか自分で出し切ることができません。そうすると、本来外に出さなければいけない分泌液が溜まったままになってしまい、肛門腺が炎症を起こしてしまうことも。

さらに症状が悪化すると、おしりの皮膚が破れて肛門腺破裂を引き起こしてしまうこともあります。そうなってしまうと、手術が必要になる場合もあるので、定期的なケアが重要という訳です。

肛門腺炎を起こす前の症状

愛犬が肛門まわりを頻繁になめていたり、おしりをひきずりながら歩く『おしり歩き』をしていたら、肛門腺に分泌液が溜まっている可能性があります。炎症を起こしてしまう前に、肛門腺絞りをして分泌液を出してあげましょう。

肛門腺絞りが必要な犬種とは?

先ほどお伝えしたとおり、犬種問わず、筋力の弱い小型犬やシニア犬には肛門腺絞りが必要です。 ただ、中型犬や大型犬でも、みんながみんな自分で出せるというわけではありません。自分で出すのが苦手なコもいるので、定期的に確認して肛門腺絞りをしてあげましょう。

犬の肛門腺のしぼり方

犬 肛門腺絞り やり方

肛門腺絞りの基本的なやり方は下記の通りです。

肛門絞りの手順

  1. まずは愛犬のシッポを片手で持ち上げて、肛門が縦に伸びるように上に引っ張ります。
  2. 別の手で肛門の下の時計で言うと4時と8時の位置に親指と人差し指を当て、表面ではなくちょっと奥の方をつまんで揉みほぐします。
  3. 2本の指でその肛門腺をつまんだまま、下から押し上げるように肛門の方へと絞り上げます。その際、分泌液が飛び散ることがあるので、肛門をティッシュやウェットティッシュで覆っておきましょう。
  4. 分泌液が出たら、ウェットティッシュでキレイに拭きとります。シャンプーをする時に一緒に肛門腺絞りをすれば、キレイに洗い流せるのでおすすめです。

肛門腺絞りをする頻度

肛門腺に分泌物が溜まる時間には個体差がありますが、目安として月に1度は肛門腺絞りをしてあげましょう。 肛門腺絞りにはコツが必要な部分もあるので、なかなか自分でやるのは難しいという方はペットサロンや動物病院にお願いしましょう。トリミングで訪れた際に、肛門腺絞りもセットでやってくれるサロンも多いので、そういったサービスを利用するのもおすすめです。

定期的な肛門腺絞りで愛犬の健康を保とう!

犬 肛門腺絞り

肛門腺絞りは、愛犬の健康を保つためにもとても重要なケアです。今でこそ愛犬と暮らす方たちには常識となりましたが、一昔前は肛門腺絞りの必要性を知らない飼い主さんも多く、肛門腺炎になってしまう犬がたくさんいるという時代もありました。愛犬がおしりを気にしていたら、肛門腺絞りが必要なタイミングかもしれません。そのサインを見逃さず、しっかりとケアをして愛犬の健康を保ちましょう。

  • 公開日:

    2020.07.01

  • 更新日:

    2021.03.28

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ライター・専門家プロフィール
  • 加藤 みゆき
  • 獣医師
  • 日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。 日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。