
吠えるのは犬のコミュニケーション方法の一つです。そのため、他の犬に吠えるのは必ず何らかしらの理由があります。しかし、その理由は状況や犬の性格によって異なります。ここでは、犬が他の犬に吠える理由4つを紹介します。
他の犬と遊んで興奮しているときに吠えることがあります。これは犬が夢中になって楽しく遊んでいる証拠であり、心配する必要はありません。
他の犬から離れる際に吠えるのであれば、離れたくないから吠えている場合があります。他の犬と遊ぶのが大好きな犬は犬から離れるときに大きな声で吠えます。
他の犬が自分の敷地に近づいたときや、お気に入りのおもちゃで遊んでいるときに他の犬が近づいてくると吠えることがあります。このような場合は、犬が自分のものを他の犬から守ろうとしている可能性が高いです。吠えても相手の犬が近づき続ける場合は、犬が攻撃的になってしまうことがあるので注意が必要です。
恐怖心や警戒心から攻撃的になり、他の犬に吠える場合があります。攻撃的になる原因はトラウマや痛みなど様々です。相手にケガをさせてしまう可能性があるので、他の犬に近づかせないようにすることが大切です。
他の犬に吠える理由にはいくつかあるので、見分けるのが難しい場合があります。ここでは、その理由を見分ける際のポイントを解説していきます。
他の犬に吠えている場合は、その犬の環境をよく観察することが大切です。
犬の周辺にはおもちゃやおやつがありますか?そうであれば、お気に入りを守ろうとしているのかもしれません。
ドッグランから離れると同時に犬が吠え出した場合は、他の犬から離れたくなくて吠えている可能性が高いです。
犬が吠えている原因を見極めるのに最大の手がかりとなるのは犬の表情やボディランゲージです。犬が飛び跳ねながら楽しそうに吠えているのであれば、他の犬との遊びを楽しんでいます。反対に、緊張した様子で激しく吠えているのであれば、攻撃的になっている可能性が高いです。
ここでは、犬が他の犬に吠える理由を解説していきましが、なぜ吠える理由を理解することが大切なのでしょうか?ここでは、注意すべき状況を紹介していきます。
恐怖心などからくる攻撃性やお気に入りを守ろうとすることで吠えている場合、犬にとってストレスになっている可能性があります。犬にとってなるべくストレスがない環境を整えるのは飼い主の役割であり、このような状況に犬をおかないように心がけることが大切です。
また、犬にとってストレスフリーな環境を整えることで、犬同士の喧嘩なども防ぐことができます。
犬が他の犬に対して吠えるのが問題になっているのであれば、理由を知ることで対策がしやすくなります。その原因に対処することで吠えを減らすことができるかもしれません。しかし、吠えを防止すると同時に、吠えることが犬の大切なコミュニケーション手段の一つであることを忘れないようにしてくださいね。
ここでは、犬が他の犬に吠える理由について詳しく解説していきました。犬が他の犬に吠える理由はさまざまですが、飼い主がその理由を理解することは非常に大切です。犬の心情を知ることで犬とさらに楽しい生活ができるに間違いありません。他の犬に対して吠えるのであれば、その理由が何かを考えてみてくださいね。
ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー
大好きなジャーマンシェパードとドタバタな日々。いろいろなことに愛犬と挑戦するのが大好きで、ディスクドッグ、アジリティ、警察犬の訓練など様々なトレーニングに携わった経験がある。
愛犬を迎えたことを機に犬の美しさや犬との生活の魅力を伝えるべく、ドッグフォトグラファーとしての活動開始。また、ドッグトレーニングや犬との生活を活かし、2019年4月頃より愛犬家のために記事の執筆を開始。
写真や記事の執筆を通して犬が犬として幸せに過ごせる世界づくりに携わるのが目標。