magazine

連載 / ブログ

2020.07.28

連載|シニアの愛チワワ|vol.40

君がそこにいる幸せ。あまえちゃん。

比較的ドライな性格だと思っていた愛犬ですが、シニア期を迎えた愛犬はとても甘えん坊になりました。シニア期を迎えた愛犬が甘えん坊になることは、シニア犬と暮らしている方はよく経験をされるようです。そんな甘えん坊の愛犬がみせるしぐさや行動など、今回は「あまえちゃん」な愛犬のお話です。

#シニアの愛チワワ

Author :只野 アキ/ドッグライター

この記事をシェアする

こっちに来てください

シニアのチワワがこっちを見て吠えている様子

外にある郵便受けに郵便物などを取りに行き玄関に戻ると、いつもいる場所から愛犬が呼んでいます。今までは誰が来ても無関心だった愛犬。シニア期を迎え、目が見えにくくなったせいなのか、からだを動かしにくくなったせいなのか「誰かが来たならこっちに早く来てください!」とでもいいたげに吠えます。

その吠え声は子犬のような「キャンキャン」なのです。子犬の頃にすら聞いたことがない「キャンキャン」という愛犬の甘えた鳴き声。一生懸命に吠えて呼ぶ愛犬は、甘えん坊そのものです。

近くに行って声を掛けると、嬉しそうにしてくれます。ほんの1分足らず私がいなくなっただけで、1日待っていましたとでも言わんばかりに甘えながら呼ぶ愛犬。

そんな甘えん坊の愛犬を愛おしく感じ、大げさに抱きしめて、再開の喜びを二人で分かち合うのでした。

忘れていませんか?

シニアのチワワを下から撮影

じっとこちらを見つめる愛犬。愛犬は最近、私をよく見つめるようになりました。「どうした?」と声を掛け近くに行くと、安心したように鼻を「スーッ」と鳴らします。

愛犬から離れキッチンにいると、またこちらを見ている愛犬を発見。近くへ行き、愛犬を抱き上げると「スンスン」と小刻みに鼻を鳴らし甘えています。鼻先を私の腕にグイグイこすりつけ、自分なりの甘えを精一杯表現する愛犬。シニアな愛犬は、不器用な甘え方を覚えたようです。

若いころは比較的ドライな性格だった愛犬。今まで、甘えたかった気持ちを我慢していたのかもしれません。

シニアな愛犬は、自分を忘れていませんか?と言いたげにこちらを見てアピールをしています。「忘れるわけないでしょ」そういってまた愛犬を抱き上げるのでした。

一緒にいたいです

シニアのチワワが添い寝している様子

夜になって愛犬が目覚めると、いつもの覚醒タイムがやってきます。一緒に遊び、適度な運動をして落ち着いた愛犬。それを見てソファーに座り本を読んでいると、愛犬はまたこちらを見て吠えています。

最近、気づいたのですが、どうやら愛犬は自分が離れた場所にいてほしくないようなのです。ソファーの上に愛犬を乗せてみると、落ち着かない様子でずっと動いています。ソファーの上は難しいと断念し、私が床に移動することにしました。

愛犬の近くで横になり、そっと愛犬を眺めていたら落ち着いてくれました。近くにいれば本を読んでいても、スマートフォンをいじっていても吠えません。

夜になると不安になるのでしょうか?一緒にいてほしい、近くにいてほしいという愛犬の気持ちが、強く感じられる出来事でした。

あまえちゃんの君

シニアのチワワのななめ後ろ姿

シニアな愛犬は、とても甘えん坊になりました。ドッグトレーナーの仕事をしていたころは、愛犬を待たせて他のワンちゃんのトレーニングをしていました。遠くでそれを見ていた愛犬。本当は、自分もかまってほしかったのかもしれません。

「ほんとうはずっと一緒にいたかったんだね」

切ない気持ちとともに、今こうやって甘えてくれる愛犬をとても愛おしく感じます。

「これからはずっと君だけのために、ここにいるからね」

あまえちゃんの愛犬。愛犬に甘えられ、飼い主まであまえちゃんになりそうです。これからも、お互いが寄り添い甘えながら、大切な時間をゆっくりと歩んでいきたいと思っています。

◎ライタープロフィール
只野 アキ ドッグライター

只野 アキ/ドッグライター

犬の素晴らしさを皆様にお伝えし、犬を手放さない社会の実現を目指すドッグライターです。
家庭犬ドッグトレーナーとして、トレーニングやイベント運営を経験。愛犬の病気をきっかけにトレーナー業は休止し、現在はドッグライターとして活躍中。
趣味は犬とたわむれること。愛犬との生活が豊かになる情報や、皆様のこころがほんのりと温かくなるような記事をお届けします。

  • 更新日:

    2020.07.28

この記事をシェアする