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連載 / ブログ

2020.07.21

ブログ|君たちは私の太陽

海辺でゴールデンレトリバーと暮らす日々「おうち時間」

3月からスタートしたこのブログでは、ゴールデンレトリバーと暮らす楽しさや多頭飼いの面白さについてお伝えする予定にしていましたが、「緊急事態宣言」という経験したことのない事態に、急遽、ブログの内容を変更することにしました。(続きを楽しみにしていた方、ごめんなさい。いずれ、続きは再開する予定です。)
緊急事態宣言によって、今まで当たり前だった普通の暮らしが非日常となってしまったこと、そしてこのことは犬には到底理解できない理不尽な事態に、3代目ディロンもストレスマックス。気がつけばこの2ヶ月でなんと2kg増。環境の変化は犬に大きなストレスをもたらすということを実感する毎日です。

#ゴールデンレトリバー / #人生を変えたゴールデン

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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日課は海散歩

ゴールデンレトリバー ブログ おうち時間

セナと始めたゴールデンレトリバーとの海辺の生活も20年が経ち、現在は3代目ディロンが相棒です。
このディロンというヤツは、セナ、アンディとは全く違うタイプで、まるで自分が人間だと信じているような態度で私を笑わせてくれます。

3ヶ月齢で我が家にやってきたその日から、兄貴分アンディにお作法や言葉遣いそして「ママは怖い」をこと細かく仕込まれたディロン。
アンディがいる頃は、本当に大人しくて、物分かりの良い子犬とは思えない落ち着きを見せるコでした。ところが、一人っ子になってからというもの、末っ子気質プラス一人っ子気質炸裂、甘え上手で自己主張をする知能犯に変身。毎日のお散歩でも必ず自分の主張をします。

毎日のお散歩は、家から歩いて5分の海。羨ましいとよく言われるのですが、近くに公園のない住宅街なので、海しかないのです。

え?お散歩はどこへ行けばいいの?

ディロンも8歳。
8年間毎日続けている海散歩は、彼にとってすでにルーティーン。海に行っても嬉しくもなんともありません。ただ匂いを嗅いでパトロールして、お友達にご挨拶して、暑い日には海で遊んで、ボールをして、富士山を眺めて帰る、そんな日々でした。

ところが、緊急事態宣言という経験したことのない事態が。いつものお散歩コースには「海岸への立ち入りはお控えください」の張り紙が。いつも匂いパトロールを欠かせない芝生広場にも「芝生広場への立ち入りはお控えください」の張り紙。

困ったね。ディロン、どうする?行く場所がないね。

5月はディロンの海開き

ゴールデンレトリバー ブログ おうち時間

毎年、4月も半ばになると毎朝海で遊ぶのが日課です。
お友達にサーフボードに乗せてもらってサーフィンをしたり、一緒にSUPをしたり。それまでは、砂浜に投げていたボールも、海の中へ投げるようになるのがこの時期です。
水遊び大好きゴールデンレトリバーにとって、この時期からの半年は、匂いパトロールより楽しみな朝のお散歩となります。そして、海遊びに限っては、ディロンにとってルーティーンではなく楽しみの一つなのです。

海岸立ち入り禁止の日々

緊急事態宣言を受けて神奈川県がとった措置は、人が集まらないようにするための「海岸立ち入り禁止」と公共駐車場の閉鎖でした。
駐車場閉鎖なら、人は少ないねと思っていたのは大間違いだったのです。どこからともなくやってくるサーファーとランナーとお散歩の人たち。

朝6時半、海岸立ち入り禁止はを受けて、砂浜に行かれない人達で遊歩道は溢れかえります。狭い遊歩道は、自転車とランナーとお散歩の人でごった返し、まさに「密」な状態。ディロンは、歩くどころか、匂いパトロールもままになりません。

海岸立ち入り禁止初日、当たり前のように砂浜へのスロープを降りていこうとするディロンを引き戻し、いつもの半分の時間で朝のお散歩は終了です。
どうしよう。ディロンのお散歩ができない。緊急事態宣言初日から、お散歩コースのことで頭がイッッパイになりました。

そうだプールを出そう!

ゴールデンレトリバー ブログ おうち時間

毎年、この時期は海開きと同時におうちプール開きが恒例です。プールは、海から上がってきたディロンの砂を落とすために考え出した苦肉の策で、決して水遊び用ではありません。

ディロンもそのことは理解できているようで、いつもは海から帰ってきて、プールにどぼんと浸かります。まるで温泉です。そういえば、今年はまだおうちプール開きしていなかったことを思い出しました。

プールでガマンして!

今年もプールの季節です。
朝のお散歩に行く前に、プールに水を張っていると、ディロンが家の中から見届けに出てきます。「そうだよね。プールだよね」尻尾で会話をするディロン。尻尾がそう言っています。
プール=海、そう子供の頃から刷り込まれているディロンは、今朝はもうルンルンでお散歩に向かったのです。

え?海に入らないの?

いつも通り海へ向かうも、もちろん、砂浜には行きません。

ディロンは、「え?なぜ?」怪訝そうに私の顔を見ます。犬には、緊急事態宣言なんて理解できるわけもありません。「ボク、何か悪いことしたの?罰ゲーム?』そう言いたげなディロンに、ごめんね、我慢してねと心の中でつぶやきながら、その辺を歩き回ってお茶を濁し、おうちでプールであそぼ!そう言って、帰路につきました。

ディロンの不満顔は今でも目に焼き付いています。

ディロンにとってのプールは

ゴールデンレトリバー ブログ おうち時間

不満タラタラのディロンをプールに呼び、ディロンがいつも海で遊ぶお気に入りのカモさんのおもちゃに加え、ニューフェイスのフグをプールに浮かべてディロンのご機嫌伺い。
いつもにもまして、楽しそうな声で「フグもいるよ?」とディロンを誘うも、ディロンにとってはやっぱりおうちプールは温泉だったのです。大好きなカモさんには目もくれず、新しいフグのおもちゃをくわえてちんまりプールに浸かってるディロン。普通の犬のように、バシャバシャと水遊びはしません。

でも、ちょっと満足そうでした。

プールに水を入れるのを忘れた!

そして、暑かったある朝、私はすっかりプールに水を入れるのを忘れて、朝のルーティーンお散歩へ。

緊急事態宣言が出ているのにもかかわらず、相変わらず大勢の人で朝から賑わう海岸。それを見て当然のようにディロンは海へ向かおうとします。今日もダメなんだよ?と、リードを引き、ご機嫌超斜めのディロンを連れて帰路へ。

すると、帰宅するなりプールへまっしぐら。しまった!水入れてない。。。そう思う間もなく、空っぽのプールにディロンが。その不満そうな顔がこちらの写真です。

緊急事態宣言が解除されると、50日遅れでいよいよディロンの夏が始まります。

◎ライタープロフィール
西村 百合子

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士、犬の東洋医学生活管理士2級

ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。
現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。

  • 公開日:

    2020.06.23

  • 更新日:

    2020.07.21

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