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健康管理 / 病気

2020.05.17

【専門家監修】愛犬に歯石ができてしまったら。治療法と予防対策を知って備えよう

あなたの愛犬の歯はきれいでしょうか?歯の健康は、犬の体の健康に大きく関係するものです。しっかり噛むことができる健康な歯を保つことは、犬の寿命にも大きく関わってくることが分かっています。
今回は、大切な愛犬のために飼い主さんが知っておきたい「犬の歯石」について詳しくご紹介します。

Author :安田 ハル/ドッグライター(監修:阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師)

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歯石とはどんなもの?犬の歯石について知っておこう

犬 歯石

人だけでなく犬も食べ物を食べたあとに歯磨きをせずそのままにしていると、歯の表面にネバネバの白い菌の固まりである歯垢(プラーク)ができてきます。
この歯垢自体は歯磨きで簡単に取り除けるものです。しかし、歯垢をそのままにしておくと唾液の中に含まれるカルシウムが歯垢に反応して、2~5日程で石灰化して硬い歯石になってしまいます。

歯石ができると、歯の表面がザラザラになるため歯垢が余計に付きやすくなり、そこに歯磨きを怠るとさらに歯石が大きく硬くなっていきます。歯石ができると歯周病や歯肉炎、口臭の原因にもなるため注意が必要なのです。また歯周病が進むと、炎症を起こした歯茎が歯を支えられなくなり抜けてしまうことも!

歯垢が歯石にならないように予防をすることが非常に大切です。

犬の口内トラブルには歯石以外にどんなものがある?

犬 歯石

犬の口内トラブルの第1位は歯周病です。
歯周病は見た目にはあまりわからない軽い症状から、歯茎に大きなダメージを与えて歯が抜けてしまう症状までさまざまです。日頃から丁寧な歯磨きをしてあげることで歯石ができるのを防ぐことができ、歯周病の予防につながります。

また、歯周病は早い段階で治療をすれば改善されるので、早期発見が大切です。

知っておきたい乳歯遺残(にゅうしいざん)のこと

歯周病以外に、犬の口内トラブルで多いものに乳歯遺残があります。
子犬の頃の乳歯は、生後10ヵ月くらいまでに永久歯に生え変わりますが、乳歯が抜けないまま永久歯が生えてくることがまれにあります。これを乳歯遺残と言い、その原因ははっきりとはわかっておらず遺伝が関係していることもあるようです。

そのため、乳歯と永久歯の間に食べカスが残りやすく、歯垢が溜まりやすくなります。また、乳歯が永久歯の成長を妨げて、嚙み合わせが悪くなることで歯石を作りやすい状態にもなりますので注意が必要です。
乳歯の状態によっては抜歯が必要になることもあるため、早めにかかりつけの獣医師に診てもらうのがおすすめです。

犬の歯石の予防対策とは?

犬 歯石

犬の歯石の予防には、毎日の歯磨きが大切です。子犬の頃から、飼い主さんに口の中をさわられることに慣れさせておくとよいですね。

歯ブラシを使って1本1本丁寧に磨いてあげましょう。犬用の歯ブラシはいろいろな形状のものが売られていますが、普段使い慣れている人用の歯ブラシと同じような形状のものが使いやすいでしょう。

また、犬が歯ブラシを嫌がる場合は、飼い主さんの指先に巻き付けて使う、ウェットティッシュタイプの歯磨きグッズをおすすめします。歯石を作らないためには歯垢をそのまま放置しないことが大切ですので、必要に応じて歯磨き効果のあるガムやロープタイプの噛むおもちゃを活用すると歯の汚れを取り除く効果が期待できます。

かかりつけの獣医師と相談の上、愛犬にあった歯磨き方法を考えてあげてくださいね。

犬にとって歯石は大敵!健康な歯は愛犬の長生きにつながる

犬 歯石

今回は「犬の歯石」についてご紹介しました。犬は人よりも歯石ができやすい口内環境です。
犬の歯の健康を守ることは、大切な愛犬の健康を維持するためにも大切なことです。毎日の積み重ねで、愛犬の大切な歯を守ってあげましょう。

◎監修者プロフィール
阿片 俊介

阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師

茨城県出身。日本獣医生命科学大学を卒業し、認定動物看護師の資格を取得。千葉県の動物病院に勤務後、動物用医薬品販売代理店にて動物病院への営業を経験。犬とのより良い暮らしをサポートできるよう、飼い主の方の気持ちに寄り添いながら、安心して正しい情報をお伝えできるよう心がけています。

◎ライタープロフィール
安田ハル ドッグライター

安田 ハル/ドッグライター

愛犬のトイプードルと暮らす楽しい毎日。
家族に寄り添って生きてくれている、健気で愛おしいこの子のために「何かできることはないだろうか」これがドッグライターを始めたきっかけでした。
幼い頃から、小型犬・中型犬・大型犬と様々な犬種と暮らした経験を活かし、愛犬家の皆さんに役立つ情報や、楽しく共感していただける記事を発信していければと思っています。
さらに知識を深めるために、動物に関する看護学・栄養学などの資格取得を目指して勉強中です。

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