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犬種図鑑

2020.07.24

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーの犬種図鑑!身体や性格の特徴

レトリーバー種の中に、ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーという犬種がいます。しかし、日本では頭数が少ないことから、どんな特徴を持った犬なのか知らないという人も多いかと思います。
飼い始めてから「やっぱり育てられない」ということがないよう、この記事ではノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーの歴史や性格、被毛の特徴、お手入れ方法などについてご紹介していきます。

Author :新井 絵美子/動物ライター

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ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーの誕生の歴史・ルーツ

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバー

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーは、カナダのノヴァスコシア半島出身の犬種です。祖先犬は定かではありませんが、コーイケルホンディエやアイリッシュセター、ゴールデンレトリーバーなどから発展したのではないかと考えられています。

19世紀初頭に、水面にいるアヒルなどの水鳥を猟師の射程圏内におびき寄せて、猟師が撃った水鳥を回収する犬として作出されました。犬種名に入っている「トーリング」とは、この猟の技のことを言います。

原産国のカナダでは、1945年に公式に犬種として認められました。ジャパンケネルクラブにも公認されていますが、登録頭数が非常に少ないので、普段見る機会はあまりないでしょう。

犬種グループ

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーは、「7G(グループ):ポインター・セター」に含まれない鳥猟犬が属する「8G:7グループ以外の鳥猟犬」の犬種グループに分けられています。

同じ鳥猟犬でも「7G:ポインター・セター」に属する犬種は、獲物の位置を猟師に教えることが長けているのに対し、「8G:7グループ以外の鳥猟犬」の犬種は、獲物を追い出して回収する能力に優れているのが特徴です。

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーの性格

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバー

忍耐力があり理解力も高いので、しつけは入りやすいと言われています。また、明るく活動的で、体を動かすことはもちろん、頭を使う遊びも大好きです。温和で優しい性格なので、子どもとも仲良く接することができます。

上手なしつけ

学習能力が高いゆえに間違ったしつけをするとそのまま覚えてしまい、後から正すのが難しい場合があります。そのため、しつけ教室でプロのトレーナーからトレーニング方法を学んだうえで、しつけをすることをおすすめします。

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーの平均寿命

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバー

中型犬に属するノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーの平均寿命は、12~14歳程度と言われています。犬全体の平均寿命は14歳、中型犬の平均寿命は13歳程度なので、平均的な寿命と言えます。(※1)

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーは、皮膚疾患や関節疾患にかかりすいので注意が必要です。皮膚や被毛を清潔に保つ、足に負担がかからないよう、滑りやすい床材にはカーペットを敷くなどして日頃から予防していきましょう。

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーの被毛の特徴

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバー

滑らかな手触りの長い被毛で、オーバーコートとアンダーコートが生えているダブルコートです。シングルコートには生えていない、保温・保湿の役割をするアンダーコートが生えているおかげで寒さには強いほうです。アンダーコートは春と秋に生え変わるので、その時期は特にたくさんの抜け毛が生じます。

毛色はレッドまたはオレンジで、ブレーズ(両目の間から鼻先にかけて入る白い線)や胸、足先、尻尾の先端のいずれか1ヵ所以上にホワイトの斑があります。

お手入れ方法

抜け毛を放置していると被毛の通気性が悪くなり、皮膚疾患を招きやすくなります。そのため、アンダーコートが生え変わる換毛期は毎日、それ以外の時期は週2回程度ブラッシングをして抜け毛を取り除くようにしましょう。また、体臭が強いほうなので、月1?2回シャンプーをする必要もあります。

毛は長いですが、どこまでも伸び続ける性質の毛ではないため、汚れやすい肛門周辺や肉球の間の毛などを部分的にカットする程度で、ボディはトリミングをしなくても大丈夫です。

たくさんの魅力を持つノヴァスコシアダックトーリングレトリーバー

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバー

ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーは優しく穏やかな性格で、かつ理解力にも長けており、魅力的な要素をたくさん持っています。ただし、とても賢いがゆえに間違ったしつけをすると、修正するのに苦労することもあります。そのため、プロのトレーナーに学んだうえで、しつけを行うとよいでしょう。
日本では希少な犬種でペットショップで出会えることはほとんどないので、家族として迎えたい場合は、専門のブリーダーを探して譲ってもらいましょう。

(参考文献)※1 アニコム損害保険株式会社 家庭どうぶつ白書2019

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

  • 更新日:

    2020.07.24

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