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健康管理 / 病気

2020.07.13

獣医師監修|犬の歯ブラシは早めに始めよう!おすすめの歯ブラシ5選と上手な慣らし方

あなたは愛犬の歯を磨いていますか?歯周病は、犬の病気の中でも特に発生頻度が高く、3才以上の犬の約80%にみられると言われています。歯周病を予防するには、歯ブラシを使って歯を磨くことが最も効果的です。ここでは、犬の歯ブラシの必要性やおすすめの歯ブラシ、歯ブラシに上手に慣らす方法についてご紹介します。

Author :江野 友紀/認定動物看護士(監修:加藤 みゆき/獣医師)

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犬の歯ブラシの必要性とは?

犬 歯ブラシ

犬の口腔ケアには様々な製品がありますが、歯ブラシを使ったブッシングが最も有効です。

犬は人よりも歯石が付きやすい

犬の歯は人よりも虫歯になりにくいですが、唾液の性質の違いから歯石が形成されやすいという特徴があります。犬の歯垢は3~5日程度で歯石に変わるので、歯石になって歯ブラシで落とせなくなる前に除去することが大切です。

歯みがきガムや歯みがきのおもちゃではダメなの?

犬の歯みがきガムや歯みがきのおもちゃもありますが、あくまで補助的に使用するものと考えましょう。歯と歯の間や、歯と歯肉の間の「歯周ポケット」にたまった食べかすやプラークなどは、歯ブラシでないときれいに除去することはできません。

おすすめの犬用歯ブラシ5選

犬 歯ブラシ

おすすめの犬用歯ブラシを5つご紹介します。

どの角度からも磨ける歯ブラシなら

「シグワン 360度歯ブラシ 超小型犬用」は、360°型なのでどこからでも磨け、プラスチック部分が歯に当たることを嫌がる子にもおすすめです。約2万本の0.07mmの超極細毛が短時間で歯垢を除去します。

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犬が嫌がりにくい歯ブラシなら

「デンティフェアリー 指サックシリコンブラシ」は、歯茎に優しい柔らかいシリコン製ブラシです。雑菌が気になる場合には、煮沸消毒も可能です。

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ヘッド部分が小さく磨きやすい歯ブラシなら

獣医師推奨設計の「ライオン ベッツドクタースペック デンタルブラシ」は、ヘッドがコンパクトで小型犬や猫の歯みがきに適しています。歯周の状態に合わせて毛先を「ラウンド」「ダブル」「超極細」の3タイプから選べます。

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中~大型犬向きの歯ブラシなら

動物薬専門メーカー、ビルバックが扱う「C.E.T.デンタルブラシ ダブル」は、持ち手両端に大・小2つのヘッドが付いており、磨く部分などによって使い分けができます。ヘッドに角度がついているので、効率的にブラッシングできます。

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口の奥まで届きやすい歯ブラシなら

「マインドアップ 犬口ケア歯ブラシ スモール」は、柄の部分が長く全体の厚みが薄いため、口の奥まで届きやすい歯ブラシです。ブラシが柔らかいので、歯周病などで歯肉が弱っている子の歯みがきにも最適です。

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歯ブラシを上手に慣らすには?

犬 歯ブラシ

歯ブラシは仔犬の頃から始めることが理想的です。
乳歯を磨いてもどうせ抜け落ちてしまうのではと考えてしまうかもしれませんが、新しい経験を受け入れやすい仔犬のうちに習慣として慣れさせ、歯磨き=嫌なものではない、と印象付けておくことが大切です。

いきなり歯ブラシで磨こうとしない

犬の歯みがきは、焦らず少しずつ慣れてもらうことが大切です。いきなり歯ブラシを使うのではなく、まずは口周りや歯、歯肉を優しく触ります。
口腔内を触ることに慣れたら、次に水に濡らしたガーゼや歯みがき用のシートを指に巻いて歯をこすります。ここまで出来たら、歯ブラシを使ってみましょう。
歯ブラシを使う場合にも、全ての歯を一度に磨こうとせず、初めのうちは短時間で切り上げましょう。

ひとつの作業が終わるたびに、きちんと褒めてあげる

犬に歯みがきをいいものと覚えてもらうためにも、ステップアップできたときには褒めてあげることが大切です。
犬の好物を用意し、口腔内を見せてくれたときや歯や歯肉に触れさせてくれたとき、歯ブラシを歯に当てさせてくれたときなどに、一回ごとにきちんと褒めてごほうびを与えましょう。
ごほうびにはおやつを与える方法もありますが、ドッグフードでも喜んで食べる子であれば、栄養バランスのとれたフードの粒を与えることをおすすめします。

犬に歯ブラシを好きになってもらおう

犬 歯ブラシ

犬の歯周病予防には、毎日歯ブラシを使ってブラッシングすることが大切です。歯みがき=嫌なものと印象付けてしまうと、毎日の歯みがきの時間が犬にとっても飼い主さんにとってもストレスになってしまいます。コミュニケーションを取りながら、焦らず少しずつ慣れさせてあげましょう。

◎監修者プロフィール
加藤みゆき 獣医師

加藤みゆき/獣医師

日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。
日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。

◎ライタープロフィール
江野友紀 認定動物看護士

江野 友紀/認定動物看護士

地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。
ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。
普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。
ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。

  • 更新日:

    2020.07.13

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