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連載 / ブログ

2020.06.12

連載|シニアの愛チワワ|vol.30

君がそこにいる幸せ。君とのことば、君へのことば。

皆さんは愛犬に話しかけますか?私が愛犬と接しながら使う言葉や、言葉を使うときに気をつけていること、愛犬と長い時間一緒にいたから気づいた言葉に関することなど、愛犬と私の言葉にまつわるお話です。

#シニアの愛チワワ

Author :只野 アキ/ドッグライター

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君とのことば

愛犬がちいさな頃から、よく話しかけていました。ドッグトレーニングで褒め言葉も多く使っていたので、愛犬は私が何を言いたいのかを、なんとなく理解していると思っています。

薬を愛犬に飲ませるとき、針のない注射器で液状にした薬を飲ませています。 3年近く毎日同じことをしていると「あーん」と言うだけで、嫌々ながらも口を開けるようになりました。「眠いね」と言うと、目を細めてうとうとしはじめます。
「寝る?」と言うと、嬉しそうに布団がある方へ行こうとします。

愛犬は言葉を話しませんが、私と愛犬の間には、目には見えなく耳には聞こえない言葉があり、お互いの心でその言葉を聞いているのではないかと思っています。
本来犬は、人の行動パターンを見て学習し、行動をすると言われています。 ですがその理論だけでは片づけられない、何か不思議なつながりがあるような気がしてなりません。

ことばのチカラ

私は日常的に、ネガティブな言葉はあまり使わないようにしています。スピリチュアル的な要素になるかもしれませんが「言霊」という言葉があるくらいなので、負のイメージが強い言葉を使えば使うほど、そこへ引き寄せられる気がします。

ただ、私もひとの子なので、そこまで強靭なメンタルの持ち主ではありません。 愛犬の体調を不安に感じ、言葉に出してしまいそうになることもあります。

そういうとき、使うようにしている言葉は「大丈夫」です。
私にとって「大丈夫」という言葉は、自分の気持ちを落ち着かせて、負のループから抜け出す魔法の言葉なのです。

君へのことば

愛犬が、望ましくないことをしたときは「いけない」という言葉を使いますが、それ以外、愛犬にネガティブな言葉は使いません。
愛犬にネガティブな言葉を投げかける必要もありませんし、ネガティブな言葉の意味を愛犬が理解していなくても、その言葉で愛犬を傷つけるような気がするからです。

そして願掛けのようですが「愛犬がいたらできないこと」を言葉にしません。
それを言葉にすると、愛犬が消えてしまうような気がするからです。

愛犬が眠っている姿を見るだけで「かわいい」という気持ちがあふれてきます。
そういう気持ちは、素直に言葉にして愛犬に伝えています。
「今日もかわいいね、大好きだよ」知らない人に聞かれたら笑われそうです。
愛犬にかかると、照れくさい言葉も平気で口にしてしまうので不思議です。

ふたりだけのことば

一緒に生活をしてきた時間が、愛犬と私だけの言葉を作ってきたのだと思います。 お互いにしかわからない秘密の言葉を。
それは愛犬との絆から生まれたもので、実際は口に出さなくてもわかることなのかもしれません。

私がよく愛犬に伝える言葉「ずっと一緒にいようね」この言葉も、今だけではなくお互いの姿がなくなっても、愛犬とずっと一緒にいたいという気持ちで愛犬に伝えています。

「どんなことがあっても、ずっと君と一緒だよ」
「何度も言わなくてもわかっていますよ」と、愛犬に言われそうです。

◎ライタープロフィール
只野 アキ ドッグライター

只野 アキ/ドッグライター

犬の素晴らしさを皆様にお伝えし、犬を手放さない社会の実現を目指すドッグライターです。
家庭犬ドッグトレーナーとして、トレーニングやイベント運営を経験。愛犬の病気をきっかけにトレーナー業は休止し、現在はドッグライターとして活躍中。
趣味は犬とたわむれること。愛犬との生活が豊かになる情報や、皆様のこころがほんのりと温かくなるような記事をお届けします。

  • 更新日:

    2020.06.12

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