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犬を迎える

2020.05.28

ベルジアンシェパードの子犬の成長スピードは?生まれるまでと育て方

ベルジアンシェパードは、警察犬や軍用犬としても活躍している犬種で、頭がよくしつけが入りやすいこともあり人気があります。今回はそんなベルジアンシェパードの子犬が生まれるまでについてや、子犬の育て方などをご紹介します。

#ベルジアンシェパード

Author :新井 絵美子/動物ライター

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ベルジアンシェパードの子犬が生まれるまで

ベルジアンシェパード 子犬

はじめに、ベルジアンシェパードの妊娠期間や、1回の出産で生まれる子犬の頭数からご紹介します。

妊娠期間

ベルジアンシェパードに限らず、犬の妊娠期間は約63日です。交配から1ヶ月後ぐらいなると、妊娠しているかどうかを確認できます。

妊娠6~7週頃になると、お腹も乳房も膨らみだすほか、体重も増加していきます。妊娠期間中は、食欲の低下や元気がないなど、つわりのような症状が現れる場合もあります。

そして、出産予定日の1週間前頃にレントゲン検査や超音波検査で体内の子犬の頭数や状態、妊娠の難易度などを確認します。出産日が近づき、落ち着きがなくやや神経質になっている、床を引っ掻くような仕草をするなどの様子が見られたら、いよいよ出産するというサインです。

生まれる頭数

ノルウェーケネルクラブの調査によると、1回の分娩で生まれる大型犬の子犬の頭数は平均で約7頭(※1)となっていることから、ベルジアンシェパードの子犬の出産頭数もそのぐらいと考えられます。

体のサイズが大きいと子宮も大きく、たくさんの子犬を体内で育てることができるため、小型犬と比べて大型犬は1回の出産でたくさんの子犬を産むことができるのです。

ベルジアンシェパードの子犬の成長スピード

ベルジアンシェパード 子犬

小型犬や中型犬は生後1年で成犬の大きさになりますが、ベルジアンシェパードをはじめとした大型犬の場合は生後1年半頃まで成長期が続きます。

体重の変化

子犬の成長スピードは目覚ましく、生後5ヶ月頃までに骨格構造が発達し、成犬時の半分程度の体重になります。その後も体重は緩やかに増え続け、生後8~9ヶ月頃にかけては骨格や臓器が成長します。そして、成犬の大きさになる生後1年半には、誕生したときの体重から約70倍もの体重にまでになります。

ベルジアンシェパードの子犬を迎えたら

ベルジアンシェパード 子犬

ここでは、ベルジアンシェパードの子犬の育て方について解説します。

ごはんの与え方

消化器官が発達途中の子犬は、固いままのドライフードをうまく消化できないので、消化しやすくするために生後3ヶ月頃までは、ぬるま湯や常温の水でふやかして与えるようにしましょう。

また、1回の食事量が多すぎると消化不良を起こしてしまいます。そのため、1日あたりの食事量を3~4回に分けて与えることが大切です。

消化力や咀嚼力に個体差はありますが、生後4ヶ月頃からはふやかさなくても食べられるようになっていきます。そして、成長に伴い食事の回数も3回から朝夜の2回へと切り替えていきます。

はじめてのことを始めるタイミング

はじめて散歩やシャンプー、しつけをするタイミングについて理解しておきましょう。

散歩を始めるタイミング

生後間もない子犬は免疫力が十分に備わってなく、感染症などのリスクが高いため、リードを付けての本格的な散歩は、ワクチン接種プログラムが終了する生後4ヶ月頃からが望ましいとされています。

とはいえ、散歩デビューまで絶対に外に出してはいけないというわけでありません。むしろ抱っこをしながら家の周辺を散歩して屋外の音やニオイなど、さまざまなことに慣れさせておくのがよいとされています。

というのも生後3ヶ月頃までは警戒心がまだあまりなく、新たなことにどんどん適応していかれる時期なので、この時期にいろいろな刺激に慣れさせると必要以上に臆病になるのを防ぐことができます。よって、獣医師と相談して散歩の計画を立てるとよいでしょう。

シャンプーを始めるタイミング

子犬のシャンプーを始めるのは新しい環境に慣れ、1回目のワクチン接種から1~2週間経ってからがよいとされています。

ただし、子犬はシャンプーどころか、シャワーの音や水に濡れる感覚にさえ慣れてなく、全身をシャンプーしようとすると怖かってしまうことも少なくありません。そのため、最初はお風呂場で遊ばせて環境に慣れさせ、それが慣れてきたら足だけ洗うなど、段階を踏んでシャンプーをしていくようにしましょう。

しつけを始めるタイミング

人間と同じように、犬も年齢が若いほどさまざまなことに適応しやすいので、しつけは子犬を迎えたその日から始めるようにしましょう。特に牧羊犬として活躍していたベルジアンシェパードは番犬気質を持っており、警戒心が強い傾向にあるので、早い段階から社会化トレーニングをしておくことが大切です。

気を付けたい病気

子犬期は、股関節形成不全という関節疾患に注意が必要です。股関節形成不全は、発育段階で股関節に異常が起き、炎症や痛みなどの症状を引き起こす病気で、大型犬がなりやすいと言われています。

原因は遺伝によることも多いですが、栄養過多による急激な成長や体重の増加も関係していると考えられています。肥満にならないよう体重管理をして予防しましょう。

成犬との違い

子犬を迎えたら、1日の排泄の回数に驚かれるかもしれません。一般的に成犬は1日に2回くらいしかおしっこやうんちをしませんが、子犬はまだ膀胱が発達途中で小さく、おしっこと膀胱に溜めておくことができないため、1日5~6回おしっこをします。また、食事の回数も多いため、うんちをする回数も成犬よりも多めです。

このように子犬と成犬とでは、排泄の回数に大きな違いがあることを覚えておきましょう。

ベルジアンシェパードの子犬を健康に育てよう

ベルジアンシェパード 子犬

子犬の成長期は、体の組織や器官が形成されていく大切な時期なので、適切にごはんをあげて食事管理をしていきましょう。子犬は食欲旺盛ですが、愛犬の食欲のままに必要以上の量を与えると栄養過多になってしまうので注意が必要です。散歩やシャンプーを始めるタイミングなども気を付け、健康に育てていってくださいね。

(参考文献)※1 ScienceDirect Litter size at birth in purebred dogs?A retrospective study of 224 breeds

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

  • 公開日:

    2020.05.14

  • 更新日:

    2020.05.28

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