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連載 / ブログ

2020.07.07

連載|シニアの愛チワワ|vol.34

君がそこにいる幸せ。動物病院はちょっと緊張します

皆さんの愛犬は動物病院が苦手ですか?愛犬は動物病院が苦手で、動物病院へ行くと緊張をしてしまいます。動物病院での愛犬の様子や、帰宅後の様子。愛犬が動物病院を苦手になった理由など、動物病院にまつわるお話です。

#シニアの愛チワワ

Author :只野 アキ/ドッグライター

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愛犬と病院

愛犬は動物病院が苦手です。動物病院が好きなワンちゃんもいると思いますが、愛犬はかたくなに動物病院を嫌います。

愛犬の動物病院嫌いは、子どもの頃おなかの調子が悪く動物病院へ行ったときに、背中に皮下点滴をしたことがはじまりでした。皮下点滴をした後の何日間か、もう背中に何も入っていないのに、背中を触るとビクッとして逃げ、怒るようになりました。

それから動物病院が苦手になり、動物病院を変えても「診察台」「獣医師さん」「あの雰囲気」この3つが揃うと恐怖を感じるようになってしまったのです。
獣医師さんが愛犬のために皮下点滴をしてくださったのに、愛犬にとって腹痛よりも皮下点滴の衝撃の方が強かったようです。

動物病院で

動物病院へ着くと愛犬は、そっとキャリーバッグの中に隠れます。
愛犬はこれから自分の身の上におこる「診察」を察知し、できるだけ獣医師さんに自分の存在を気づかれないようにしています。

動物病院へ来ている他のワンちゃん達は、待合室の床のにおいをかいだり、飼い主さんに抱っこされたりなど、愛犬のように「緊張」をあらわにしている子はなかなか見かけません。愛犬の診察は聴診やからだを触る程度で、獣医師さんも看護士さんもとても優しい方なのですが、愛犬の緊張がほぐれることはありません。

「性格だから仕方ないね」そう思い、キャリーバッグの中に身を潜めている愛犬をなぜて「大丈夫だよ」と声をかけます。きっと愛犬は「大丈夫じゃありませんよ」と私に言いたいのだろうな・・・と思います。

ただいま!

動物病院から自宅に帰ってくると、いつもの愛犬に戻ります。キャリーバッグから愛犬を出すと、いそいそと水を飲みに行きトイレを済ませ「おうちは最高です」とでも言いたげにこちらを見ます。

「頑張ったね、偉かったね」と声をかけ、おやつをあげると嬉しそうに食べます。 そして移動と緊張の疲れで動物病院へ行った日は、いつも以上に眠ります。
気持ちよさそうに眠る愛犬。愛犬から動物病院の消毒薬のにおいがほんのりとします。

「おかえり、ゆっくり眠るんだよ」愛犬の寝顔は、いつもにまして開放感にあふれています。口から舌をちょっと出して眠る愛犬。静かな部屋と愛犬の寝顔。
カーテンを揺らす風がとても心地よい幸せな時間が流れてゆきます。

病院へ行く道

愛犬が元気なころは一緒に旅行へ行ったり、犬のイベントに行ったりしていました。
ですが、今一緒に出掛けられるのは動物病院だけです。車の助手席に愛犬を乗せ、イチョウ並木の道を車で走ります。

動物病院までのたった5分間ですが、家の中とは違い、外の風や日差しは気持ちよく何よりも愛犬と一緒に出掛けられることを嬉しく思います。

助手席のキャリーバッグの中でちょっと緊張をしながら「病院ですよね」とこちらを見る愛犬。「病院だけど、そこへ行くまでの時間を楽しもう」愛犬と通うこの道がいつかは思い出になってしまう時間だとしても、今はこの一瞬を大切にしていきたいと思っています。

◎ライタープロフィール
只野 アキ ドッグライター

只野 アキ/ドッグライター

犬の素晴らしさを皆様にお伝えし、犬を手放さない社会の実現を目指すドッグライターです。
家庭犬ドッグトレーナーとして、トレーニングやイベント運営を経験。愛犬の病気をきっかけにトレーナー業は休止し、現在はドッグライターとして活躍中。
趣味は犬とたわむれること。愛犬との生活が豊かになる情報や、皆様のこころがほんのりと温かくなるような記事をお届けします。

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