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犬の生態 / 気持ち

2020.05.10

運動神経が悪い犬っているの?運動が苦手な犬や隠れた病気について

犬といえば運動神経が良くて活発。壁やハードルを優雅にジャンプしたり、草原を猛スピードで走っている映像が思い浮かびますが、稀にテレビ番組の動物特集などで鏡にぶつかったり、段差を滑ったりと少し運動神経が悪そうな犬も見かけますよね。そこで今回は、運動神経が悪い犬が本当にいるのかどうか?運動が苦手な犬種や病気の可能性などについて紹介していきます。

Author :関 ゆりな/ドッグライター(監修:望月 紗貴/犬の管理栄養士、ペット看護士、ペット介護士、ペットセラピスト、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー)

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運動神経が悪い犬種はいない

犬 運動神経が悪い

結論からいうと運動神経が悪い犬種というのはいません。人間でも生まれつき運動神経が悪い人はいないと言われており、育った環境や幼児期の運動環境にあると言われています。

犬は、元々狩猟犬や牧羊犬など人間のために働いていた犬が多いため、基本的に人間より運動神経が優れている動物です。ただ、犬種によって泳ぎが得意だったり、走るのが特だったりとそれぞれ得意不得意はあります。

運動神経とは

運動神経とは、一般的に瞬発力や筋力、バランス感覚などを総合した能力のことを指して使われます。運動神経という神経が本当に体内にあるわけではなく、医学的な用語ではありません。つまり「運動神経がいい」というのは「運動能力が高い」という意味合いになります。

運動神経が悪いのではなく、運動が嫌い・苦手な犬はいる

犬 運動神経が悪い

運動神経が悪い犬種はなくとも、運動が嫌いだったり、苦手な犬は少なくありません。単純に運動神経が優れていないがために動きが鈍かったり、体の構造上疲れやすい犬もいますが、病気や精神的問題が原因になっていることがあるので注意が必要です。

散歩嫌い

散歩は犬の肉体的健康維持のためだけでなく、気分転換など精神面の健康維持にも必要不可欠です。しかし、最近では散歩に行きたがらず、行っても歩かないという犬が増えています。

散歩嫌いの犬は運動が苦手だからというよりも、外の世界に慣れていなくて怖かったり、毎日同じ散歩コースで飽きている、嫌な思いをしたという散歩に対するマイナスの感情が理由になっているのことが多いようです。

加齢・病気

個体差や犬種、生活環境によって大きく差が生じますが、一般的に犬は7歳を超える頃からシニア期に入るといわれています。この頃から運動能力が低下しやすく、散歩に行きたがらなくなることがあります。

また、運動するのを嫌がったり疲れやすいてしまう犬は、病気が原因の可能性もあるので注意が必要です。循環器や呼吸器、関節や血液の病気など、運動を嫌がるような症状が現れる病気は数多くあるので、急に散歩を拒否するようになったら獣医師に相談して検査しましょう。

その他、肥満が原因で足腰への過度な負担がかかっていたり体温調節が難しくなっていたりすることもあります。

激しい運動が苦手な犬種とは?

運動神経が悪い犬種はいませんが、数ある犬種の中で激しい運動を苦手とする犬種たちを紹介していきます。これも運動自体が苦手というよりも、激しい運動をすることに向いていない犬たちです。

激しい運動が苦手な犬種|チワワ

チワワ

チワワは、体がとても小さいことにくわえて、愛玩犬のため運動量はとても少ないです。チワワの散歩は、一回10~20分を1日に1~2回程度で充分です。骨格が細いので、脱臼や骨折にも注意が必要です。階段の頻繁な登り降りを避けることはもちろんですが、激しい運動は体にダメージを与えてしまうことも。

チワワの他にも愛玩犬として作出されたマルチーズなどの小型犬は、体の構造上激しい運動に向いていない犬種が多い傾向にあります。

激しい運動が苦手な犬種|フレンチブルドッグ

フレンチブルドッグ

運動が苦手そうなイメージのフレンチブルドッグですが、実は闘犬のブルドッグの血を引いているため筋肉質で活発な性格です。フレンチブルドッグも運動が苦手というよりも、物理的に運動を長くすることができない犬種です。

フレンチブルドッグは、短頭種で気道が狭くなりやすく、股体型で股関節に負担がかかりやすいため、過度な運動はNGです。とくに夏の暑さは苦手なため、夏場は早朝など涼しい時間帯の短時間の散歩や室内の運動で十分です。

運動が苦手なのもその犬の個性

犬 運動神経が悪い

愛犬が運動が苦手だったり嫌いなのも、犬の個性として受け入れてあげるのも大切ですね。だからといって運動しなくていいわけではありませんが、愛犬の目線に立って得意なゲームを取り入れたりして愛犬が楽しめる体の動かし方を見つけてあげましょう。

◎監修者プロフィール
望月紗貴

望月 紗貴/犬の管理栄養士、ペット看護士、ペット介護士、ペットセラピスト、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザー

3頭の愛犬たちと1頭の保護犬、3匹の愛猫たちと山奥で暮らす真の動物好きライター兼ペット記事監修者。
犬に関しての正しい知識共有を目的とし、ネットメディアでの情報提供活動を行っております。
休日は愛犬バーニーズマウンテンドッグ、ゴールデンレトリバー、ボーダーコリーとの時間を大切に過ごしています。

◎ライタープロフィール
関 ゆりな ドッグライター

関 ゆりな/ドッグライター

ビションフリーゼのココメロ(1歳)とのんびり暮らすフリーランスライター。ココメロの健康のため栄養満点の手作り食を作るべく、栄養学について勉強中。
長年犬を飼ってきた経験を元に、愛犬との生活がより充実できるような、愛犬家の皆様のためになる情報発信を目指します。

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