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犬種図鑑

2020.12.03

ポメラニアン×ヨーキーでポメキー!賢い性格や病気、飼い方の基本

近年、純血種同士を交配させて誕生するミックス犬に人気が集まっています。昔はペットショップというと純血種の犬ばかり展示されていましたが、今では当たり前のようにミックス犬を見かけるのではないでしょうか。ここでは、ミックス犬「ポメキー」についてご紹介します。

江野 友紀/認定動物看護士

ポメキーはポメラニアン×ヨーキーのミックス犬

ヨークシャーとポメラニアンが並んだショット

ポメキーは、ボリュームのある被毛が印象的なポメラニアンと、日本では「ヨーキー」の愛称で親しまれているヨークシャーテリアを交配させたミックス犬です。それぞれの犬種には次のような特徴があります。

ポメラニアン

4頭並んで写真におさまるポメキーの子犬

ドイツ原産のポメラニアンは、サモエドが祖先とされています。サイズは体高が約20cm、体重は1.8~2.3kgが理想とされており、ふさふさとした豊かな被毛が生え揃っています。つぶらな瞳と尖った小さな耳が特徴的です。

ヨークシャーテリア

花畑を弾むように走るポメキー

イギリス生まれのヨークシャーテリアは、ネズミ捕りを目的として誕生しました。体重は3.2kgと定められており、被毛は光沢がありシルクのようです。毛色はスチールブルーといわれる犬種独特の青灰色の毛とタン色の毛で構成されていますが、子犬の頃はみなブラックタンで、成長するにつれて毛色が変化します。

ポメキーの性格は両親次第で比較的社交的

屋外でかごの中に愛らしくおさまるポメキーの子犬

ポメキーに限らずミックス犬の性格は、両親のどちらかに似る傾向があります。その子によって、どちらの親犬の性格が強く出るか分からないので一概にポメキーの性格を語ることはできませんが、まずは親犬の性格から見ていきましょう。

ポメラニアンとヨークシャーテリアの性格

ポメラニアンは活発で物覚えが良く、人と遊ぶことが大好きです。また、注意深く繊細で少し気が強い一面もありますが、幼い頃からきちんとしつけることで良い伴侶になります。
ネズミ捕りを目的として作出されたヨークシャーテリアは、狩猟本能があり賢く勇敢で、典型的なテリア気質の持ち主です。負けん気が強く、頑固で自己主張することもありますが、飼い主には深い信頼を寄せます。

ポメキーの性格

ポメラニアンとヨークシャーテリアは、どちらも賢く少し気が強いところがあります。甘やかして育ててしまうと問題行動に繋がる可能性があるので、子犬の頃から正しくしつけることが大切です。初心者にはあまり向いていないかもしれません。しつけが成功すれば、飼い主に忠誠心のある良きパートナーになるでしょう。

ポメキーは抜け毛の多いタイプならこまめな手入れを

暖かそうな毛布にくるまって今にも寝そうなポメキー

ポメラニアンとヨークシャーテリアの被毛の特徴には違いがあり、ポメキーはどちらの犬種に似るかによってお手入れの方法が少し異なります。

ポメラニアンの特徴を強く受け継いだ場合

ポメラニアンの被毛は二重構造で、身体の表面を覆うオーバーコートとその下に密生するアンダーコートがあります。このような構造をもつダブルコートの犬種は、換毛期になると抜け毛の量が増えるため、ブラッシングで不要になった毛を取り除く必要があります。

トリミングでのバリカンの使用は要注意

ポメラニアンはバリカンでサマーカットにすると毛が生えてこなくなったり、スカスカになりきれいに生え揃わないことがあります。これを「脱毛症X」や「アロペシアX」などと呼びます。ポメラニアンの毛質の特徴を受け継いだポメキーもこのような体質を受け継いでいる可能性があるので、バリカンでカットする場合にはトリマーさんによく相談しましょう。

ヨークシャーテリアの特徴を強く受け継いだ場合

ヨークシャーテリアの被毛はシルクのように美しく、細くサラサラとした手触りです。この被毛が長く伸びると毛が絡まりやすくなり毛玉になってしまうため、毎日のブラッシングは欠かせません。ヨークシャーテリアはアンダーコートをもたないシングルコートの犬なので、抜け毛は比較的少ないでしょう。お手入れしやすくするためにも、定期的にトリミングしましょう。

ミックス犬ポメキーのオンリーミネラルの魅力を大切に終生飼育を

室内でリラックスした表情を見せるポメキー

同じ小型犬でも、容姿や特徴が異なるポメラニアンとヨークシャーテリア。両親の特徴を受け継ぐポメキーは、成長すると共に少しずつ変化する外見が変化し.、飼い主を楽しませてくれるでしょう。甘やかして育ててしまうと様々な問題を引き起こす可能性があるので、正しくしつけて生涯大切にしましょう。

◎ライタープロフィール
江野友紀 認定動物看護士

江野 友紀/認定動物看護士

地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。
ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。
普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。
ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。

  • 公開日:

    2020.05.12

  • 更新日:

    2020.12.03

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