
プードルは、大きさによって呼び名が異なります。一番大きな体格を持つのがスタンダードプードル、その次にミディアムプードル、一番小さいのがトイプードルです。
ジャパンケンネルクラブ(JKC)の定義によると、成犬のトイプードルの身体の大きさに関する基準は「体高24cm~28cm」とされており体重の基準はありません。
10kg以下の小型犬の場合、成犬になるまでには約1年程度掛かると言われています。それ以降は急激な成長はありません。
1年以内のパピー期(幼犬期)のうちに社会化させることがとても大事です。
どの犬種にも共通して言えることですが、犬のしつけはパピーのあいだが最も覚えさせやすい時期です。
成犬になってからだと性格やクセが固定されてしまいますので、教えるのが難しいことが増えていきます。子犬で迎える場合は、パピー期のうちに出来る限りのしつけを心掛けましょう。
外でしか排せつしない子も中にはいるものの、大雨や台風などの悪天候時や災害時に備えて室内でのトイレトレーニングを考える方が多いでしょう。最初は失敗することもありますが、トイプードルは賢い犬種なので正しい方法で根気強く教えればきっと覚えてくれます。
ちょうどパピーの時期にお散歩デビューするトイプードルも多いと思います。明るく活発な犬種だからこそ楽しいお散歩にしたいものですよね。
リードを持って飼い主さん自身でリーダーウォークを率先しましょう。散歩中に猫を追いかけたり、他の犬に吠えるといったトラブルに備えましょう。
パピー期の歯が弱いあいだは、ドライフードをお湯でふやかして与えましょう。一年未満はパピー用、その時期を過ぎると成犬用フードに切り替えますが、与えているフードのパッケージに記載の内容を参考にするのがおすすめです。もちろん飼い主さんが栄養価の高い食材を選んで、手作りごはんをつくるのも良いでしょう。
アレルギーの有無が分かるのもこの頃なので、皮膚を痒がったり目が充血したりしてないか注意深く見守ってください。自分で体の不調を訴えることができないだけに、健康管理のためにも定期的にかかりつけの動物病院で健診を受けることをおすすめします。
毎日遊んだり、散歩に行ったり、身近に接することはどんな犬種でも同じことですよね。特にトイプードルは喜びを全身で表現してくれる特徴がありますから、飼い主さんでなくても見れば微笑ましいものです。パピーから成犬へ成長していく過程の中で、しっかりとスキンシップを取って健康な生活を送ってくださいね。
明石 則実/動物ライター
フリーライターとして動物関連や歴史系記事の執筆を多数おこなう。柴犬と暮らす傍ら、趣味の旅行や城めぐりで愛犬と駆け回る週末。
愛犬家の皆さんにとって、お悩みを解決したり、有益な情報を発信することを心掛けています。