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犬種図鑑

2020.07.01

犬種図鑑|ジャーマン・スピッツ・ミッテルとは?歴史・特徴・性格を紹介

あまり聞き慣れない犬種かもしれませんが、ジャーマン・スピッツ・ミッテルは、日本でも有名なポメラニアンの基礎となった犬です。見た目もポメラニアンにそっくりですが、体格や性格の違いなどがあります。ここではあまり知られていないジャーマン・スピッツ・ミッテルの歴史・特徴・性格についてご説明します。

Author :関 ゆりな/ドッグライター

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ジャーマン・スピッツ・ミッテルの歴史

ジャーマン・スピッツ・ミッテル

ジャーマン・スピッツ・ミッテルは、非常に古くから人間とともに生活してきた犬種ですが、日本ではマイナーではないために、愛犬家でも馴染みがない方が多いと思います。ここではジャーマン・スピッツ・ミッテルの歴史についてご説明します。

ジャーマン・スピッツ・ミッテルのルーツ

ジャーマン・スピッツ・ミッテルは、石器時代の「泥炭犬(トルフフント)」が子孫であり、中部ヨーロッパで最古となる犬種です。非常に古くから人間とともに生活しており、狩猟採集民が飼っていた犬だと考えられています。

中世になるとバイキングらの手によって北部ドイツやオランダに渡り、その後ヨーロッパやイングランドへと広まり、牧羊犬として活躍していました。それぞれの国で独自に改良されたため、ベルギーのFCI(国際畜犬連盟)では体格によって5つの部類に分けられます。

大きいサイズから順に「ウルフスピッツ」、「ジャイアントスピッツ」、「ミディアムスピッツ」、「ミニチュアスピッツ」、「トイスピッツ」となります。一番大きなサイズのウルフスピッツがキースホンド、一番小さなサイズのトイスピッツが日本でも有名なポメラニアンと呼ばれています。

ジャーマン・スピッツ・ミッテルの特徴

ジャーマン・スピッツ・ミッテル

ジャーマン・スピッツ・ミッテルの一番の特徴としてふさふさとした被毛です。顔周りにはライオンのたてがみのようなカラーがあり、ふさふさの尻尾は背中の上でくるっと巻き上がります。ピンと立った耳は三角形で、顔は口元にいくにつれて細くなっていきます。体高は34cm程度で、体重は11kg程度の中型犬サイズになります。

毛色・被毛・抜け毛

ジャーマン・スピッツ・ミッテルの毛色は、ブラック、ブラウン、オレンジ、ホワイト、グレー、クリーム、ブラック&タン、クリーム・セーブル、オレンジ・セーブルなどカラーバリエーションがとても豊富です。被毛は上毛と下毛の二重構造になっているダブルコートです。そのため抜け毛の量は多くなります。

性格

ジャーマン・スピッツ・ミッテルは、警戒心が強く初対面の人には不信感をいだいて甲高い声で鳴いてしらせます。そのため農場や家庭の番犬として愛されてきたのですが、現在の普通の家庭で飼う場合には無駄吠えとして悩みのタネになるため、しっかりとしつける必要があります。

飼い主に対してとても従順で物覚えがいいため、しつけが入りやすいです。家族に対してはとても愛情深く攻撃的ではないので、小さな子どもがいる家庭での飼育も問題ないでしょう。

ジャーマン・スピッツ・ミッテルの育て方

ジャーマン・スピッツ・ミッテル

見た目はポメラニアンのようなジャーマン・スピッツ・ミッテルですが、ポメラニアンよりも大きいサイズであるため、運動量も増えて扱いも注意しなければなりません。ここでは、ジャーマン・スピッツ・ミッテルの育て方について紹介していきます。

お手入れ

ジャーマン・スピッツ・ミッテルは、長いふさふさの被毛を保つために定期的なブラッシングが必要になります。長い被毛はからまりやすく毛玉になりやすいため、毛を抜かないように優しくブラッシングを行いましょう。シャンプーは、月に1~2回ぐらいの頻度で行う必要があります。

室内飼いが好ましい

密度の高い下毛をもつジャーマン・スピッツ・ミッテルは、冬の寒さには強いですが夏の暑さに弱いため、温度調節が効く室内で飼うのが好ましいです。加えて、ジャーマン・スピッツ・ミッテルはスピッツのなかでもとくによく吠えるため、外で飼うと警戒心から無駄吠えが目立つようになります。そのため、あえて番犬として外で飼うという方もいるようですが、熱中症には十分に気をつけるようにしましょう。

散歩

ジャーマン・スピッツ・ミッテルは運動量が必要な犬種のため、散歩時間は1時間程度が必要です。しかし、大きさや個体差があるため、散歩のあとも元気に動き回っているようなら、散歩時間が足りないのかもしれません。また警戒心が強い性格のため、子犬の頃から積極的に外にだしていろんなものと触れ合う機会を作り、社会性を身に着けさせましょう。

ジャーマン・スピッツ・ミッテルと過ごす幸せな時間

ジャーマン・スピッツ・ミッテル

ジャーマン・スピッツ・ミッテルは、中型サイズのため運動量も多く、被毛のお手入れも定期的に行う必要があります。愛情深く理解力の優れた犬種ですが、特にジャーマン・スピッツ・ミッテルは無駄吠えが多いと言われています。ご近所トラブルに発展させないためにも、正しいしつけを根気よく行う必要があり、パートナーとして迎えたいと考えているのであれば、最後まで責任を持って訓練することができるか、今一度考えてみましょう。

◎ライタープロフィール
関 ゆりな ドッグライター

関 ゆりな/ドッグライター

ビションフリーゼのココメロ(1歳)とのんびり暮らすフリーランスライター。ココメロの健康のため栄養満点の手作り食を作るべく、栄養学について勉強中。
長年犬を飼ってきた経験を元に、愛犬との生活がより充実できるような、愛犬家の皆様のためになる情報発信を目指します。

  • 更新日:

    2020.07.01

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