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食べもの

2020.06.15

話題のイギリス産フード・カナガンは本当に犬に有効?特徴を徹底分析してみた!

インターネット上で話題のドッグフード「カナガン」をご存知ですか?グレインフリー、獣医師推奨のドッグフードとして、安心安全を謳い文句にしているカナガンは、動物性たんぱく質の含有量が60%。犬にとって理想的なたんぱく質量が配合されたドッグフードと考えられています。イギリス本国では、日本で発売されているチキンの他にサーモン、ターキー、カモ、キジなどライフステージに合わせて豊富なラインナップがありますが、日本での発売は残念ながらチキンのみです。今回は、カナガンのこだわりや原材料、口コミについてご紹介します。

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士、犬の東洋医学生活管理士2級

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ドッグフード「カナガン」の特徴は?

犬 フード カナガン

犬の先祖であるオオカミの食生活を再現するべく考えられたカナガンレシピは、動物性タンパク質である肉の含有量が多く、犬が本来必要とする食材が豊富に使用されているのが特徴です。グレインフリーをベースに考えられたレシピは、入手が可能な限り最高級の食材を使用。すべての原材料にはパッチテストを行い、味・栄養価ともに高い水準をクリアしたものだけをセレクトしているのが特徴です。

たんぱく質にこだわったレシピ

犬には穀物を消化できる消化酵素アミラーゼが非常に少ないことを考慮し、すべてのレシピから穀物を排除。グレインフリーのドッグフードがカナガンの特徴です。犬が野生で生きていた時代の「犬の体に必要な食事」に可能な限り近づけることにこだわり、肉をより多く配合したレシピ作りがされています。そのためカナガンのレシピでは、ドッグフード全体の60?65%を肉が占めています。

生産者の顔が見えるドッグフード作り

原材料にこだわるカナガンでは、ドッグフードに使われる原材料生産者を厳選しています。ここには、「本物の高品質なドッグフードを作りたい」という創業者のこだわりがあります。創業者であるエドワード氏は、さまざまな調査・研究を経て、自らドッグフードの開発を行ったのです。自らもグレインフリーの食生活にこだわることで、健康を実感。カナガンのドッグフードは、長い期間にわたって研究を重ねてきたエドワード氏の集大成とも言えるドッグフードなのです。そのため、最も気を配ったのが原材料選び。人も食べることができる新鮮でハイクオリティな原材料を使用し、人間用の食品工場で加工したものを使用しています。イギリスでは、数々の賞を受賞していることもカナガンの信頼の証です。

安心・安全にこだわったシステム

パッケージに記載された製造番号と出荷後の追跡システムによって、出荷後も品質に問題がないことを確認しているカナガン。ペットショップなどでは販売されておらず、イギリスから直輸入して消費者の手元へ直接届けることができる「直販システム」が特徴です。通常は2kg3960円のカナガンチキンですが、定期コースの場合は割引や特典もあります。また、常備フードとして役立つウエットタイプは400g入り、3缶セットが3200円です。

カナガンの基本情報

カナガンは、ドライフードだけでなくウエットフードもあります。どちらもチキンを主原料としたグレインフリーのもの。ここでは、ドライフードの主な原材料についてご紹介します。

フリーレンジ・ノーフォーク・チキン

イギリスのノーフォークで伝統的なノーフォーク家禽農家とチームを組み、愛情を込めて飼育された放し飼いのチキンを使用しています。放し飼いは、日本では平飼いとも呼ばれている飼育方法で、鶏が地面を自由に動き回ることができるため、よく運動でき健康的に育てることができるというメリットがあります。より自然に近い形で飼育された鶏は、薬剤に頼ることなく丈夫で健康な生活を送ることができるのです。放し飼いの鶏には、良質なたんぱく質はもちろん、ビタミン、リン、セレンが豊富に含まれています。

サツマイモ

カナガンの特徴は、すべてのドッグフードにサツマイモが配合されているところ。サツマイモは抗酸化物質が豊富に含まれ、食物繊維が有効に摂取できる野菜です。サツマイモは、時間をかけてゆっくり消化・吸収されるため、胃腸に負担がかからずに摂取でき、有効なエネルギー源として活動的な犬をサポートします。

海藻

ミネラルを豊富に含んでいる海藻は、ドッグフードで不足しがちなヨウ素を補うために必要な食材です。その他、海藻には豊富な食物繊維が含まれており、腸内環境を整えるために有効。良質な脂質が含まれているのも特徴です。

ハーブ

カナガンに配合されているハーブは、マリーゴールド、クランベリー、カモミールの3種。若返りのハーブとも呼ばれ、古代エジプトの時代から薬として用いられてきたマリーゴールドは、抗炎症作用、抗菌作用が期待できることで知られています。また、クランベリーに含まれる特殊な成分「キナ酸」は、膀胱炎・尿道炎などに効果的。泌尿器系を健康に保つために役立ちます。ハーブティーで人気のあるカモミールは、胃の粘膜を修復する「アズレン誘導体」という物質が含まれ、消化機能を整える効果があります。また、リラックス効果や皮膚、被毛を健康に保つ効果も期待できます。

カナガンの原材料とは

文章

カナガンチキン

犬の体が本来求めていると考えられている栄養素、たんぱく質と炭水化物の比率を専門家の分析をもとに、バランスよく配合した高タンパク・低炭水化物のドッグフードです。
対応犬種:全犬種
主原料:チキン60%
原材料: 骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂3.1%、乾燥全卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、ミネラル(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン(ビタミンA 16,250IU/kg、ビタミンD3 2,400IU/kg、ビタミンE 240IU/kg)、グルコサミン1000mg/kg、メチルスルフォニルメタン(MSM)1000mg/kg、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン700mg/kg、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニスの実、コロハ

カナガンドッグフードチキンウェットタイプ

ドイツの工場で作られているチキンたっぷりのウエットタイプは、栄養価の高いレシピ。嗜好性も高まりやすいので、トッピングとしても最適です。
対応犬種:全犬種
主原料:チキン65%
原材料:骨抜きチキン生肉(65%)、サツマイモ、プレバイオティクス(チコリー、バナナ)、ニンジン、エンドウ豆、ブロッコリー、ビタミンD3、ミネラル類(硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン、無水ヨウ素酸カルシウム)、緑イ貝、サーモンオイル、リンゴ、ホウレンソウ、海藻、パセリ、ユッカ、ローズヒップ、イラクサ、マリーゴールド、アカニレ、アニス、セイヨウハッカ、ローズマリー

カナガンの口コミ

小型犬や子犬でも食べやすい小粒タイプで、食いつきと栄養バランスの良さが評判のカナガン。実際にはどうなのでしょうか。カナガンドライフードの口コミをインスタグラムで調べてみました。

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#こてつ飯 は定期便 . 送料無料になるように、3袋まとめ買いしてます2ヶ月くらい持ちます. はじめはペットショップでもらったロイヤルカナンをあげてたけど、なくなるタイミングで#カナガン に替えました. 『こてつの体を作るものだから、ご飯は体にいいものを!』とパパに言われたものの、 犬を飼うのがはじめての私はドッグフードの違いがわからず、めっちゃネットで調べまくりました . 当時はこてつが体調崩して生死を身近に感じた直後だったこともあり、栄養のあるものを食べさせてあげたかったのもありました . カナガンに替えて、毛質がフワフワになったり、目ヤニが出なくなったり、がしっかり出るようになったり、変化がよくわかりました ほんとにご飯で変わるんだな〜と実感. こてつには合ってたようで、それ以来、今のところ問題ないのでずっとコレ. お高いけどね…(本音 . これに#ペッツメルト をシュッシュして、#菌活 もしてます . . 今日もおいしくいただきました . . #こてつ飯 #定期便 #いただきます

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ここ1ヶ月ほとコロコロが出ないムギ。 形はあるけど柔らかくて、ご飯を抜いてみたり量を減りしてみたり、ビオフェルミンを飲んでみたりしたけど改善なし。 素人目で、食欲もあるし走り回っていつも通り元気そうに見えるが、気になるので先生にも見てもらい、特に気になるとこはないそうなので血液検査をしてもらうことにした。 今のフードに変えてから一気に食べてくれるし残すこともなく病気なしなので安心してたが、この際フードを変えてみようとダンナ推しのカナガンを試すことに。 先生曰く、ビオフェルミン飲んでもなんら変わらなくても、食物繊維のフードあげて一発で治る場合もあるという。 一割ほどづつ毎日増やしているが、少し前よりいい感じになってきたような… そして何よりカナガンにしてから前のフードよりムギがフンフン催促するから美味しいんだろう! 食べっぷりもよし! 早くコロコロになるといいな #コーギー #コギスタグラム #犬のいる生活 #いぬのいる暮らし #うんち #うんちがゆるい #ビオフェルミン #カナガン #canagan #イギリス #食べっぷりがいい #はやく #良いうんち #出ますように #元気でありますように #corgi

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日本ではチキンしか入手できないのが残念

犬 フード カナガン

カナガンは、日本で発売以来独自のプロモーションを展開してきたことで知られるドッグフードです。一時は、インターネット上のさまざまなウエブサイトで高評価を受けていたカナガン。このプロモーションがあまりにも目立つことから悪評も高まり、本来のドッグフードの良さが伝わらなくなっていたことも事実です。また、128名中101名が推奨すると答えたことから、獣医師の81%が推奨と誤解を招くような表現をしているところも残念な点です。これは日本に限った話で、イギリスではこのような表記はされていません。イギリス本国のHPを調べると、チキン以外のラインナップも充実し、口コミでも高評価を受けています。高品質なドッグフードだけに、プロモーションのあり方で評価が左右されてしまうことがとても残念な気がします。

◎ライタープロフィール
西村 百合子

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士、犬の東洋医学生活管理士2級

ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。
現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。

  • 公開日:

    2020.05.01

  • 更新日:

    2020.06.15

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