magazine

犬の生態 / 気持ち

2020.05.23

これをやったらダメ!愛犬のためにならない飼い主のNG行為あれこれ

犬と暮らしていく際にやはり飼い主と犬との信頼関係はとても大切です。犬がやったらダメなことがあるのと同じように、飼い主さんにもNG行為というものがあります。気付かないうちに甘やかしたり、信頼関係が損なわれることもありますので、ここで飼い主のNG行為をケース別に把握しておきましょう。

Author :明石 則実/動物ライター(監修:みなみ愼子/名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師)

この記事をシェアする

飼い主のNG行為|犬の食事編

飼い主のNG行為・食事編|フレブルがご飯を食べる様子

食事の時間は犬にとっても重要な時間です。犬の本能が最も出やすい時といってもよいでしょう。食事の際にやってはいけないNG行為についてご紹介します。

犬が食べてはいけない食材を与えてしまう

犬は人とちがって犬が食べると害を及ぼす食材もあります。市販フードを食べさせる場合は、あまり気にしなくてもよいですが、手作りごはんを与える際は、それらの食材についての知識が必要です。犬が食べてはいけない食材についてご紹介します。

玉ねぎ

玉ねぎに含まれているアリルプロピルジスルフィドという物質が血液中の赤血球を壊してしまいます。赤血球は全身に酸素を送り込む役割を果たしていますから、摂取しすぎると呼吸困難を起こしてしまうこともあります。玉ねぎそのものだけでなく、その成分が溶け出しているものも注意が必要です。

アボカド

アボカドにはペルシンという物質が含まれており、これを犬に与えると軽度の胃のむかつきや嘔吐を発症することがあります。また非常に脂肪分が高いため、膵臓に負担を掛けることもあります。

にんにく

にんにくは玉ねぎなどと同じユリ科の食材ですから、たくさん与えてしまうと赤血球が破壊される溶血性貧血が起こりやすくなります。 与えてはいけない分量は犬の大きさによってちがいます。ですが、小型犬は、身体が小さいため、大型犬と比べると食べる量に注意が必要です。

飼い主のNG行為|犬の散歩編

飼い主のNG行為・犬との散歩

散歩は運動だけでなく、飼い主とのコミュニケーションをとる大切な時間です。さらには犬の社会性を養う機会でもあります。そんな散歩にもNG行為というものがあります。散歩中のNG行為についてご紹介します。

犬の思うがままに歩かせてしまうこと

犬が動かないからといって無理に引っ張り歩かせる回すのはNG行為のひとつです。またその反対に犬の思うがままに好きなところに歩かせてしまうことも、NG行為といえるでしょう。

犬は飼い主の横を同じペースで歩けるように

犬と一緒に歩くときは、飼い主の横を同じペースで歩くことが理想です。たまに犬に引っ張られるように歩いている飼い主を見たことがある方もいるのではないでしょうか?まるで人が犬に散歩させられているようですよね。そういった歩き方は、犬との信頼関係の上で好ましくありません。普段から飼い主の横を歩くようにさせましょう。

長いリードで散歩しないこと

散歩の時のリードの長さは、やや短めにしましょう。これは突然目の前に何かが現れたときでもすぐに犬を近くに引き寄せることができるからです。長いリードで犬が歩きたいように歩く散歩では、もしもの時の対応が遅くなってしまいます。伸びるリードは、散歩用としてではなく、公園などで使用するようにしましょう。

猛暑の散歩させること

犬の汗腺は、人と違い体温を下げる効果はありません。そのため気温や湿度が高い季節の体温調節は非常に苦手です。春すぎから夏が過ぎるまでの期間は、散歩する時間を気温が上がる朝早く、もしくは気温が下がった夜に行なうようにしましょう。

加えて、犬は体高が低い分、人間以上にアスファルトの照り返しや温度を感じます。気温だけでなく路面の温度にも注意して散歩しましょう。

飼い主のNG行為|おうちの過ごし方編

飼い主のNG行為・柴犬が室内にいる様子

家の中にいる時もNG行為があります。ついつい気が緩んでしまう家ですが、犬とのよい関係を築くためにも意識をすることが大切です。家でのNG行為についてはつぎのようなことがあります。

つい犬の要求に応じてしまう

かわいいからと言って犬の言いなりになってはいけません。飼い主さんがついついやってしまうのが、犬の要求に簡単に応じてしまうことですね。例えばオヤツなどを与える際、かわいそうだからといってむやみに与えてしまうと、犬は「要求すればもらえる」と判断してしまいます。それがエスカレートするとおしていつか自分の要求に応じるまで犬は吠え続けるようになってしまうことがあります。

また犬との遊びでも飼い主主導でおこなうことが大切です。どんなに犬が遊びを続けたいと言ってもある程度のところで遊びを終えます。先ほどのおやつと同じく、犬が吠えたら自分の思い通りになるという習慣をつけないようにしましょう。無駄吠えなどに繋がってしまうので注意が必要です。

ボール遊びにしてもそうですね。犬は遊んでほしくて咥えて押し付けたりしますが、あくまで犬本位ではなく人間本位で考えること。飼い主さんの方が上位だと理解させることが大切です。

犬を叩くことまたは強く叱ること

強すぎる罰は、犬との信頼関係を壊します。言うことを聞かないからといって犬を叩いたり、大声で叱ったりしても解決はしません。いけないことは何度も教えることは重要ですが、罰として叩く、強く叱ってもあまり効果はありません。強すぎる罰は、犬との信頼関係を壊し、おびえさせてしまうだけです。

家族だからこそ愛情を持って接することが大切

飼い主 NG行為

「犬は家族」という言葉のとおり、愛情をもって接することが大切です。本当の家族であればこそ何度も言い聞かせる必要があります。また犬にとってリードは大切な手といってもよいでしょう。散歩のときは大切なリードをしっかりと適度な長さでもつことで犬を守ることができます。 犬との信頼関係を築くためにもNG行為をおこなっていないかセルフチェックをしてみましょう。

◎監修者プロフィール
みなみ 愼子

みなみ 愼子/名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師 動物福祉・倫理学、ホリスティックケア・インストラクター

非常勤講師のほか、ペットマッサージやアロマテラピーの教室を開講しており、犬の保護施設でもペットマッサージのボランティア活動を実施中。一緒に暮らしている犬はロットワイラー、フレンチブルドッグ、MIX犬の3頭で、犬との伸びやかな暮らしを楽しみたいと思っています。

◎ライタープロフィール
明石則実 動物ライター

明石 則実/動物ライター

フリーライターとして動物関連や歴史系記事の執筆を多数おこなう。柴犬と暮らす傍ら、趣味の旅行や城めぐりで愛犬と駆け回る週末。
愛犬家の皆さんにとって、お悩みを解決したり、有益な情報を発信することを心掛けています。

この記事をシェアする

知りたい情報を検索!