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犬を迎える

2020.06.19

狆の子犬の成長は早い?気になる子犬のエサの量・散歩・シャンプーのこと

狆は、シルキーで優雅な被毛と、飼い主が大好きで温厚な性格が魅力の日本原産の小型犬です。小さくかわいいことから、初めて犬を飼う人やマンションなどの集合住宅に暮らす人にも飼いやすいと言われ、犬を迎えるなら狆と思う方も多いようです。今回は、そんな狆の子犬の魅力、体格や成長のスピード、散歩やシャンプーの開始時期、エサの量などについてご紹介します。

#狆

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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とても小さな狆の子犬の魅力とは?

狆 子犬

成犬になるとシルクタッチのストレートな被毛が美しく優雅な佇まいを見せる狆。子犬の頃は、鼻ぺちゃとクリクリの大きな目が可愛らしく、さらに飼いやすい犬種としても注目されています。小型犬の狆の子犬はとても小さいため、育てていく上では気をつけなくてはいけない点がいくつかあります。

愛らしい狆の子犬はおとなしいけれど機敏

日本原産の犬種の中で最も小さく、愛玩犬として室内飼いに適しているのも狆の特徴です。日本原産の狆ですが、狩猟犬として野山を駆け回っていた柴犬に代表される日本犬との大きな違いは、古くから愛玩犬として皇室や貴族といった富裕層の女性たちに人気があり、抱き犬として大切に育てられてきたところ。

普段はおとなしく激しい運動など必要としませんが、子犬の頃や3歳ぐらいまでは見た目からは想像がつかないほど機敏な動きをすることがあります。そのため、階段や滑る床、家具の角などで怪我をする危険性があるので室内環境には注意が必要です。

エレガントな被毛が自慢の狆は子犬の頃からケアをしてあげて

そのゴージャズな被毛が魅力の狆は、生まれて間もない子犬の頃からその片鱗を覗かせています。生後3ヶ月頃から赤ちゃん毛から成犬の被毛へと抜けかわり始め、1歳になる頃には成犬の被毛が生え揃います。シングルコートで抜け毛が少ないと言われている狆ですが、毛玉になりやすいため、こまめなケアが必要です。また、毛量が多いため暑さ寒さに弱いことから室内の温度管理は子犬の頃からしっかりと行ってあげることが大切です。

狆の子犬期の体格と成長スピードは?

狆 子犬

スクエアな体型の狆は、体高と体長がほぼ同じサイズであることが特徴です。成犬になると体高は20~28cmとトイプードルと同じような大きさになります。成犬の標準体重は2~6kgで、約100g程度で生まれた狆は、10日ごとに約100gずつ体重が増えていき2ヶ月齢での目安は約800gです。その後、約1年かけて成犬の体格へと成長していきます。

狆の子犬の散歩・シャンプーを始める時期は?

狆 子犬

狆の子犬を迎えて気になることが、散歩やシャンプーの時期。小さな小さな狆の子犬は、怪我をしやすいため、散歩やシャンプーは適切な時期に始める必要があります。

狆の子犬に散歩は必要?

成犬になっても長時間の散歩は必要ないと言われる狆は、穏やかな性格で外で運動するよりも室内で飼い主と一緒に過ごしていることが大好きです。また、華奢な体のため激しい運動は怪我の元となる可能性があります。特に、子犬の頃は骨や筋肉が未発達のため、捻挫や骨折などの怪我に注意が必要です。だからと言って、家の中だけの遊びで、ついつい甘やかしてしまいがちですが、そのせいでわがままになってしまうこともあります。社会性を養うために、子犬期から短い時間の散歩をして、外の環境や人、犬に慣れさせることも大切です。

狆の子犬も、他の犬種と同じようにワクチン接種が終わった時期の生後4ヶ月齢の頃に散歩デビューをすることがおすすめです。最初のうちは、家の近所を10分程度歩くことから始め、子犬が外の環境に慣れてきたら少しずつ時間と距離を伸ばしてあげましょう。狆は成犬でも1日20~30分程度の散歩が適切と言われているので、あまり無理して長時間散歩する必要はありません。

被毛が自慢の狆|シャンプー開始時期は?

ツヤのあるフサフサとしたストレートな被毛と飾り毛が特徴の狆。特に、羽のような尻尾は狆の自慢です。そんな狆の被毛は、豊富で細いことからこまめなブラッシングなどのお手入れが必要です。特に、子犬の赤ちゃん毛は柔らかく毛玉になりやすいため、早い段階からブラッシングを開始して慣れさせておきましょう。また自慢のゴージャスな被毛をキープするためには、シャンプーが必須ですが、初めてシャンプーをするのは家に迎えて2ヶ月程度、環境に慣れてきた頃がおすすめです。

狆は、外で思いっきり遊ぶタイプの犬種ではありませんが、ロングコートのため通常の散歩でも毛先が汚れやすく、月に1回程度のシャンプーが必要な犬種です。そのため、子犬の頃から、水やドライヤーの音に慣れさせておくことが大切です。初めてシャンプーをする時は、足先から水をかけ徐々に体を濡らしていくようにしましょう。怖がりの子の場合は、シャワーの音にびっくりしてシャンプー嫌いになることがあります。最初のうちは、大きな水の音かしないようにシャワーヘッドを体にぴったりとくっつけて水を出すことがコツです。

狆の子犬のエサの量はどれぐらい?

狆 子犬

小型犬の狆ですが、骨格、内臓機能などが発達する子犬期には、たっぷりと栄養を与えてましょう。また、免疫を高めていくためにも栄養価が高くバランスのとれた食事を与える必要があります。

子犬期のエサの回数は1日3回が目安

子犬は、消化器などの機能が未発達のため、一度にたくさんのエサを与えてしまうと消化不良を起こす場合があります。1日に与える量を決め3~4回程度に分けてあげることで、消化吸収しやすくなります。子犬は、消化不良による下痢や嘔吐をしやすいため、1回に与える量は慎重に様子を見ながら決めましょう。また、家に迎えたばかりの頃は環境の変化によるストレスから、食べなくなってしまったり、下痢することもあるため注意が必要です。

生後6ヶ月までは、1日に3~4回に分けて与えることがおすすめです。通常は6ヶ月を迎えたら、1日2回に切り替えますが、個体差があるため消化吸収の状態によって判断することが望ましいです。1日の回数にこだわらず、うんちの状態を見ながらエサの回数を決めることが、健康なカラダ作りへのポイントです。子犬期の栄養不足は、将来の健康に大きく関わるため、しっかりと栄養を消化吸収できるように様子を見ながらエサの量や回数を決めましょう。

フードによって量は異なる

新しい環境に慣れるまでは、ブリーダーの元で食べていたフードを混ぜながら、新しいフードへと切り替えていきます。エサの量は、与えるフードによって異なるため、フードのパッケージに記載されている量を目安としましょう。

ただし、成長の度合いによって、必ずしも記載されている量が適正ではないこともあるため、こまめに体重を計りながらエサの量を調節していくことがおすすめです。特に、狆はあまり運動をしない犬種であるため、食べたがるからといってたくさんの量を与えてしまうと肥満になってしまう可能性があることから注意が必要です。

繊細な狆の子犬を飼うときには体調管理に気をつけて

狆 子犬

長時間の散歩や多くの運動量を必要としない狆は、マンションでも飼いやすい犬種として人気があります。飼い主が大好きで賢い性格から、しつけも比較的入りやすいですが、甘やかしすぎには注意が必要です。また、暑さ寒さにはとても弱い犬種であること、関節のトラブルを発症しやすいことから、室内での環境管理には十分に気をつけてあげてくださいね。

◎ライタープロフィール
西村 百合子

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士、犬の東洋医学生活管理士2級

ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。
現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。

  • 更新日:

    2020.06.19

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