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犬種図鑑

2020.05.24

ケアーン・テリアってどんな犬?歴史や特徴・育て方のポイントを解説【犬種図鑑】

日本では見かける機会が少ないレア犬種のケアーン・テリア。愛玩犬化するために手を加えることなく、本来のテリア気質を保持して引き継がれており、特に生粋のテリアファンから人気を集めています。そんなケアーン・テリアはどんな犬なのか、歴史や特徴、育て方のポイントをご紹介します。

Author :新井 絵美子/動物ライター

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ケアーン・テリアの歴史

ケアーン・テリア

ケアーン・テリアの原産国は、イギリス・スコットランドです。作出の土台となった犬はスコティッシュテリアで、のちにスコティッシュテリアから枝分かれしたテリア種の中の1種「ハードヘアード・テリア」から誕生しました。

主に積石の隙間や岩場の穴に入って、ネズミやキツネ、ウサギなどの小動物を捕獲する狩猟犬として活躍していました。 そして時は流れ、狩猟犬から家庭犬へとなっていったケアーン・テリアですが、愛玩犬化を目指して育種されていないので、テリアらしい外見と気質が現在まで引き継がれています。

ケアーン・テリアの特徴

ケアーン・テリア

ここでは、ケアーン・テリアの特徴を詳しくご紹介します。

身体的な特徴

ケアーン・テリアの標準的な体の大きさは、体高28?31cm、体重6?7.5kgで、小型犬に属します。ピンとした三角の立ち耳で頭部が広く、顔周りには飾り毛が生えています。体が小さいながらも足ががっしりとしており、前足に体重をかけたような前傾姿勢の立ち姿も特徴の1つです。

毛色のバリエーションは豊富で、以下が存在します。

・ブラック
・グレー
・レッド(赤みを帯びた茶色)
・クリーム
・ウィートン(小麦色)
・ブリンドル(地色に他色の差し毛が混ざっている毛色)

ブリンドルにおいては、子犬から老犬になるまでの間に、たびたび毛色が変わることがあります。

性格の特徴

明るく活発で、飼い主に愛情深く接してくれます。好奇心旺盛で体を動かすことが好きなので、一緒に遊んであげると喜びます。 また、テリア気質ならではの強気な性格で、怖いもの知らずの勇敢なところも特徴です。攻撃的ではありませんが、頑固で譲らないところがあります。

ケアーン・テリアの育て方のポイント

ケアーン・テリア

犬種によって特質が異なるため、同じ小型犬であっても育て方のポイントはそれぞれ異なります。では、ケアーン・テリアの場合は、どのような点に気をつけて育てればよいのでしょうか?

運動

もともと狩猟犬だったため、小型犬ですがそれなりの運動量が必要です。1回30分程度の散歩を1日2回するようにしましょう。

また、散歩コースを日によって変え、好奇心を満たしてあげることも大切です。加えて、時々ドッグランで走り回って遊ばせてあげるのもよいでしょう。運動量が足りないとストレスが溜まり、無駄吠えをするようになることもあるので、運動欲求を満たしてあげるようにしてください。

しつけ

ケアーン・テリアは賢いですが気が強くて頑固なので、根気よくしつけができる人に向いています。毅然とした態度で接し、「指示したことができたら褒める」を何度も繰り返して、教えていきましょう。犬のペースに振り回されないようにしてくださいね。

また、もともと小動物を捕獲するために用いられていた犬種なので、猫や鳥などを見ると衝動的に追いかけようとするところがあります。そのため、アイコンタクトを取りながら「マテ」や「フセ」をできるようにして、追跡衝動を抑えられるようにしておく必要もあります。

ケアーン・テリアは飼育経験豊富な方向けの犬

ケアーン・テリア

ケアーン・テリアは、素朴さが感じられるかわいい外見や、快活で勇敢な性格などが魅力です。テリア種の中でもテリア気質が色濃く残っており、多くのテリアファンから人気を集めていますが、勝気で頑固な性格が全面に出てしつけがしにくいところがあります。そのため、犬の飼育経験がある人に向いている犬と言えます。テリア種ならではの特質を十分に理解してから、迎え入れるようにしましょう。

◎ライタープロフィール
新井 絵美子 動物ライター

新井 絵美子/動物ライター

2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。
過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。

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