愛犬を家に迎えるにあたって、ごはん選びに困る方も多くいらっしゃると思います。というのも、最近は本当にペットフードの種類がありすぎて、どれを選べばいいのかまったく分かりません。昭和の時代には、私たち飼い主の残りのごはんや、白米にお味噌汁をかけた『ぶっかけごはん』を食べているコがほとんどだったのに、今やプレミアムフードという原料や製法にこだわった1kg1000円以上もするドッグフードが主流になっています。
ダイエット中の方は一瞬ドキッとするような名前のフード『メタボリックス』。肥満気味のコがダイエットのために食べる療養食ですが、我が家のフォンデュは決して太っているわけではありません。現在の体重はちょうど30kgなので、バーニーズの中ではむしろ軽い方です。そんなフォンデュがどうしてこのメタボリックスを食べているかというと、実は持病があるんです。
ちょうど2年前、動物病院で健康診断をうけた際にこの病気が見つかりました。『胆泥症(たんでいしょう)』という聞きなれない病気であると言われ、青ざめた私。どういう病気かというと、肝臓で生成された胆汁(たんじゅう)が、なんらかの原因で凝縮し泥のようになって、胆嚢(たんのう)にたまってしまう病気です。自覚症状などはまったくないので、エコーや血液検査などで見つけてもらうしかありません。
胆泥をそのままにして放っておくと、最悪の場合、胆嚢や胆管が破裂し腹膜炎を起こしてしまうことも。 そうなってしまうと手術が必要になり、愛犬の体にも負担がかかります。
胆泥症の治療は、食事療法と薬の服用とを併せて行います。コレステロールや脂肪分の高い食事がNGということで、動物病院からすすめられたフードが『メタボリックス』でした。胆泥症と診断されてからは、ずっとこのメタボリックスを食べています。
もともとフォンデュは好き嫌いもなく、何でもモリモリおいしそうに食べてくれるのでそれは本当にありがたいなと思います。治療を続けたおかげで今は胆泥もほとんど見られず、きれいな胆嚢になりました。
我が家は療養食を食べているということもあり、ちょっと特殊ではありますが、毎月の食費は2万円以上かかります。量でいうと、毎月15kgくらいのフードを消費しています。歯磨きガムのグリニーズも毎日1本あげているので、それも合わせると2万5千円くらいといったところでしょうか。大型犬との暮らしはそれ相応のお金がかかるんですよね。
毎日同じ療養食フードを食べているフォンデュですが、先日フォンデュの誕生日があり、その日には特別にウェットフードのごちそうにありつくことができました。たまには、息抜きも必要ですよね。パッケージを開けると、真ん中にはおいしそうな白身魚と野菜のジュレが!最近のドッグフードは見た目もオシャレですね。
ごはん時にがっつき過ぎて、ノドに詰まらせることもあったので、我が家では早食い防止の食器『グリーンフィーダー』を使っています。突起がジャマで早く食べようにも食べられないので、これを使うようになってからはフォンデュの得意技『秘技早食い』は封印されています。
ドライフードとウェットフードを混ぜてあげたのですが、やっぱりウェットフード部分から攻めていますね。うんうん、その気持ちわかるよ。それが正解です!
持病をかかえるフォンデュですが、ありがたいことに病気は快方へと向かっています。療養食はこのまま続ける予定ですが、たまにはこんな風においしいごはんで息抜きもさせてあげたいなと思います。次のイベントは、クリスマスかな?健康でまだまだ長生きしてね、フォンデュさん。
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