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お手入れ

2020.06.08

犬の毛色『セーブル』ってどんな色?特徴や代表的犬種を画像でチェック

セーブルとは本来、毛皮製品となるクロテンの被毛のことを指すのですが、犬の毛色についても『セーブル』と呼称されることがあります。それでは犬の毛色で言うセーブルとは、どのようなカラーのことを指すのでしょうか?またセーブルの毛色を持つ代表的な犬種についても画像と共にご紹介していきます。

Author :明石 則実/動物ライター

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犬の毛色『セーブル』とは?

セーブルの毛色

イエローやグレー、シルバーなどの地色があって、先端だけ黒い毛がところどころに混じっている色のパターンをセーブルと呼びます。 また目の周辺を除く有色の部分をセーブルが8割以上占めることが条件で、それより割合が少ない場合は、マホガニーというカラーに分類されます。

セーブルの因子にはいくつかあり、レッドセーブルの根元はレッドもしくは赤みを帯びたブラウンで、毛の先端が黒または黒に近いブラウンです。 フォーンセーブルは根元が金色っぽいカラーで、毛の先端はやはり黒っぽくなっています。他にクリームセーブルや、ホワイトセーブルといったパターンも存在します。

いずれにしても被毛全体が黒いわけではないため、グラデーションがかかった美しい色彩をしていますね。

セーブルが純血種の条件とされている犬種とは

犬にはコートカラーを左右する遺伝子が存在していて、レッドの被毛になる遺伝子はエクステンション遺伝子。セーブルに変える遺伝子のことをアグーチ遺伝子と呼びます。

セーブルが純犬種の条件とされている犬の場合、子犬はこのアグーチ遺伝子を受け継ぐ必要性があるのです。さらに被毛の8割をセーブルが占めなければならないため、例えば柴犬(赤)のように、背中の蓑毛だけが黒っぽい場合はセーブルカラーとは認められません。

セーブルの毛色を持つ代表犬種って?

一口にセーブルと言っても、地色には様々なカラーがあり、グラデーションやパターンも千差万別です。ここからはセーブルの代表的な犬種を5種ご紹介します。

セーブルカラーの代表犬種|シェットランド・シープドッグ

セーブルの毛色を持つシェットランド・シープドッグ

「シェルティ」の愛称でも親しまれているシェットランド・シープドッグといえばこのカラー!たいていの方が思い浮かべるのではないでしょうか?セーブル&ホワイトの毛色のコが最も多く、地色は薄いゴールドから濃いマホガニーまであり、その色調は鮮やかで優美なもの。ちなみに灰色がかったウルフセーブルやグレーは遺伝子的に好ましくないとされていますね。

両目の間から鼻先までのブレーズや、首回り、胸、脚、尻尾などにある白いマーキングのあるものが好まれます。しかしボディに白い斑があるのもは好ましくないとされています。

セーブルカラーの代表犬種|ポメラニアン

セーブルの毛色を持つポメラニアン

様々なカラーが認められているポメラニアンですが、セーブルもまた代表的なカラーとなります。オレンジ色に褐色が入り、毛先が黒いオレンジセーブルが一般的ですが、クリームの地色に毛先が黒くなったウルフセーブルなどもあります。特にウルフセーブルは希少価値が高く、根強い人気があります。

セーブルカラーの代表犬種|コーギー

セーブルの毛色を持つコーギー

ペンブローク、カーディガンともにコーギーにはセーブルカラーが認められています。レッドの地色に黒が入るため、少し精悍な印象となるのが特徴です。首回りから胸にかけてのホワイトと相まって、セーブルホワイトと呼ばれることもあります。

セーブルカラーの代表犬種|チワワ

セーブルの毛色を持つチワワ

様々なカラーのあるチワワですが、スムースコートやロングコートを問わずセーブルが認められています。チワワには、セーブルとよく似たカラーのフォーンが存在しますが、フォーンは金色っぽい茶色や薄いブラウンの毛色となります。フォーンは子犬の頃はやや黒っぽいため、セーブルと見分けがつきにくいのですが、成長と共に黒が薄くなっていきます。

チワワの場合、体全体がセーブル、もしくは白とセーブルが色分けされたようなセーブル&ホワイトといった種類があります。

セーブルカラーの代表犬種|パピヨン

セーブルの毛色を持つパピヨン

白地であれば全てのカラーが許容されてるパピヨンですが、セーブル&ホワイトというカラーが存在します。顔の一部や背中、特徴のある飾り毛にセーブルが現れ、非常に人気があるとされていますね。また、生まれた時にレッドやブラウンだった毛色が、成長するにつれてセーブルに変化していくことも珍しくありません。

他のカラーとまた違った魅力があるセーブル

セーブルの毛色を持つ2頭の犬

セーブルの毛色を持つ犬種は、思ったほど多くはありません。それだけ希少ですし、見た目も他のワンちゃんと違った印象になりますから、よりオンリーワン的な魅力が出てくるのかも知れませんね。

◎ライタープロフィール
明石則実 動物ライター

明石 則実/動物ライター

フリーライターとして動物関連や歴史系記事の執筆を多数おこなう。柴犬と暮らす傍ら、趣味の旅行や城めぐりで愛犬と駆け回る週末。
愛犬家の皆さんにとって、お悩みを解決したり、有益な情報を発信することを心掛けています。

  • 更新日:

    2020.06.08

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