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連載 / ブログ

2020.06.26

連載|シニアの愛チワワ|vol.32

君がそこにいる幸せ。君のちいさな背中。

皆さんは悲しいことがあったときなど、愛犬に精神的に助けられたことはありませんか?つらいとき、悲しいとき、私はいつも愛犬の背中に安らぎをもらい助けられてきました。私が落ち込んでいるときなどにとる愛犬の不思議な行動など、愛犬の背中にまつわるお話です。

#シニアの愛チワワ

Author :只野 アキ/ドッグライター

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つらいとき

愛犬と16年間一緒に過ごしています。その長い時間にはいろいろな出来事がありました。
試験勉強や仕事がうまくいかなかったり、人間関係でつらいことがあったり、友人との突然の別れなど。

楽しいこともありますが、それと同じくらいつらく、悲しいこともありました。そんなとき、いつも愛犬に話をしています。愛犬はもちろん何も言いません。
ですが、そういうときに限って、愛犬はこちらをじっと見つめ、私の話を聞いているようなしぐさをします。

そして、愛犬はおしりを私にそっとくっつけて座ります。こちらから見える愛犬の背中。おしりから伝わる愛犬の体温。言葉を交わさなくても、愛犬は私の心にできた穴をゆっくりと、優しい安心感でうめてくれます。

突発性難聴

2年ほど前に突然のめまいと耳鳴りがし、そして左耳が聞こえにくくなりました。
電話などで会話をしていると、お寺にある大きな鐘の中に頭を突っ込んでいるような(実際に突っ込んだことはありませんが・・・)響き方をし、相手の言葉が聞こえません。
そして突然訪れるめまい。症状がひどいときは横になって寝て過ごしていました。

そんなときも、愛犬は必ず近くにいてくれました。もともと愛犬は布団で一緒に寝るのが好きなので、それもあるかもしれませんが、いつもいる場所には行かず、私の隣で静かにこちらに背中を向けて眠っていました。
背中から、ふんわりと香る愛犬のにおい。丸くて小さな愛犬の背中。
そんな愛犬を見ているとネガティブな気持ちは消え、早くよくなりたいと思えました。

幸い、病院で検査をしたところ、突発的に大きなストレスを受けたために起きたものだったらしく、今後ストレスには気をつけてくださいということでした。
だんだんと症状も軽くなり、今でも少し症状はありますが、気にならない程度になり普通の生活ができています。

癒しを感じるとき

よく考えると、楽しい思い出の中にいる愛犬はこちらを向いています。
ですが、つらいことや悲しいことを乗り越えてきたときのことを思い出すと、そこに浮かんで見えるのは愛犬の背中です。いつもそっと私を支えてくれる愛犬。何度、愛犬の背中に助けられてきたかわかりません。

憶測ではありますが、つらいときや悲しいときに愛犬が側にいてくれるのは、愛犬は私の様子がいつもと違うから、その変化に何かを感じ近くにいてくれるのだと思います。
ですが、犬と生活をしていると、理論では片付けられない不思議なことがたくさん起こります。

私の気持ちはなんでもお見通しなのかな?と思うことすらあります。
それは犬と暮らしている方、皆さんが感じたことがあるものだと思っています。

君のちいさな背中

愛犬の背中に頬をあてると、優しい温かさと心地のいい弾力感、すこしごわごわした飾り毛。愛犬だけのいい匂い、そしてポコンポコンと鳴る呼吸の音が聞こえます。

愛犬がシニア犬になった今、その心地よさをより強く感じるようになりました。
「君の背中に助けられてばかりだね」愛犬のちいさな背中は、どんなときでも私の心を深い愛情で優しく包み込んでくれます。

◎ライタープロフィール
只野 アキ ドッグライター

只野 アキ/ドッグライター

犬の素晴らしさを皆様にお伝えし、犬を手放さない社会の実現を目指すドッグライターです。
家庭犬ドッグトレーナーとして、トレーニングやイベント運営を経験。愛犬の病気をきっかけにトレーナー業は休止し、現在はドッグライターとして活躍中。
趣味は犬とたわむれること。愛犬との生活が豊かになる情報や、皆様のこころがほんのりと温かくなるような記事をお届けします。

  • 更新日:

    2020.06.26

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