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食べもの

2020.06.21

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.9

パートナーに優しいレシピ|大腸炎・小腸炎の果てにたどり着いた事実

ある朝起きると、リビングの中に悪臭が。私の犬があちこちにゆるゆるの便をしていました。トロンとしたゼリーみたいな便でした。
夜になっても治らず、私は動物病院に連絡を入れました。
「大腸炎かな。自然治癒よりも治療した方が早く楽になりますよ」
獣医さんにそう言われ、私はすぐに病院へ向かいました。

#パートナーに優しいレシピ

Author :さのさえこ/ドッグライター

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ゼリー状の粘膜便は大腸炎の典型的な症状

便の周りにゼリー状のものが見える時は、大腸に問題があるそうです。
腰やお腹を押すと痛がったようなので、便が出る時はお腹が痛かったかもしれません。

便の中から大量のクロストリジウムも!

便検査をしたら、「クロストリジウム」という悪玉菌が大発生していました。
クロストリジウムは元々犬の体内に存在しますが、増殖したことで大腸炎になってしまったようです。

生野菜とストレスが大腸炎の引き金になった

数日間与えていた生野菜や何らかのストレスが、クロストリジウム大発生の原因ではないかと言われました。
前オーナーさんから空輸で我が家に到着し、慣れる間もなく様々な皮膚病の治療や去勢手術、抜歯をされて、私の犬は心も体もヘトヘトだったのかもしれません。
まずは、抗生剤、ステロイドなどの注射と、薬を飲んで様子を見ることになりました。

1週間で大腸炎から小腸炎に移行してしまい

1週間で粘膜便が治まったと思ったら、今度は匂いの強い軟便が出始めました。
大腸炎から小腸炎に変わってしまったようです。

脂肪過多が軟便の原因「今すぐ減量食を」

院長先生に改めて診てもらったところ、私の犬の太り具合を見て「脂肪過多が下痢の原因ではないか」と言いました。
去勢手術から3ヶ月で、私の犬は700gも太っていました。

高脂肪のフードが小腸炎の原因だった

前オーナーさんからドッグフードについての引き継ぎを受けておらず、私は知り合いからもらったり、自分で買い集めたりしたフードを犬に与えていました。
その中で私の犬が好むフードを確認してみたところ、脂質が23%!ビックリするほどの高脂肪でした。

「療法食」というドッグフードの存在を知る

高タンパク低脂肪で食物繊維も豊富だということで、病院で何種類かの減量用療法食のサンプルをもらいました。
でも食べるのは袋を開けた直後だけ。穀物をあまり好まない私の犬には、肉が少ない療法食は物足りなかったのかもしれません。

療法食なら何でも良いという思い込み

私の犬が食べてくれる療法食を見つけなければと、私はなぜか減量用ではなく皮膚炎用の療法食に切り替えました。療法食なら何でも良いと勘違いしていたのです。
見つけた療法食は食いつきも良いし、便の状態も改善されたように見えました。
しかし療法食は獣医さんの指示無しに与えてはいけないフードなのですね。注意されて原材料を見たら、普通のフードと全く違う内容であることに驚き、すぐにやめました。

グレインフリーが安全・安心なわけでもない

さらに勘違いは続きます。グレインフリーなら私の犬が嫌いな穀物が少ないし、栄養バランスも優れているだろうから、お腹も治るはずだと考えました。
しかしそれでも食べてくれなかったり軟便になったりで、うまくいきません。

獣医さんにヒルズライトを薦められる

見かねた獣医さんが、今度は「ヒルズライト」を薦めてくれました。
ダイエットフードですが、療法食ではないので肉もたくさん入っています。
早速買って与えてみたら、食べる食べる。
これでやっと高脂肪フードから離れられる!と思いました。

1ヶ月でようやく小腸炎が完全治癒

ヒルズライトに切り替えたお陰で、小腸炎も完治しました。
しかし、大腸炎から小腸炎完治まで約1ヶ月もかかってしまいました。

脂質を抑えたフードを第一条件にする

その後、涙焼けが増えたため、またフード探しが始まりましたが、それからは闇雲にフードを買いあさるのではなく、高タンパク低脂肪を基準に、カロリーも100g当たり360kcal以下のものを選ぶようになりました。

私の犬基準でフードを選ぶことを学んだ経験

私の思い込みや勘違いが災いして、完治までずいぶん遠回りをしてしまいました。
せっかく獣医さんが「この子は高脂肪のフードでお腹を壊すよ」と教えてくれていたのに、余計な情報ばかり頭に入れて空回りしていました。
この後も私はたくさんの場面でつまずきますが、それは次回お話ししたいと思います。
まずは、治って本当に良かった!

◎ライタープロフィール
ドッグライター さのさえこ

さの さえこ/ドッグライター

子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。
この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。

  • 更新日:

    2020.06.21

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