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2020.07.23

ブログ|君たちは私の太陽

海辺でゴールデンレトリバーと暮らす日々「進化を続ける犬ごはん」

食いしん坊のゴールデンレトリバーと暮らしている方のお悩みの上位は、ごはんのこと。食べることが大好きで、甘え上手。上目遣いに見られた日には、ついつい一口おすそ分けなんていうこともしょっちゅう。そして7歳を過ぎた頃には、どこかしら体の不調を訴えることも多いのがゴールデンレトリバーたちです。我が家のセナとアンディもそうでした。実は、犬たちと暮らしてきて一番の悩みはごはんのことでした。何をあげれば健康で長生きできるの?犬の食事管理は飼い主としての大きな命題。悩んだ挙句に行き着いた先は「生食」でした。

#ゴールデンレトリバー / #人生を変えたゴールデン

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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3代違うごはんスタイル

ゴールデンレトリバー ブログ ごはん

セナはドッグフードに野菜トッピング、アンディはドッグフードから生食手作りごはんへ切り替え、そしてディロンは我が家に来てすぐに生食手作りごはんと3代全く違うごはんスタイルのウチのコたち。20年の時間は、犬たちの食生活に大きな変化をもたらしたと言っても過言ではないと思います。

ごはんを残すセナ

セナは、自分の苦手なものや好きじゃないものはしっかりと残すタイプ。当時、オーストラリアの獣医師開発という最先端のドッグフードを食べていたセナ。

当時は、犬ごはんについての知識がなく、勧められるままにそのドッグフードを選び、パッケージ記載の規定量を毎回、計量する日々。そして、ドッグフードに野菜の煮たものをトッピング。今思えば、完全にカロリーオーバーです。

しかし、その頃は何もわからず、手作りのものをトッピングしてあげたいというありがちな親心から、そんなごはんをあげていたのです。

ドッグフードへの不信感

飼い主が何も疑わずにごはんを差し出せば、喜んで食べると信じていたその当時、ある日セナはごはんに口をつけようとはしません。何度「よし」と言っても、食べようとしないのです。

手ですくって口に持って行っても顔を背ける。どこか体調でも悪いのかと思い、動物病院へ連れて行くも体調は良好の診断。

次の日も、ハンストです。しかたなく、野菜の煮たものだけを与えると、それは食べる。これはドッグフードに問題が?とメーカーに問い合わせると、ドッグフードにカビが見つかったので回収しているとのこと。その日からドッグフードへの信頼は崩れ落ちたのでした。

情報収集に明け暮れた日々

ドッグフードカビ事件以来、ドッグフードに不信感を持ち始め、犬ごはんの調査を開始。まだ、今のようにネット情報が充実していない時代です。本を買い漁り、獣医師に話を聞き、友人と情報交換することが関の山でした。そして、知ったのが「馬肉」や「生食」の存在です。それはその当時、最先端の話題でした。

犬ごはんは生食に決定!

ゴールデンレトリバー ブログ ごはん

冷凍生食の販売が開始されたのは、セナ11歳の頃。オーストラリアから直輸入の生食は高価で毎日あげられるものではありません。時を同じくして、トライプの存在も知りました。今ではトリーツとしても店頭に並んでいるトライプですが、当時はとても珍しいもの。体調を崩し食欲のなかったセナが、生食やトライプには口をつけるのを見て目を見張ったのは言うまでもありません。

生食に変えて驚いたこと

アンディは7歳の頃から生食へとシフト。するとわずか2週間で体重が2kg減。5歳の頃と変わらない筋肉プリプリの体が復活です。そして、白いものが目立ち始めていた顔が、元のツヤツヤしたゴールドに!これには、アンディを知っている全員が驚きました。この時点で、生食が犬の健康に有効なことを実感したのです。

犬ごはんのために勉強開始

生食やトライプがなんとなく犬の体にいいとわかっても、なぜなのか、何が体にいいのかのエビデンスが欲しかったことから、犬についての勉強をはじめると、「なるほど!」と思うことが次々と。犬の腸は人よりも短いから肉の消化に向いていることを知り、生食の良さ、そして他に何をあげればいいのかを理解できたのです。

超食いしん坊ディロンのために始めたこととは

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そしてアンディ9歳のことにやってきたディロン。セナ、アンディとは違い超食いしん坊。自分のご飯を飲み物のように平らげて、ゆっくり噛んで食べるアンディのご飯を狙いに行くこともしばしば。こんなに早食いで、本当に消化吸収できているのだろうか?
ウンチの回数も多い。案の定、ディロンはやせっぽちのガリガリのまま1歳を迎えることに。獣医師からは、栄養不良だと言われ悩む日々が続いたのです。(動画はいつまでも空のボウルを舐め続るディロンです。)

スムージー作戦開始!

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そこでスタートしたのがスムージー作戦です。今まで、トッピングしていた生野菜をスムージーにすることに。ハーブミックスや酵素リキッドもプラス。すると、あっという間に1kg増。犬の消化吸収は個体差があること、そして腸内細菌のバランスが大切なことがよくわかりました。

8歳になってもディロンは病気知らず

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アンディがいる頃は、馬肉一辺倒だった犬ごはんですが、ディロンもシニアと呼ばれる年代に入ったので、バランスを考え馬肉プラス鶏胸肉または豚肉と加熱した肉も加えるように。

セナは7歳、アンディは9歳で心臓病を発症し、薬の欠かせない生活を送っていましたが、ディロンは今のところ健康優良児をキープ。

代謝が落ちてきて、少し体重が増えましたが、悩むほどではないレベル。最近、薬膳の勉強を始めたので、ディロンごはんはまだまだ進化を続けます。

◎ライタープロフィール
西村 百合子

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士、犬の東洋医学生活管理士2級

ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。
現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。

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