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犬種図鑑

2020.05.15

「穏やかな巨人」の異名を持つ『キングシェパード』はどんな犬種?

キングシェパードと言う犬種をご存知でしょうか?日本でもよく知られているジャーマンシェパードドッグを大きくしたハイブリット犬種です。原産国であるアメリカでもまだ珍しい犬種で、日本で見かけることはまずないでしょう。ここでは、そんな希少犬キングシェパードの歴史から性格、飼い方のコツなどを紹介していきます。

Author :関 ゆりな/ドッグライター

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キングシェパードの歴史

キングシェパードは、1990年にアメリカで生まれたデザイナードッグです。日本でもよく知られているジャーマンシェパードドッグとシャイロシェパードと言うアラスカンマラミュートの血が入った犬種との交配により誕生しました。
ジャーマンシェパードドッグの大型化と遺伝性問題の改善、優秀な警察犬や救助犬、盲導犬などを育成することを目的として作出され、より丈夫な身体と非常に穏やかな性格を持ちます。

キングシェパードが所属する犬種グループとは?

キングシェパードは、比較的新しい犬種のためまだまだ頭数も少なく、アメリカのケネルクラブにおいても公認されていません。そのため、どの犬種グループにも属していませんが、元となるジャーマンシェパードドッグが「牧畜グループ」に分類されているため、キングシェパードもいずれはこちらに分類されるかもしれませんね。

キングシェパードはどんな性格?

キングシェパードは、巨大な体に反して非常に穏やかです。アメリカでは「穏やかな巨人」と呼ばれているほど、温和で調教性が高い性格をしています。飼い主に忠実で愛情深く、攻撃的ではないため子供や他のペットとも仲良くすることができます。

キングシェパードの上手なしつけ

キングシェパードは非常に賢く物覚えもいいため、しつけは比較的入りやすい犬種です。飼い主を喜ばせたいという欲求が強く、教えれば教えるだけどんどん吸収できます。前向きな性格を生かし、叱るよりもよく褒めることを重点としてトレーニングをするとより効率的になります。

キングシェパードの平均寿命と適正体重

超大型犬のキングシェパードの適正体重や運動量、寿命について紹介していきます。

適正体重は?

キングシェパードの適正体重は40~68kgとされています。元となったジャーマンシェパードドッグの適正体重は30kg~41kgですから、キングシェパードがどれだけ大きいか想像できますね。まさにキングの貫禄を持った犬種と言えるでしょう。

多くの運動量が必要!

基本的に超大型犬は運動量がそれほど必要ではありませんが、キングシェパードはその大きさからは想像できないほどの運動能力と持久力があり、多くの運動量を必要とします。
朝晩1時間ずつの散歩が好ましく、ただ歩くだけの散歩では運動量をカバーできないためジョギングなどを取り入れてあげましょう。
また、散歩の他にハイキングなどのアウトドアやドッグスポーツなどを一緒に楽しむこともできます。運動量が不足するとストレスを溜めてしまう可能性があるので注意しましょう。

平均寿命は?

キングシェパードの平均寿命は10~11年です。少し短く感じますが、体の大きい超大型犬としては平均的な寿命です。
かかりやすい病気として、大型犬に多い肘関節異形成症や甲状腺機能低下症、フォンビレブランド病などがあります。長生きしてもらうためには、早期発見・治療が大切なので定期的な健康診断を受けると共に、気になることがあればすぐに動物病院に相談する習慣を付けましょう。

キングシェパードの被毛の特徴

キングシェパードの被毛には、硬い毛質の短毛タイプと軽くウェーブかかった長毛タイプの2種類あります。どちらの被毛も季節の変わり目に換毛期があるダブルコートであるため、抜け毛はかなり多いです。

上手なお手入れ方法

普段は週2~3回ブラッシングを行い、抜け毛が最も多くなる換毛期には、できれば毎日ブラッシングを行い死毛を取り除く必要があります。特に長毛タイプはもつれやすく毛玉ができやすいため、根元から入念にブラッシングしてあげましょう。

「穏やかな巨人」と呼ばれるキングシェパード

ジャーマンシェパードドッグを大きくしたキングシェパードは、大きな体と穏やかな性格でアメリカではすでに多くの愛好家の心を掴んでいるようです。
とはいえ、アメリカでも飼育頭数は少ないため、日本でブリーディングされるのはまだ先かもしれません。この魅力溢れる犬種が日本にやってくる日を心待ちにしましょう。

◎ライタープロフィール
関 ゆりな ドッグライター

関 ゆりな/ドッグライター

ビションフリーゼのココメロ(1歳)とのんびり暮らすフリーランスライター。ココメロの健康のため栄養満点の手作り食を作るべく、栄養学について勉強中。
長年犬を飼ってきた経験を元に、愛犬との生活がより充実できるような、愛犬家の皆様のためになる情報発信を目指します。

  • 更新日:

    2020.05.15

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