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犬の生態 / 気持ち

2020.06.13

犬の耳の動きで分かる感情!耳は口ほどにものを言う?!

『目は口ほどにものを言う』という言葉がありますが、日々愛犬と暮らしているとこれは犬にも当てはまる言葉だと思うことがあります。私たち人間のような言葉を話さない犬たちは、目だけではなく、耳、尻尾など身体全体で感情を表現してくれます。
今回は耳の動きに注目して、愛犬が私たちに何を伝えようとしているのか、その感情を読み解いていきましょう。

Author :Qt/家庭犬トレーナー、ドッグシッター、ペットロスケアアドバイザー

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犬の耳の形は大きく分けて3種類

犬の耳にはいろいろな形がありますが、カテゴリー分けをすると3種類に分けられます。

立ち耳

犬 耳 感情

まずは、立ち耳。柴犬やポメラニアン、フレンチブルドッグ、パピヨンなどがこちらのカテゴリーに入ります。
立ち耳の犬たちは、耳の動きが確認しやすいので観察するにはうってつけです。

半立ち耳

犬 耳 感情

耳の根本は立っていて、途中からペコリと折れている耳を半立ち耳といいます。ボーダーコリーやジャックラッセルテリアなどはこちらのカテゴリーです。
半立ち耳の犬たちも耳の動きは比較的確認しやすく、動くたびにピョンピョンと揺れる耳もかわいくて癒されますよね。

垂れ耳

犬 耳 感情

ペタンと顔の左右に垂れ下がった耳を垂れ耳と呼びます。プードルやダックス、ビーグルなどがこのグループに入ります。
他の耳に比べ耳の動きが分かりにくいのですが、しっかりと耳の根本部分を観察してみましょう。注意して見ていると、ちょっとした動きにも気づけるようになります。
ここからは、耳の動き別に犬たちがどんな感情をあらわしているのかをご紹介していきます。

犬が耳をピンと立てるときの感情

犬 耳 感情

愛犬が耳をピンと立てて何かを見つめていることはありませんか?そんな時の気持ちは大きく2種類に分けられます。

明るい表情ならワクワクしている証拠

ピンと耳を立てている時は、周りになにか興味を示している時です。口が少し開いていたり、首をかしげるようなしぐさをしていたら、それは好奇心のあらわれ。きっと愛犬は何かにワクワクしています。

不安気な表情なら警戒心のあらわれ

耳を立ててキョロキョロ周りを見回していたり、落ち着かない様子の時は、なにかを警戒しているサインです。
車や他人、他犬など、何か苦手なものが近づいてきているかもしれません。飼い主さんも周りを確認しておきましょう。

犬が耳を前に倒すときの感情

犬 耳 感情

耳を前に倒し、険しい表情をしていたり鼻にしわを寄せていたりしたら、それは威嚇や攻撃のサインです。
前から他の犬が近づいてきている時はケンカになってしまうこともあるので、飼い主さんが早めに気づき回避するようにしましょう。

犬が耳を後ろに倒すときの感情

犬 耳 感情

愛犬が耳を後ろにペタッと倒しているようであれば、表情によって2つの気持ちが考えられます。

目を細めているとき

愛犬が耳を後ろにペタンと倒している時は、リラックスして満足な気持ちのあらわれです。倒れた耳が飛行機の翼のようだと『ヒコーキ耳』と呼ぶ人もいますが、そのかわいらしさが話題になっています。
ヒコーキ耳になっている時には目を細めていることも多く、耳の間の距離も開いて、見るからに幸せそうと感じられますよね。

怯えた表情のとき

逆に、怯えた表情で耳が後ろに倒れているときは、恐怖や不安を感じている時です。チワワなどの小型犬はプルプルと震えているかもしれません。そんな時は、飼い主さんが『大丈夫だよ』と声をかけて毛並みに沿って優しくなでて安心させてあげましょう。

犬が耳をピクピク動かすときの感情

犬 耳 感情

犬が耳を前後左右にアンテナのように動かしている時は、その場の状況判断をしているサインです。初めて訪れた場所や初めて会う犬に対してどう対応すればいいのかを考えていることがあります。
その後の愛犬の耳の動きや表情で、何を考えているのかを見極めましょう。

犬が耳を後方に引き横に突き出しているときの感情

犬 耳 感情

犬の耳がこの状態の時は、2つ以上の感情で揺れ動いているどっちつかずの状態。『やりたいけど怒られるかな~?』とか『そっちに行くのはイヤだけど行ってみようかな~』など、しっかりと意思が固まっていない曖昧な状態の時に見られがちな動きです。

犬の耳は感情表現のものさし|日々の観察で読み解けるようになろう

犬 耳 感情

愛犬の耳の動きを観察してみると、思った以上によく動いていることに驚くかもしれません。耳の動きでもある程度の感情を知ることはできますが、それだけですべての感情を判断するのは難しいため、表情やシッポの動き、その時のシチュエーションなども合わせて読み解くことが大切です。
愛犬が日々私たちに一生懸命思いを伝えようとしてくれているサイン(カーミングシグナル)を見逃さず、信頼しあえる関係の構築に役立てましょう。

◎ライタープロフィール
Qt 家庭犬トレーナー

Qt/家庭犬トレーナー、ドッグシッター、ペットロスケアアドバイザー

動物愛護の中間支援団体での活動を経て、より多くの人と動物の幸せな生活を支えるお手伝いができればと、家庭犬トレーナー1級やペットロスケアアドバイザーなど複数の資格を取得。
シニア期にさしかかった2匹の愛犬とのゆったりとした幸せな日々に感謝しながら、今日も仕事とライティングのWワークに励みます。

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