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健康管理 / 病気

2020.06.13

獣医師監修|愛犬がご飯を食べない!考えられる5つの原因と正しい対処法

愛犬がご飯を食べないと、「体の具合が悪いのでは…」と心配になりますが、一概に病気が関係しているとは限らず、それ以外の原因の場合もあります。犬がご飯を食べない原因や対処法を知り、焦らずに対応できるようにしておきましょう。

Author :新井 絵美子/動物ライター(監修:加藤 みゆき/獣医師)

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犬がご飯を食べない!考えられる原因は5つ

犬 ご飯 食べない

犬がご飯を食べないときに考えられる原因には、偏食や季節の影響、老化やストレス、体調不良などが挙げられます。
では、次の章からそれぞれのケースについて具体的に見ていきましょう。

犬がご飯を食べない原因1:偏食

犬 ご飯 食べない

嗜好性の高い犬用おやつや、人間の味覚に合わせて調理された食べ物を頻繁に与えていると、濃い味や匂いに慣れてドッグフードが物足りなく感じ、ご飯を食べなくなってしまうことがあります。

チェックポイント

偏食が原因の場合は、元気や食欲はあるのに、主食の総合栄養食に関しては食べようとしないという点が大きな特徴です。また、排泄の異常なども見られません。

対処法

今まで与えていたフードに茹でた野菜やササミなどをトッピングしてみる、ぬるま湯をフードにかけて香りが引き立つようにするなど、食欲が増進するように工夫してみることをおすすめします。

もしそのようにしても食べない場合は、20~30分程度したらいったんご飯を下げてしまいましょう。そして、次の食事まで何も与えないようにします。何も食べなければ空腹に耐えられず、フードを食べるようになっていきます。

犬がご飯を食べない原因2:季節

犬 ご飯 食べない

犬は季節によって必要な食事量が変化し、冬と比べて夏の暑い時期は食事量が減るとされています。よって、季節的な要因でいつもよりも食べなくなることも珍しくありません。

チェックポイント

春や秋と比べると、夏場における犬の食事量は15~20%ぐらい減ると言われています。そのため、食べる量が少し減る程度であれば心配しすぎることはありません。

しかし元気がないうえ、1~2日全くフードを食べない場合は体調不良が疑われるので、獣医師の診察を受けたほうがよいでしょう。

対処法

いつものドライフードにウェットフードをトッピングするのもよいでしょう。ドライフードと比べてウェットフードのほうが嗜好性が高いので、愛犬の食欲を促すのに役立ちます。

犬がご飯を食べない原因3:老化

犬 ご飯 食べない

老犬になると筋力や消化機能が低下してくるほか、嗅覚も衰えてくるため、食が細くなり以前のようにモリモリと食べなくなることもよくあります。

チェックポイント

老犬になると味覚や嗅覚が衰え、ご飯への興味が薄らぎご飯をあまり食べなくなったりします。また、運動量が減り、それに伴い必要なカロリー摂取量も少なくなることから、食事量も減る傾向にあります。

また、食欲はあるけれども筋力の衰えにより、かがんだ姿勢でご飯を食べるのがつらい、口内環境の悪化により、硬いフードが食べられないなどの理由でご飯を食べなくなっていることも考えられます。

対処法

フードを温めると匂いがより強くなることから、食べるようになることもあります。口内環境の影響で食べないようであれば、フードをふやかす、ウエットフードを与えるなどして、愛犬が食べやすいように配慮しましょう。また、台の上にフードボウルを置いて、かがまずに食べられるようにしてあげると、楽な姿勢で食事を取ることができます。

犬がご飯を食べない原因4:ストレス

犬 ご飯 食べない

人間もストレスにより食欲がなくなることがありますよね、犬も同じように、ストレスがかかると一時的に食欲が落ちてしまう場合があります。

チェックポイント

結婚や出産により新しい家族が増えた、引っ越しをしたなど、環境に大きな変化があったときや、飼い主にあまり構ってもらえず寂しい思いをしているようなとき、犬はストレスを感じやすくなります。愛犬がご飯を食べないときは、何か愛犬にストレスとなっていないか、一度探ってみるようにしましょう。

対処法

愛犬の食欲を取り戻すには、ストレスの原因を取り除いてあげる必要があります。環境が変わったときは、新しい環境に慣れるまでは愛犬と積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。少しずつ慣れて安心してくれば、食欲が戻ってくるはずです。

また、愛犬と一緒に遊ぶ時間を確保する、留守番をさせる時間をなるべく短くするなど、愛犬と接する時間を増やすように心がけてあげましょう。食べないからといって叱ったりすると、さらにストレスが溜まってしまうので、ストレスの原因を取り除くことに注力するようにしましょう。

犬がご飯を食べない原因5:体調不良

犬 ご飯 食べない

体調不良が原因でご飯を食べない場合もあるので、どんな点をチェックするべきか覚えておきましょう。

チェックポイント

病気によりご飯を食べないときは、元気がなくぐったりしている、おやつにも反応しない、水も飲まないなどの様子が見られます。また、鼻水が出る、下痢や嘔吐をする、体が震えているなどの症状が現れることもあります。

対処法

何らかの症状が見られいつもと様子が違うときは、すぐに獣医師の診察を受けるようにしましょう。また、何も症状が出ていなくてもご飯を食べない日が続いていたら、獣医師に相談したほうがよいでしょう。自己判断をせず獣医師の指示のもと、適切に対処することが重要です。

愛犬がご飯を食べない原因を探り正しく対処しよう

犬 ご飯 食べない

犬がご飯を食べない原因は実にさまざまですが、少しの工夫で改善されるケースも少なくありません。ただし、病気が原因の場合もあるので油断は禁物です。普段から愛犬の様子を観察し、適切に対処できるように心がけましょう。

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

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