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健康管理 / 病気

2020.05.13

【獣医師監修】犬のレッグペルテスってどんな病気?症状や治療法を解説

愛犬がレッグペルテスと診断されたけど、レッグペルテスってどんな病気なの?レッグペルテスのような聞き慣れない病名に愛犬が診断されると、飼い主は心配です。また、自分の犬がならないように予防法についてさらに詳しく知りたい人もたくさんいるのではないでしょうか。ここでは、レッグペルテスの症状や治療法について詳しく解説していきます。

Author :ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー(監修:加藤 みゆき/獣医師)

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犬のレッグペルテスの症状と診断方法は?

犬 レッグペルテス病

犬のレッグペルテスを見つけるには、症状をしっかりと理解しておかなくてはいけません。また、どんな犬がレッグペルテスになりやすいのかを理解することで、さらに注意深く犬を観察し、症状が見つけやすくなります。

レッグペルテスの原因と症状

レッグペルテスは大腿骨頭へ血液が行き渡らなくなり、骨頭が壊死してしまう病気です。そのため、レッグペルテスは大腿骨頭壊死症と呼ばれることもあります。大腿骨頭が壊死するに伴い、犬は激しい痛みを感じるようになります。その痛みにより、犬は正常に歩けなくなってしまいます。また、脚を触ると嫌がるなどの症状が現れます。 レッグペルテスの症状は徐々に悪化する場合もあれば、突然に現れる場合もあります。

レッグペルテスの診断方法

レッグペルテスの疑いがあれば、まずはじめにレントゲンを撮ります。しかし、レッグペルテスが発生したばかりの頃はレントゲンで異常を発見するのが困難なため、何度も定期的にレントゲンを撮る必要があります。 しかし、レントゲンだけでは確定診断をすることは困難で、さらに詳しく診断するために病理検査が必要です。しかし、病理検査は犬の体に大きな負担がかかるので、発症初期にすることはほとんどありません。

どんな犬がレッグペルテスになりやすい?

レッグペルテスは成長期の小型犬がなりやすいです。特に生後6ヶ月から9ヶ月の間に発症する子犬が多いのが特徴です。そのため、小型犬の子犬の歩き方には特に注意しなければいけません。

犬のレッグペルテスの治療法は?

犬 レッグペルテス病

犬のレッグペルテスは症状やステージによって治療法が異なります。ここでは、内科的療法と外科手術について詳しく解説していきます。

症状が軽い場合は内科的療法

症状が軽く、発生初期の段階では、鎮痛剤で症状を抑える場合がほとんどです。また、運動制限でも症状が改善することが実証されており、投薬とともに運動制限を勧められる場合が多いです。

最終的には外科手術が必要

残念ながら、レッグペルテスを発症した犬のほとんどでは最終的に外科手術が必要になります。小型犬のレッグペルテスの外科手術では壊死した大腿骨頭を完全に切除します。手術の経過がよければ、犬は歩くことができるようになります。しかし、長期のリハビリが必要になるので、根気づよく治療に取り組むことが大切です。

犬のレッグペルテスの予防方法や対策

犬 レッグペルテス病

犬のレッグペルテスは、犬の生活の質に影響する病気です。そのため、犬がレッグペルテスにならないようにできることは何でもしてあげたいですよね。ここでは、犬のレッグペルテスの予防方法や対策について詳しく解説していきます。

レッグペルテスの予防方法

現時点では、レッグペルテスの予防は難しいのが現状です。レッグペルテスは遺伝的要素が関与していることもあり、飼い主の努力ではどうすることもできません。飼い主ができることは、症状を見つけ次第、すぐに動物病院へ犬を連れていくことです。レッグペルテスは犬の命を脅かすような病気ではありませんが、強い痛みが伴います。そのため、犬が快適な生活を送れるように努めることが大切です。

レッグペルテスの犬の繁殖は避ける

犬のレッグペルテスの原因の一つに遺伝的要素があると考えられています。そのため、レッグペルテスを発症した犬は繁殖させないことが大切です。レッグペルテスの犬の繁殖を避けることで、レッグペルテスの犬がさらに増えることを回避できます。

犬のレッグペルテスは放置せずに動物病院へ

犬 レッグペルテス病

ここでは、犬のレッグペルテスについて詳しく解説していきました。犬のレッグペルテスは獣医と相談しながら、根気づよく向き合っていくことが大切です。レッグペルテスと犬が診断されたのであれば、犬の生活の質を考えながら、治療に取り組むようにしてくださいね。

◎監修者プロフィール
加藤みゆき 獣医師

加藤みゆき/獣医師

日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。
日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。

◎ライタープロフィール
ルエス杏鈴 犬訓練士

ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー

大好きなジャーマンシェパードとドタバタな日々。いろいろなことに愛犬と挑戦するのが大好きで、ディスクドッグ、アジリティ、警察犬の訓練など様々なトレーニングに携わった経験がある。
愛犬を迎えたことを機に犬の美しさや犬との生活の魅力を伝えるべく、ドッグフォトグラファーとしての活動開始。また、ドッグトレーニングや犬との生活を活かし、2019年4月頃より愛犬家のために記事の執筆を開始。
写真や記事の執筆を通して犬が犬として幸せに過ごせる世界づくりに携わるのが目標。

  • 更新日:

    2020.05.13

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