レバーは犬に食べさせても大丈夫なのかを疑問に思っている飼い主は多いですよね。その疑問に対する答えは「犬はレバーを食べても大丈夫」です。スーパーでは鶏レバー、豚レバー、牛レバーなど様々なレバーがありますが、基本的にどのレバーも栄養素はよく似ており、犬に食べさせても大丈夫です。
しかし、アレルギー体質の犬はレバーを食べるとアレルギー反応を引き起こしてしまうこともあるので、様子を見ながら食べさせるようにしてくださいね。
レバーは栄養素が非常に豊富な食材です。そのため、健康のために人の食事に取り入れられることもよくありますよね。ここでは、レバーに多く含まれている栄養素と、その効果について詳しく解説していきます。
鉄分は血液のヘムグロビンに含まれるミネラルの一つです。血液中のミネラルが足りないと貧血の原因になってしまうので、鉄分を含んだ食事を心がけることは非常に大切です。
また、鉄分には吸収しやすいヘム鉄と、そうではない非ヘム鉄の2種類があります。レバーに含まれているのは吸収しやすいヘム鉄であり、貧血予防に最適です。そのため、貧血気味の犬もレバーを食べることで、貧血予防に取り組むことができますよ。
レバーにはたくさんのビタミンが含まれていますが、その中でも特に多いのがビタミンAです。ビタミンAは体の調子を整えるのに欠かせない栄養素の一つでが、犬や人は体内でビタミンAを形成することができません。そのため、食事から摂取する必要があります。
レバーはたくさんの栄養素が含まれており、たくさんのメリットがあります。しかし、犬にどんどんとレバーを食べさる前に、いくつかの注意点を頭に入れておきましょう。ここでは、犬にレバーを食べさせるさいの注意点を解説していきます。
最近では犬の生食が流行っていますが、犬に生肉を食べさせるのにはいくつかのリスクも伴います。そのため、犬の生食についての知識があまりない人や、生食をあげるのが不安な人はレバーをしっかりと加熱して食べさせるようにしましょう。レバーの加熱をすることで表面の細菌を殺し、さらに安心して犬に食べさせることができますよ。
レバーなどの慣れない食べ物を犬に食べさせすぎないようにすることは大切です。レバーの食べ過ぎは犬の嘔吐や下痢を引き起こしてしまう可能性があるので、特に初めのうちは少量ずつ食べさせるように心がけましょう。また、犬に不調がみられたら、直ちにレバーを食べさせるのをやめるようにしてくださいね。
さらに、レバーに含まれている栄養素があまりにも豊富なため、レバーを犬に食べさせすぎてしまうと、鉄分やビタミンAの過剰症を引き起こしてしまうこともあります。
ここでは、犬にレバーを食べさせることについて詳しく解説していきました。レバーを犬に食べさせるのにはたくさんのメリットがあると同時に、注意点もいくつかあります。レバーを犬に食べさせる場合は、よく加熱し、食べさせすぎには注意をすることが大切です。レバーを犬の食事に取り入れ、さらに健康な毎日を楽しんでくださいね。
参考文献(※1)厚生労働省 e-ヘルスネット